ガンリュウ
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がんりゅう
山根和俊による、剣豪・佐々木小次郎を主人公とした漫画作品。もしくは世界樹の迷宮に登場するNPCキャラクターの名前。
ギャンブルフィッシュで知られる山根和俊が月刊少年ジャンプに2000年から2003年まで掲載していた異色の時代劇アクション漫画。全8巻。
タイトルにもなっているガンリュウとは主人公・佐々木小次郎の剣法「巌流」のことであり、作中では小次郎自体をガンリュウの異名で呼んでいる。男塾や武者ガンダムのようなバカバカしい当て字の飛び交う、時代劇の範疇を越えたぶっ飛んだアクションが売り物であり、作者の趣味なのか非常におねショタ色の強い作品になっている。
設定などは吉川英治の影響が大きい。
読切版(8巻収録)ではガンリュウは長身に前髪頭という一般的なイメージに近い姿であり、1巻の扉絵等でもこちらの姿でのイメージ映像が見られる。
時は1612年。強くなりすぎて対戦相手がいなくなってしまったガンリュウこと佐々木小次郎は、ある日タケゾウ(宮本武蔵)と出会い、その二刀流に見惚れる。ガンリュウは武蔵との決闘を申込み、巌流島にて真剣勝負が執り行われる。しかし、決闘のさなかガンリュウは背後から現れた気配に気を取られ、武蔵の一撃を胸に受けてしまう。武蔵とガンリュウを襲おうとしたのは、他流剣術抹殺を狙う柳生宗矩一味の放った刺客だった!
ガンリュウは奥義『空牙』で刺客を返り討ちにするが、胸の傷が原因で戦闘不能に。武蔵は傷がいえたら再び雌雄を決しようと約し、ガンリュウはそれを受諾して倒れた。
1年後、療養したガンリュウは武蔵との再戦を望み故郷を後にする。江戸幕府成立後にくいっぱぐれた野武士や盗賊を次々に懲らしめ、東へと向かうガンリュウ。しかし、他流抹殺を図る柳生忍軍がガンリュウに、そして武蔵にその刃を向ける…。
以下、★は実在の人物
ガンリュウとその仲間
- ガンリュウ(佐々木小次郎)★:主人公。まだ10代前半と思われる少年だが、空牙を自在に使いこなす天才剣士。基本的におっぱいと飯のことしか考えてないどっかの始まりの魔法使いみたいなヤツだが、友情に篤く恩義は必ず返そうとする熱血漢。年上好き。一人称は「オイラ」で挨拶が「シクヨロ」という変な言葉づかいでしゃべる。
- 蘭花:ガンリュウとひょんなことから行動を共にすることになったくノ一の少女。関西弁でしゃべる。母親は影狼一族の忍者「くノ一お乱」だったが、彼女への愛ゆえに里を抜け、追忍から蘭花を守るために自爆して果てた。
- 佐々木杏寿:ガンリュウの師匠、佐々木勢源の孫娘。25歳。巨乳で長身の美女。男児に恵まれなかった巌流の正統後継者として育てられていたが、才能が無かったため途中で小次郎に家督を奪われた…のだが、絶え間ない鍛錬により小次郎に匹敵するほどの剣術(空牙は使用できず)を得ている。小次郎のことはただのスケベなクソガキとしか見ていなかったが、次第に心を通わせていく。
- 雷蔵:生体電流を雷に変えて撃ち出すことのできる青年。東北弁でしゃべる。琵琶をかき鳴らすことで雷をコントロールすることができる。
真田家
- 真田幸村★:智将の異名を持つ大名。紀州に蟄居を命じられている。スケベだが人望に篤く、部下からは慕われている。佐助のことを本当の息子のようにかわいがっている。
- 猿飛佐助:幸村配下の真田十勇士の一角。クールな美少年忍者で、たぐいまれなスピードを生かした接近戦を得意とする。元は半蔵の支配する伊賀出身の暗殺者だったが、幸村の人望を慕って寝返った。猿を飼っている。
- 霧隠才蔵:真田十勇士の一角。イケメン忍者。徳川家の鉄砲玉にされていた佐助を捕まえた張本人。今では佐助の兄貴分。
- 三好清海入道:真田十勇士の一角。柳生忍軍から武蔵を保護した巨漢の僧兵。
- 轟拳八:土佐の空手道場出身の空手家の青年。弱い自分と決別し、悪人に虐げられる人々を守るために空手を始めた。
武蔵一門
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