概要
声:岩田光央
破壊神シャンパは、アニメ『ドラゴンボール超』に登場するキャラクター。
第6宇宙の破壊神で、第7宇宙の破壊神ビルスとは双子の兄弟(どちらが兄か弟か不明)。付き人はウイスの姉・ヴァドス。破壊神とその天使は酒関連の名前であり、シャンパは当然シャンパン由来。
青のビルスとは対称的に赤を基調とした衣装を身に着けている。脂肪分の取りすぎで肥え太っている。破壊活動も作中ではヴァドスに行わせている姿がよく見られた。
ヴァドスが非常に忠実なため、ある意味ビルス以上に自由奔放。歯磨きやお風呂等の生活習慣に厳しいウイスに対し、ヴァドスは最終的にはシャンパの言いなりという状態で、ダイエットすら進まない。
ただし、ヴァドスは本当にシャンパの命令通りの事を全てやってしまう為、時にシャンパの思惑を超えた行動をとりシャンパを仰天させる。小休止回で行われた野球の試合では、ビルスを「チョロい」と言ったその直後にヴァドスに運動する事を懐柔されていて、自身もだいぶチョロい。しかもこの時ヴァドスにさん付けをしている。
なお、作中ではっきりとは言及されていないが、「“未来”トランクス編」での未来トランクスがいる世界では、全宇宙の界王神がゴクウブラックによって殺害され、界王神と命を共有している破壊神も全員死亡したため、シャンパも死亡したと思われる。
性格
物臭で、相手がいると大人げなく煽ったり対抗心むき出しにしては地団太を踏み、一言で片づけるならわがままな子ども。
無軌道ながら超越然とした傲慢さで神らしいビルスに比べると、かなり俗っぽい。
それ故に、一般常識に通じ、義理を通す面もあり、善人への酷い仕打ちには抵抗を覚える良識を持っており、本性を秘していたフロストに対しては共感を覚えていたが、本性を顕わにしても「勝てば活動を支援する」と言う約束自体は破棄しないなど印象よりは責任感は強い。
ちなみに、ヴァドスは試合に負けたら支援はしないと言っていたのだが、それに対してシャンパは「可哀想じゃね?」と答えている。また、野球の試合では超サイヤ人ブルー状態の孫悟空のボールを受けた孫悟飯に、「…タフだな。」と褒めている。ここからも、シャンパの一面が読み取れるだろう。
しかし、トーナメントの敗北が決定したときは第6宇宙の参加選手を皆殺しにしようとするなど凶暴な一面も(手の平を返したわけではなく、最初から負けたらただでは済まさないと明言している)。
実力
強さはビルスとほぼ互角。
ヴァドスが言うには、ビルスとどちらが強いかは体型を見ればわかるとの事(シャンパは自分が弱いと言われたと思ったがその意図は明らかになっていない)。また、ビルスとシャンパの二人の破壊神が戦うと第6宇宙と第7宇宙、両宇宙共に消滅を免れない為、仲が悪いが直接戦わないようにしている。
ちなみに、ゼノバース参戦時にも実力はビルスと互角と説明されている。
シャンパ自身によると、ヒットの時飛ばしやキャベの超サイヤ人などを加味しても、第6宇宙チーム全員を皆殺しにできるらしい。
あくまで自称だが、キャベ達はシャンパの怒りに恐怖で凍りつき、ヒットも苦悶の表情を浮かべるなど、口だけではない様子がある。
漫画版
アニメに先駆けて「破壊神ビルス編」から登場。超ドラゴンボールを探し求め第7宇宙で暗躍する。当編ではビルスと同じ口調で話していたが、続く「フリーザ復活編」からはアニメと同じ乱暴な口調に変更になった。
ビルスより弱いかのような発言があったが、実際にはほぼ互角の模様。
界王星でのビルスと悟空の戦いの際には、第7宇宙の星を破壊して回っていた。
実は「フリーザ復活編」におけるフリーザ復活の間接的な元凶でもある。ビルスと悟空が地球で戦い始めた頃、シャンパはソルベ率いるフリーザ軍の残党を攻撃しており、彼がフリーザ軍のナンバー2・ガラナを殺害した事が要因となり、ソルベはフリーザ復活を決意する事となったのである。
また漫画版では過去に行われたビルスとの戦いが描かれている。
追跡する気弾でビルスを追い詰めた他、星を一撃で粉々にする蹴りには、さすがのビルスも焦りの表情を見せていた。
ゲーム
ドラゴンボールゼノバース2
本編には登場せず、DLC第二弾から登場する。
ストーリーでは時空改変により暴走し悟空とヒットの試合に乗り込んできたキャベやフロスト達を本人達が納得しているからと無理矢理な解釈をしビルスにどやされている。
パラレルクエストでは破壊神と天使のダブル兄弟と戦ったりシャンパと地獄巡りをすることが出来る。地獄巡りではターレスやクウラなどと戦うが流石破壊神と言うべきかプレイヤーと共に撃退している。ちなみにシャンパ本人は地獄は温泉などがある安らげる場所だと思っていた模様。
ドラゴンボールヒーローズ
ゴッドミッション7弾でURとCPで初登場。ちなみにゴッドミッション6弾でもその存在はPVなどで触れられていた。
悟空とビルスとの超ユニット技では協力技のはずなのに終始喧嘩をしたビルスを追いかけまわしその時の流れ弾で多数の星を破壊し、敵にまで流れ弾を当ててしまうというユニークな演出となっている。