公共交通機関そのものについてはタクシーを参照のこと。
概要
爆走タクシードライバー・ダニエルとドジ警官のエミリアンが悪者を追いかけてとっつかまえるフランス産のカーアクション・コメディ映画。
マルセイユを中心に、続編ではパリやアルプス、モナコまで舞台となる。
悪党の方も国際色豊かで、『②』では日本のYAKUZAが登場する。ニンジャ～!
オリジナルシリーズが4作ある他、アメリカ・ニューヨークを舞台に変えたハリウッド版リメイクまで作られた(『TAXI NY』)。
『TAXi』とiが小文字になるのがより正しい表記。
シリーズ一覧
| タイトル | 製作年 | 監督 | 配給 |
|---|---|---|---|
| TAXi | 1998年 | ジェラール・ピレス | コムストック |
| TAXi② | 2000年 | ジェラール・クラヴジック | 日本ヘラルド映画(日本) |
| TAXi③ | 2002年 | ジェラール・クラヴジック | アスミック・エース(日本) |
| TAXI NY | 2004年 | ティム・ストーリー | 20世紀フォックス |
| TAXi4 | 2007年 | ジェラール・クラヴジック | ヨーロッパ・コープ/アスミック・エース(日本) |
- 『NY』以外のオリジナルシリーズではリュック・ベッソンが脚本も手がけている。
- 『NY』でもオリジナルと同じサミー・ナセリが出演する予定だったが、スピード違反で逮捕されたため、黒人女性歌手のクイーン・ラティファに変更になった。
- 『③』にはシルヴェスター・スタローンがカメオ出演している。
- 『4』では配給会社が話題を作ろうと、メインキャストの吹き替えをオリエンタルラジオ、眞鍋かをり、高田純次にやらせたため、従来の吹き替えファンからブーイングが起こった。ソフトには従来キャスト版と両方が収録されている。
登場人物・キャスト
ダニエル - サミー・ナセリ - 吹き替え:石塚運昇
スピード狂のタクシードライバーで、スピード違反の常習犯。嫌いなものは警察。あまりにも速いので警察にも逮捕できない。何も知らずに乗った客は、まず間違いなくゲロする。
腕っ節の強そうな黒人の男で、頭の剃りこみがチャームポイント。車の改造がライフワークになりすぎてガレージに住んでいる。恋人のリリーにあきれられる。
エミリアン - フレデリック・ディーファンタル - 吹き替え:松本保典
マルセイユ警察の若い警官。何事においてもドジで、特に車の運転は壊滅的(物理)。ヘマをするとゴミ箱に突っ込むのがお約束。マザコン。
たまたまダニエルにマルセイユ署まで送ってもらったことで現行犯逮捕できた唯一の警官。いろいろあって相棒になる。
同僚のペトラのことが好き。『②』で告白して『③』のころにはゴールしている。
リリー - マリオン・コティヤール - 吹き替え:杉村理加
ダニエルの恋人。彼のスピードバカにはうんざりしている。ダニエルと情事に入ろうとすると、いつも用事が入って生殺しの目に遭う。
父親はえらい軍人。
ペトラ - エマ・シェーベルイ - 吹き替え:沢海陽子
マルセイユ警察の警部補。長身で巨乳の美女。エミリアンと違って優秀。ドイツ系。
ジベール署長 - ベルナール・ファルシー - 吹き替え:水野龍司
マルセイユ警察の署長。エミリアンの問題行動にいつも頭を痛めては激怒しているが、実はエミリアン以上に間抜けな人物で、張り切るとロクなことにならない。だいたいオチ担当。愛すべき馬鹿。
各作品のベース車と主な改造内容
TAXi･･･プジョー・406：トレッドの拡大、ウィングの出現、ステアリング着脱ボスなど
TAXi2･･･同上：飛行モード、ゲロ袋
TAXi3･･･同上：ナンバープレート切り替えシステム、パスティスを使った加速システム、キャタピラーモードなど
T4Xi･･･プジョー・407各部ダクト、エアロ、4WSなど
TAXI NY･･･フォード・クラウンビクトリア：ナンバープレート切り替えシステム、スーパーチャージャー、ホイール切り替えシステムなど
これらタクシーにぶちのめされた被害車たち
TAXi･･･ベンツ・Eクラス×2(強盗団)
TAXi2･･･三菱・ランエボⅥ×3(ヤクザ)、プジョー(306MAXIラリー仕様)
TAXi3･･･ランエボⅦ(フランス国家憲兵隊パトカー)、スバル・インプレッサ×2(ラリーカー)
関連タグ
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