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あいつはさっきの…!ちょうどいい、タップリ仕返ししてやる!」

演・CV:塩口量平/スーツアクター:伊藤茂騎

データ

身長/187cm(巨大金庫身長/46.8m)

体重/206kg(巨大金庫体重/515.0t)

犯罪歴/かまいたち事件

犯罪技/タコスミラージュ

ルパンコレクション/「風立ちぬ~Filer comme le vent~」

概要

姿を消す迷彩能力と風の刃を扱うギャングラー怪人

ツボから足だけ出したタコに似た姿で、銛を持った潜水士にも見える。

人間界に潜伏している時は、前髪の右一部を赤く染めたチャラ男風の男の皮を被っている。

光の屈折を操作して自身の姿を消す犯罪技『タコスミラージュ』が最大の特徴。気配を隠す事も上手く、姿を消した状態で他人の身体を掴み違和感無く動かす芸当が出来る。

先端部がタコを模した『ホシダコ大銛』を武器に、犯罪技で姿を隠しながら不意討ちする戦法を得意とする。

更に鉄扇ルパンコレクション「風立ちぬ~Filer comme le vent~」の力により高い切断力を持つ風の刃をホシダコ大銛から放てる様になり、それを姿を消した状態から放ち車や建造物を切断する破壊活動を実行。巷で“かまいたち事件”と呼ばれる騒ぎを引き起こした。

ルパンコレクションを納める金庫は後頭部にあり、識別番号は「371」。

犯罪技でコソコソ隠れて行動するのを好むからか、恥をかかされた報復目的で咲也の信用をズタズタにする行動を迷いなく起こす等、その性格は卑劣で陰湿。

活躍

化けの皮を被ってナンパをしており、気に入った女性に「お前、人間にしてはいい女だな。俺の物にしてやるよ」と言って連れ去ろうとするも、そこを出勤途中で通り掛かった咲也に見つかり邪魔をされた上、頭を冷やせとばかりに近くの噴水へ頭を突っ込まれてしまう。

こうして恥をかかされて不機嫌になるも、今度は同僚や上司と共にビストロ・ジュレへ入店する咲也を発見。そこで一旦物陰へ隠れて化けの皮を脱ぎ、犯罪技を使って姿を消しジュレへ侵入。そこで咲也の身体を掴んで操り、国際警察審議官の梁上信太の頭へスープをぶっかける、止めに入った圭一郎つかさ顔を殴る、梁上審議官にテーブルを蹴り飛ばして彼を庇ったヒルトップ管理官を巻き込む等の暴挙を起こす。

これにより咲也の信用はガタ落ち、梁上審議官から2週間の自宅謹慎及び一歩でも外出したら問答無用で解雇すると言う処罰を喰らい(※これでもヒルトップの必死のフォローで妥協して貰った物である)、VSチェンジャートリガーマシン2号も没収されてしまう。

だが一方、ジュレに入り込んだ事で自身の匂いを残してしまい、その残り香を嗅ぎ付けふらっと現れたグッドストライカーの言葉でルパンレンジャーに悟られてしまう。更に確信を得る為ルパンレンジャーが謹慎中の咲也を訪れて問いかけた事で、咲也も自分が誰かに掴まれて動かされていたのに気付く。

一方、そんな展開は全く知らないスダルは、今度は体育館をかまいたちで破壊。それを聞き付けて現場へ急行した圭一郎とつかさの乗る国際警察の車両をかまいたちで一刀両断、間一髪で脱出した二人へ姿を消しながらかまいたちを浴びせて翻弄する。

だがそこへ処罰覚悟で咲也が駆け付け(自宅から現場へ向かう途上、彼の行動を読んで先回りしていたヒルトップからパトレンジャーの装備も返して貰った)、かまいたちを使う度に金庫から漏れ出ていたルパンコレクションの光を手掛かりに狙撃、姿を燻り出されてしまう。

そのまま三人揃い、警察チェンジしたパトレンジャーへ姿を見せたまま交戦。だが不意討ち戦法に頼り切りだったスダルの方が不利なのは明らかで、ホシダコ大銛の死角である懐へ飛び込んだパトレン2号から近距離射撃を浴びて怯んだ所に、武器を掴まれての一本背負いを決められる。

この状況に不利を感じて犯罪技で逃げようとしたが、駆け付けた快盗姿(変身前)のルパンレンジャーからカラーボールを投げられて色が付き、姿を消しても意味が無くなってしまう。

その状況に慌てている隙にルパンレンジャーはスダルを取り囲み、金庫へダイヤルファイターを押し当て解錠、ルパンコレクションを盗り出した。

※元々カラーボールは強盗等の窃盗犯へマーキングする為の道具。それをギャングラーからルパンコレクションを『盗る』ルパンレンジャーが使ったのは何の皮肉か。

そして、スダルに嵌められた咲也の境遇を知るルパンレンジャーは、餞別代りにグッティを置いて撤退。快盗側の願いを汲んだグッティも警察側に加勢した為、パトレンジャーはパトレンU号となりスダルへ立ち向かう。

一方のスダルも進退窮まり、ホシダコ大銛を拾い上げて抵抗するがU号は更にパトメガボーを持って対抗。近接距離で圧倒された挙句パトメガボーでホシダコ大銛を圧し折られてしまい、丸腰になった所へジャイアントスイングを掛けられ空中へ放り投げられてしまう。

そして直後、落ちて来た所にイチゲキストライクを撃ち込まれて敗北。

直後、現れたゴーシュの手で巨大金庫を施され復活、パトカイザーと交戦。

今度は最初から犯罪技を使っての不意討ち戦法で攻め立てるが、それならばとパトレン1号・2号はトリガーマシンクレーン&ドリル・バイカーを召喚、換装してパトカイザーストロングバイカーを完成。それが伸ばしたヨーヨーのワイヤーがビルに絡み付いて行動範囲が狭まり、やがてヨーヨーが直撃して再び姿を燻り出される。

最後はそこをクレーンで釣り上げられ、そのまま『パトカイザーリフトアップストライク』を叩き込まれる。それでもしぶとく立ち上がるが、「酢ダコは…三杯酢とショウガがうまいぞーっ!」と言った瞬間に力尽きて倒れ爆散した。

なおこの戦いは翌日の新聞の一面を飾り、それを読んだ梁上審議官は一転して上機嫌。自分が下した咲也の謹慎処分をアッサリ撤回するのだった(その虫の良過ぎさに流石の戦力部隊の面々も脱力、呆れ返った)。

余談

名前のスダル(수달)は韓国語で『カワウソ』の事。青森県津軽では「人に憑り付いて悪さをする」と言う伝承があるが、それを元にしたのが劇中での咲也を操っての暴挙だろうか。

ウルキューは恐らく『ワルキューレ』(walküre)から来ている。その原型は人に付き添う霊的存在とされているが、“人に付き添う⇒人へ憑り付く”と言う解釈か。

また『ウルトラQ』に登場する大ダコスダールも由来の一つと思われる。

ギャングラー共通の骨の意匠は胸と両膝。胸の方は吸盤の意匠が施されてタコ足が集まった様なデザインになっており、膝の方はタコのシルエットを模している。

スーツはブレッツ・アレニシカの改造。金庫の位置は胸から後頭部に変わっているが、よく見ると下半身に面影が残っている。

演者が人間態と声を兼任するギャングラー怪人としては5人目(スーツの改造元であるブレッツは3人目)に当たる。

登場回は珍しく片方の戦隊(ルパンレンジャー)が変身しないエピソードであった。

関連項目

快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー ギャングラー ギャングラー怪人

ナイーヨ・カパジャー:カワウソモチーフのギャングラー怪人。

ゴネーシ:前年久正人氏がデザインした怪人の一体で、ネッシーと潜水士がモチーフ。

因みに同作にはタコモチーフの女幹部や、姿を消す技(忍術)を得意とする戦隊ヒロインも登場している。

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