「アナタ、チームに必要だから」
「歌って…叫んで…全てを燃焼させたい…」
概要
本来は幼い頃から大人しく優しい性格だったが、歳を重ねるにつれ目つきの悪さから悪い連中から絡まれやすく、持ち前の負けず嫌いな性格も相まって、いつしか喧嘩ばかりの毎日に。
音楽と出会ったことでギターを弾くようになる。
(『マギアレコード』内アーカイブ「魔法少女」より)
プロフィール
人物像
作中では、主にやちよとみふゆの回想シーンに登場するほか、期間限定イベント『耳を撫でて彼岸の声』では安名メルと共に主人公を務める。
一人称は「あたし」か「自分」。聞こえるか聞こえないかぐらいの低い声で喋る。
連携が苦手で個人行動を好み、ギターが弾けるらしい。
三白眼のクールな容貌の持ち主。そこにイチャモンをつけられる形で素行の悪い連中に絡まれ、やり返すうちに荒れてしまうこととなった。
自分からはけして喧嘩を売らないにも関わらず、喧嘩が更なる喧嘩を、面倒事が次の面倒事を引き寄せる事となり、小学生の頃からこの生活が続いている。
だまし討ちをされたこともあり、魔法少女となった後も背後から誰かに近づかれると過敏に反応してしまう。
その境遇から、一つのきっかけからしがらみに填まり込み、ドツボから抜け出せなくなる状況の恐ろしさを知悉しており、わざと自分から人を遠ざけるような物言いもする。
素の喧嘩強さに魔法の力が加わっても調子に乗るようなことはなく、むしろ言動の節々から謙虚さが滲み出ている。
魔法少女としての成長をとげるにつれ、その力を「恩返し」に役立てるという決意を強めていく。
好物はお茶とみかん。自分を変えてくれた恩人にまつわる物であり、とることで心を落ち着けるアイテムとなった。
好きな音楽ジャンルはとくに限定されて居らず、その中でも「棘があって、刺さるもの」と感じ取ったものを好む。時間帯によって違うジャンルの曲を聴く習慣(例えば夜だとブルース)がある。
3時間ほどしか睡眠を必要としないショートスリーパー。そのぶん空いた時間はギターの練習やMV視聴にあてている。
魔法少女として
黒いパーカーにダメージジーンズのパンクファッションに似た姿に変身。
武器は先端から黒煙が立ちのぼるパイプ。
ソウルジェムの色は赤、シンボルは装飾の多い十字架。位置は右肩。
ゲーム上の性能
基本データ
ディスク構成
Accele | Blast(縦方向) | Blast(横方向) | Charge |
---|---|---|---|
×1 | ×1 | ×2 | ×1 |
最大ステータス
レアリティ | レベル | HP | ATK | DEF |
---|---|---|---|---|
★4 | Lv.80 | 21,572 | 6,704 | 6,736 |
★5 | Lv.100 | 27,181 | 8,358 | 8,438 |
コネクト「ん、手伝う…」
レアリティ | 効果 |
---|---|
★4 | 攻撃力UP[Ⅵ] & デバフ解除 |
★5 | 攻撃力UP[Ⅷ] & デバフ解除 |
「あたしのサポートで我慢を…」
マギア「無思考」
レアリティ | 効果 |
---|---|
★4 | 敵全体にダメージ[Ⅴ] & 状態異常耐性アップ(自/3T) |
★5 | 敵全体にダメージ[Ⅶ] & 状態異常耐性アップ(自/3T) & デバフ解除(自) |
「これ以上堪えられるか!リミッターカットだッ!」
アルファベット表記は「Limiter Cut」。瞳の色が一瞬だけ金色に変わり、全身から紫のオーラを解放。ターゲットに走り寄り、ケンカキックと得物による殴打の雨を浴びせ、「消し飛べ、屑がァーッ!」と最後に地を割り奮迅を巻き上げるほどの振り上げフルスイングで〆る。
ドッペル「共鳴りのドッペル」
レアリティ | 効果 |
---|---|
★5 | 敵単体にダメージ[Ⅸ]状態異常耐性UP(全/3T)デバフ解除(全) |
「私が乱してしまう…!」
専用メモリア「代わりに話してくれるもの」
「………」
静かに見据える先にあるものは、自分が変わった証
1音、1音、指で弾いて音を空気に滑らせていくと、張り詰めていた心の弦も緩んで、気持ち良く音を立てている気がする
描かれているのは、音楽機材や小物が置かれたメタルラックに立てかけられた、紫のエレキギター。
基本データ
レアリティ | ★3 |
---|---|
タイプ | スキル |
装備可能 | 雪野かなえ |
イラストレーター | ma-sa |
ステータス
初期HP | 510 | 最大値(限凸)HP | 1,275 |
---|---|---|---|
初期ATK | 0 | 最大値(限凸)ATK | 0 |
初期DEF | 430 | 最大値(限凸)DEF | 1,075 |
スキル「リフレッシュ」
効果 | 発動ターン |
---|---|
通常デバフ解除&状態異常解除(自)/限界突破 | 4T/2T |
経歴
メインストーリー/アナザーストーリー
※ここから先は、メインストーリー第6章のネタバレがあります
物語開始の約1年前、かなえはやちよ、みふゆとチームを組んで3人で魔女と戦っていた。ある日、魔女との戦闘でかなえがやちよを庇った際に、かなえのソウルジェムが砕けて死亡してしまう。この出来事で、やちよとみふゆはソウルジェムの正体に気付くことになる。
魔法少女ストーリー
雪野かなえ
第1話「Encounter」
- 雪野かなえは、今、“本当の”過去の清算をしようとしていた。
- かなえはその目つきの悪さから柄の悪い連中に因縁をつけられしょっちゅう喧嘩していた。あるとき、かなえの後輩を不良の男が人質に取ってしまう。後輩に危害が加えられそうな状況の中、不思議な声が頭に聞こえてきた。それは白いあいつの声。かなえはキュウベエに願う。後輩を人質にとっている男の組織を根こそぎ潰すことを。すると立ち会っていた状況そのものが消えており、その場は解決したが、根本的な解決には到らなかった………
- 男を追い、大東区まで足を伸ばしたかなえは、そこで和泉十七夜と出会う。魔女狩りのためテリトリーを侵そうとしていると十七夜に勘違いされたかなえは、十七夜に攻撃され逃げながら戦うことになってしまう。望まぬ戦いを止めたのは七海やちよと梓みふゆであった。
- やちよとみふゆに事情を話し、十七夜も手を引いてくれた。が、かなえは魔力の使いすぎで倒れてしまう。目を覚ました時にいたのはみかづき荘であった。看病をしてくれたやちよの祖母と接していると自然と笑顔になってしまう。そんな自分に戸惑うかなえ。
- 甘い……苦い……なんだか久しぶりな……気がする………
第2話「Vs.The World」
- やちよのおばあさんにまた会いたくウロウロしていると、やちよが声をかけてきた。念願叶ってまたみかづき荘にお邪魔することが出来たかなえ。この時から、かなえはやちよやみふゆと深く繋がっていくことになった。
- かなえはやちよとみふゆとチームを組むことになった。それはやちよのおばあさんの存在が大きい。家族との折り合いが悪かったかなえにおばあさんは色々気遣ってくれる。かなえはやちよたちと気兼ねなく付き合えるようになり、おばあさんと過ごす時間が何より大切なものとなっていった。
- そして、徐々に本来の自分を取り戻していったかなえにやってみたいことができた。それは「音楽」。軽音部に入部し、自分の道を見つけられたお礼をやちよたちに言う。が、やちよたちは自分で道を見つけたんだと答える。その言葉に涙ぐみながらそれでもお礼をいうかなえ。
- みかづき荘での時間は心地よかったが、それ以外の世界はかなえには優しく無かった。ある日のこと、軽音楽部の子達が何者かに車で攫われてしまう。結局自分の世界から逃げられない………かなえはその子達を助けるためみふゆとともに走る。
- また……奪う……あたしの友だちを……
第3話「Watch Over」
- 立ち去った車を追ってきたところは、この前の男と相対していた場所。キュウベエと契約した場所。そこにいたのは、あの時の男だった。男を蹴りで倒すかなえだが、同時に男の首に魔女の口づけを見つけてしまう。やちよも呼んで魔女を倒そうというかなえに、みふゆは顔を曇らせる……
- その後、みふゆから、やちよのおばあさんが入院したことを明かされた。今すぐにでも病院に行きたいかなえだが、自分がいたところで何も出来ないと思い、魔女の痕跡を追うことに決める。
- みふゆと魔女の結界で魔女と戦っていたのところに、やちよも合流。やちよの助けもあり、無事に魔女を撃破できたかなえ達は、そのままおばあさんのいる病院へ足を運ぶ。かなえ達はおばあさんの容体が安定しているのを見て、ほっと胸をなで下ろす。だが…………
- 結局、かなえはソウルジェムを砕かれおばあさん達より先にいなくなってしまった。だがかなえは後悔はしていない。誰に言われるわけでなく自分で運命を選択した。音楽をやろうと決めたときのように心に従って素直に行動した。おばあさん、みふゆ、やちよ、ありがとう…………皆に逢えたから、あたし、正直に生きられたよ!
- 元気そうで良かった……やちよ……
期間限定イベント
みたまの特訓 いろは・やちよ編
耳を撫でて彼岸の声
マギア☆レポート
後に同じくやちよを庇って死んだメルとともに、思い出という形でやちよの心の中で「生きている」。
やちよの心の中は小部屋のような空間であり、やちよが暗いことを考えれば照明が暗くなり(いろはが来てからは多少明るくなったとのこと)、湿っぽいことを考えると湿度が上がる。逆に心の中の彼女らが騒ぎ出すとやちよも気分が高揚するという共生のような関係。