概要
上小田井駅(西区)~赤池駅(日進市)間20.4kmを結ぶ名古屋市営地下鉄の路線。1977年に伏見 ~八事間開業。1993年全通。
上小田井~犬山間は名鉄犬山線、赤池~豊田市間は名鉄豊田線と相互直通運転を行っている。赤池駅は地下鉄で唯一名古屋市外に存在する駅である。
オフィス・官庁街である丸の内・伏見を通り、沿線に名城大学・中京大学・南山大学など学校が多数あるため、学生やビジネスマンでラッシュ時は特に混雑する。
東山線・名城線より長い4ドア20m車を使っているが、名鉄に合わせたのではなく、むしろ名鉄の標準より長い。この大きさは、桜通線や上飯田線とも共通している。
車庫である日進工場では桜通線の車両の検査も担当している。車両は丸の内駅にある連絡線を通って回送される。この関係で、丸の内駅は「乗換駅」とされるものの通常想定されるような交点の上下にホームがあるわけではなく、連絡線を渡った先あたりのため、延々と連絡通路を歩く必要があり乗り換えの便は良くない。
地下鉄全路線の中で、相互直通運転の関係もありホームドア設置の計画がない唯一の路線である。
車両
現在はすべて6両編成を組む。
名古屋市営地下鉄
3000形:開業時からの車両。電機子チョッパ制御車でステンレス製。92両製造。4両編成23本であったが、1993年の全線開業時に6両編成15本に組み替えられた。
3050形:1993年の全線開業時からの車両。VVVFインバータ制御車でステンレス製。6両編成8本のほか、編成組み換えで余った3000形2両を中間に組み込んだ6両編成1本が存在する(3159編成)。
N3000形:2012年デビュー。3000形の置き換え用でVVVFインバータ制御。第1編成のみアルミ合金製、第2編成以降はステンレス製。
名古屋鉄道
100系・200系:相互直通運転開始の1979年に導入した、名鉄では珍しい4ドア20m車。あわせて6両編成11本が在籍。ローレル賞受賞。
駅一覧
駅番号 | 駅名 | 乗り換え路線 | 備考 |
---|---|---|---|
↑名鉄犬山線犬山駅まで直通 | |||
T01 | 上小田井 | 名鉄管理駅 | |
T02 | 庄内緑地公園 | ||
T03 | 庄内通 | ||
T04 | 浄心 | ||
T05 | 浅間町 | ||
T06 | 丸の内 | 名古屋市営地下鉄桜通線 | |
T07 | 伏見 | 名古屋市営地下鉄東山線 | |
T08 | 大須観音 | ||
T09 | 上前津駅 | 名古屋市営地下鉄名城線 | |
T10 | 鶴舞 | JR中央本線 | |
T11 | 荒畑 | ||
T12 | 御器所 | 名古屋市営地下鉄桜通線 | |
T13 | 川名 | ||
T14 | いりなか | ||
T15 | 八事 | 名古屋市営地下鉄名城線 | |
T16 | 塩釜口 | ||
T17 | 植田 | ||
T18 | 原 | ||
T19 | 上針 | ||
T20 | 赤池 | 名鉄豊田線 | 日進市 |
↓名鉄三河線豊田市駅まで直通。 |