「くにへ かえるんだな。 おまえにも かぞくが いるだろう…」
プロフィール
出身地:アメリカ
身長:182cm
体重:86kg
スリーサイズ:B125 W83 H89
血液型:O型
好きなもの:アメリカンコーヒー
嫌いなもの:日本でリュウに食わされた納豆(ZERO3のみヘルシーフード)
人物
ストリートファイターシリーズに登場するキャラクターで初出はⅡ。
ベガに殺された親友ナッシュの敵を討つために参加したアメリカ空軍少佐。
(この設定ゆえ、アメリカではストIIの主人公はリュウではなく彼になっている)
妻子持ちではあるが、2人を放って旅立ってしまっている。
が、勝利時のセリフからも分かるように、家族の事は大切に思っているようだ。
性能
必殺技が2つとも溜めて出す方式であり、いわゆる溜めキャラの始祖となった人物。待ち戦法が簡単で強い作品が多いため、基本的に初心者向け。
接近技しか持たないザンギエフに対しては無類の強さを誇る。ヨガファイアーなどを持ち、通常技で遠距離攻撃できるダルシムが天敵。『スーパーストリートファイターII X』ではスーパーコンボとして『ダブルサマーソルト』が実装された。
最新作の『スーパーストリートファイターIV AE』ではUC1(ウルトラコンボ)として『サマーソルトエクスプロージョン』UC2として『ソニックハリケーン』が実装されている。
新作が出るごとに少しずつ弱体化される一方でダイアグラムは上位に加わっている。
スパIVでは久しぶりに強キャラとされている。
どういう事かというとソニックブームのタメ時間が短くなった事で波動コマンドとも余裕で撃ち合えるほどの連射力を手に入れたのである。
ソニックブームによる絶え間ない牽制で相手を動かし、持ち前の対空技で迎撃する「待ちガイル」が復活したと言っても過言ではないだろう。
ウルコン2に追加された技が汎用性の高いソニックハリケーンなのも嬉しい所。タメキャラの入門にもオススメできる。
3DS版では、下側のディスプレイに表示されたタッチパネルを押す事で簡単に必殺技が出せる、LITE入力というシステムが搭載されたことで、「タメをせずにソニックブームやサマーソルトを連発して出せる」というとんでもない事になってしまった。
特にソニックブームは元々隙が小さい為、歩きながら出されようものなら手がつけられない。
システムの恩恵を受け過ぎてしまったが為の壊れ性能であり、今作最強の呼び名が高い。
Vでは新システム、「Vスキル」と「Vトリガー」を引っさげてDLCで参戦。
Vトリガーは一定時間、ゲージを消費して小型のソニックブーム「ソニックブレイク」を即座に放てるようになる「ソリッドパンチャー」
Vスキルはその場に停滞する真空波を作り出す「ソニックブレイド」
更にソニックブレイドにソニックブームを当てることで巨大な真空波の飛び道具になる「ソニッククロス」が使用できる。
クリティカルアーツは「ソニックハリケーン」
目の前に多段ヒットする巨大な真空波を発生させる。Vトリガー中に発動すると更に強力な
「ソニックテンペスト」へと変化する。
ソニックブーム
コマンドは←溜め→・パンチボタン。
真空の刃を放つ技であり、リュウの波動拳に並ぶシリーズを代表する飛び道具である。
発射後の硬直が短く、相手がソニックブームを避けてジャンプした時にサマーソルトキックで叩き落すのが戦法である。
サマーソルトキック
コマンドは↓溜め↑・キックボタン。
空中で弧を描きながら蹴り上げる技で、前方に刃を発生させる。リュウの昇竜拳に並ぶシリーズを代表する必殺技である。
発動後は無敵であり、ソニックブームを避けて、飛び込んできた相手を蹴り落とす用途として使われる。
容姿
迷彩柄のズボンに緑色のタンクトップ、左腕にアメリカ国旗の刺青を入れている。
Vではデザインが変更され、空軍司令官のようなスーツになった。
ダメになったデッキブラシのような逆立てた金髪が特徴。
この髪型には本人のこだわりがあり、勝利シーンなどではよく自前の櫛を取り出して髪型を整えている。
因みに彼のデザインは漫画『ジョジョの奇妙な冒険』から影響を受けているらしく、髪型のモデルは第3部から登場するポルナレフらしいが、どちらかと言えば、髪型や軍人という設定などから第2部に登場するシュトロハイムに近いといえる。また、名前の由来に関しても作中のポルナレフの宿敵であるJ・ガイルと混合してしまったとのことで、最早ポルナレフ要素はほとんどない(強いて挙げるなら眉毛のない顔とタンクトップ姿くらいか…)。
因みにガイルとKOFシリーズの二階堂紅丸、鉄拳シリーズのポール・フェニックスの3人をまとめて格ゲー界3大ポルナレフと呼ぶとかとか呼ばないとか。紅丸とは「CAPCOM VS. SNK」(以下「CVS」)で、ポールとは「ストリートファイターX鉄拳」で共演している。あとは紅丸とポールの共演だけか・・・。
家族
ユリア
ガイルの妻。ユリアの妹イライザはケンの恋人(のちに妻)であるため、ガイルとケンは相婿にあたる。当然ながらメルは甥となる。
一度は家族を捨てた身だが、その後もユリアはガイルを愛しており、彼女の説得を受けて、よりを戻す。その後のガイルは各作品のエンディングなどで見られるように良き父親として過ごしている。ちなみにガイルのストーリーは夢オチである。
『ストIV』のアニメムービーでは旅立つガイルをクリスとともに複雑な表情で見送るシーンがある。
クリス
ガイルの娘。また、彼女とダルシムの息子・ダッタは文通相手である。ケンの息子・メルは従弟である。
サブ
飼い犬。余談だが「ファイナルファイト」のアビゲイルのステージにいる白い犬のシロと親友である。
他キャラクターとの関係
彼とは相婿に当たるが、ガイルはそれほど気に掛けてはいない。ガイルはケンと妹のイライザの結婚に反対しており、軟派なケンが義弟になるのをあまり快く思っていないとする記述もある。
かつて同じ部隊にいた親友。彼との友情についてはゲーム内ではあまり語られていないが、UDONによるアメリカンコミック(日本では2004年発売)では「捕虜となっていたガイルをナッシュが助けたのが2人の出会い」というエピソードがあり、「ストIV」でも同じ設定となっている。ガイルの必殺技もナッシュから伝授されたものとされている。『ZERO』シリーズではナッシュの部隊には所属していない。
ナッシュの仇であり、ガイルの闘う目的は彼を追うことが多い。
ベガによって大切な人を失ったという共通点を持つことから、ともに行動する作品が多い(『ストIV』、『II MOVIE』など)。
ガイルと同じ技を使う男を見たことがあるらしく、何らかの関係を匂わせている。本編では語られていないが、この男は後にナッシュであることが明かされ、アベルは彼によってシャドルーの研究所から助け出された経験があると語られた。
ほかにも納豆を嫌いなものとして挙げる原因になったリュウなど、『ストII』シリーズの中では他キャラクターとの関わりが多いキャラクターの一人である。
担当声優
作品ごとに多数の人が演じている。
玄田哲章(『ストリートファイターEX』シリーズ、テレビアニメ『ストリートファイターII V』)
土屋トシヒデ(『ストリートファイターZERO』シリーズ、『MARVEL VS. CAPCOM 2』)
石塚運昇(『CAPCOM VS SNK』シリーズ、『CAPCOM FIGHTING Jam』)
西川たけのすけ(『SNK VS. CAPCOM SVC CHAOS』)
安元洋貴(『ストリートファイターIV』)
若本規夫(『ストリートファイターII・MAD Revenger 復讐の戦士』)
津嘉山正種(アニメ映画『ストリートファイターII MOVIE』)
田中秀幸(実写映画『ストリートファイター』日本語吹き替えテレビ版)
大塚芳忠(実写映画『ストリートファイター』日本語吹き替えソフト版)
やはりアニメ版やEXシリーズでの勝利時に日本語をしゃべる玄田さんが印象深く、ザンギエフを玄田さんが演じている。ドラマCD版では何故か宿敵のベガの中の人である若本が演じている。
他作品への出演
『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』で、アシストフィギュアの1体として登場。
召喚されるやあの待ちガイルの構えを取り始め、敵ファイターが近づくとサマーソルトを繰り出して迎撃。飛び道具が来るとブロックする。
屈んだ姿勢でひたすら敵を待ち続けるその姿に、上記の生配信で初お披露目となるや、多くのストリートファイター経験者が腹を抱えるやら、戦々恐々としだしたとか…
ボイスも存在しており、消滅時には「Easy operation.」のセリフと共に髪を整える仕草を見せてくれる。
関連イラスト
関連動画
ガイルが登場する歴代作品のダイジェスト動画
ロンリーウルフ
ガイルステージのBGMにボーカルを付けた曲(カプコン公式より発売された「熱唱!!ストリートファイターII」に収録)
BGM
数あるストリートファイターシリーズのステージ曲でもかなり『泣き』に拘った一曲。それゆえ神曲とまで言われている。