G1
「さあさあ、マイクロチップ君、今日は一体どうしたというんだい?」
毎度毎度サイバトロンに致命的な打撃を与える発明しかしないホイルジャック先生とは違い、サビストップ等ちゃんと仲間の危機を救ったり、人類のためになる発明をする人。
自走型顕微鏡に変形する……と書かれて意味が分からない人もいるだろうが、彼の顕微鏡形態は、望遠鏡や長距離砲としても機能するのだからそう表すしかない。万能過ぎて顕微鏡なのか望遠鏡なのか砲台なのか最早分からない。
絶叫要員パーセプター
だが彼の真骨頂は発明ではなく、絶叫要員である。
中の人である城山氏は他のキャラクターも兼役しているのだが、氏の熱い絶叫は何故かパーセプター役の時だけ強調されてしまう。発明や研究はホイルジャックと被る(味方への貢献度はともかく)こともあり、パーセプターは発明家よりも絶叫要員として認識されることが多い。
おかげでみんなでピンチに陥るシーンでも、パーセプターの絶叫が他のキャラの絶叫を全て掻き消してしまう。
一番有名な絶叫は第40話「チルドレンプレイ」。このシーンは原語版だと非常に静かなのだが、吹替版では何故か悲痛な絶叫に力が注がれている。
その際、丁度隣にいたトレイルブレイカーの吹き替えも城山氏が担当しており、瞬時に二人を演じ分けている。なお、トレイルブレイカーは敵の攻撃を無効化するフォースバリアがあるためか、やられるシーンが少ない。
その後
初代アニメの原語版シーズン2からの登場キャラクターだが、敵味方共に多くの犠牲を払ったユニクロン戦争を生き延び、続編の『2010』でも引き続き登場。
日本独自のTVシリーズ『トランスフォーマーV』にもゴッドジンライの知人として登場しており、彼が死の危機に瀕した際にはビクトリーレオへと転生させるべく、ホイルジャックやミネルバと共に尽力した。
玩具
1980年代初頭に旧タカラより発売された『ミクロマン』ミクロチェンジシリーズの中でも、後期の商品に当たる「顕微鏡ロボ・ミクロスコープ」の仕様変更品で、顕微鏡らしい黒を基調としたカラーリングとなっている。
ブロードキャストの基となった「ラジカセロボ」と同じく実際に顕微鏡として使用可能で、ミクロマンのフィギュアが搭乗可能な戦車モードに変形させる事が出来る。
『トランスフォーマー』として再生産された際にもこれらのギミックは削除される事無く残されている。
また、アニメでは口が露出しているが、その基となった玩具はコンボイのようにマスクタイプな風貌。
2005年には、この『ミクロマン』版のカラーリングと頭部を再現し、新たにトランスフォーマーの設定を与えられた「デストロンの追放者マグニフィカス」がe-HOBBYにて限定発売された。
設定にて彼の相棒とされる義勇兵・ガミードも、ミクロマンのフィギュアとして付属している。
アニメイテッド
『アニメイテッド』では、オートボットの科学者チームのリーダー兼サイバトロン星の評議会幹部。
担当声優は居らず、機械で合成したゆっくりしていってねみたいな音声で喋る。
“知能を高める為に自分の感情を消去した”という設定の所為か絶叫しない。それ以前にチョイ役である。
IDW
IDWから刊行された『ALL HAIL MEGATRON』では、外見は殆どG1版と同じだが、右目がスコープになっており、スナイパーライフルを携える凄腕スナイパーにジョブチェンジ。荒くれ者部隊レッカーズの一員となっている。
過去、瀕死の重傷を負った際に、元デストロンだったドリフトに救われたことから、ドリフトには強い恩義を感じ、彼に借りを返そうとしたためのジョブチェンジである。
ちなみに改造後はG1に比べて口数が少なく無表情になったので、やはりこっちも絶叫しそうになかった。
しかし、続編の『MTMTE』では打って変わって途端にひたすら喋るようになった。吹き出しビッシリに長い台詞が続くせいで、ロディマスが「要点をまとめてくれ」とうんざりするほど。また、微笑んだり慌てたりゲンナリしたりと改造直後の頃よりは表情も出るようになった。
レジェンズ
「LG56」の番号を与えられてラインナップ。IDW版のスナイパーライフルを意識したのか、付属のライフルは銃身が長く、バイポッドが付いている(常に展開状態)。
カセットボットのアムホーンが付属するのだが、今回はカセットではなくタンクモードと、ミサイルを放つウェポンモードの2種へ変形する。
関連タグ
- トランスフォーマー サイバトロン(オートボット) トランスフォーマーのキャラクター一覧
- 戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー 顕微鏡 戦車 技術者 絶叫要員パーセプター
- アニメイテッド 無口 ゆっくりしていってね 脇役
- AHM スナイパー 狙撃銃 レッカーズ ドリフト
- ヘッドマスター カセットボット ウィンドブレード
赤血球(はたらく細胞)…赤い絶叫要員つながり