プロフィール
出身地 | タイ |
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誕生日 | 1955年7月2日 |
身長 | 226cm |
体重 | 109kg(ZERO)、78kg(II、IV)、98kg(V) |
スリーサイズ | B:140/W:87/H:95(ZERO)、B:130/W:86/H:95(II、IV) |
血液型 | B型 |
好きな物 | 強い対戦相手、虎(Vで追加) |
嫌いな物 | 昇龍拳、姑息な奴 |
特技 | 20分以上の潜水 |
格闘スタイル | ムエタイ |
所属 | シャドルー四天王→格闘家 |
概要
『ストリートファイター』シリーズの初代ボスキャラ。
その蹴りに比肩する威力を持つ技は存在しないとまで言われた男。
かつてリュウに敗北を喫し、胸の傷は昇龍拳によって刻みまれた。
ガッチリとした見た目に反し、身長226cmに対し体重が『II』・『IV』の設定で78kgという明らかに不自然な体格設定になっている。BMIは驚異の15.3。
『ZERO』では109kgに増やされたがまだまだおかしい(尤もおかしいのはサガットに限らないが)。
これだけだとどこがおかしいのかわかりづらいため、実在の人物を参考にしてみよう。
巨体と言えばジャイアント馬場が居り、一見するとやせ形に見えるが
そんな彼も公式では身長209cmに対し体重135kgもある。
サガットと同じくらいの身長(226cm)で調べてみると、馬場氏より更にやせ型のバスケットボール選手、ヤオミンが体重141kgである。
つまりそういうことである。
他のキャラクターの体重に適正化が図られた『V』でも、サガットの体重は『ZERO』よりも軽い98kgにとどめられた。BMIはたったの19.2。
初代ストリートファイターより前の頃
眼帯で塞がれている目は失明している。これは若い頃に喧嘩で視力が低下したところを火引弾の父、火引強との戦いで完全に失明したことが原因。
初代ストリートファイターの頃
リュウとの闘いで、リュウの起死回生の昇龍拳によって敗北し、胸に一生消えることのない傷痕をつけられた。
この敗北により、帝王の座から脱落した事により、地位も名誉も失う。傷が癒えると共にリュウに対する復讐心を燃やすようになる。
リュウに敗北後
ベガに強い相手と戦えると勧誘され、戦いと力を求めてシャドルーのベガの用心棒、護衛役となる。要するに、強くなる事でリュウを越える事を切望していた時期である。
最初は復讐のためにリュウとの戦いを渇望していたが、それが進むにつれて自身の格闘家としての姿勢を改善していく事となる。
『ZERO2』ではリュウとの再戦を経て自分なりの答えを見出し、タイガーブロウを超える技の会得のため一時的にシャドルーから離れ修行を開始する。
『ZERO3』では復讐心から得られる力に限界を感じていた所に、ベガがリュウの力を野望の為に利用しようとしている様を見てベガに反逆。操られるリュウに喝を入れ、正気を取り戻させ再戦を誓い合って別れている。
『II』シリーズのEDでは帝王の座奪還と共に格闘家としての誇りも取り戻したらしく、リュウとの再戦を予感し更なる向上を決意する。
…と、この様に、回を重ねる毎にリュウとの関係はどんどん良好な方向に向っており、やがて唯一無二のライバルとして認識し純粋に彼との戦いを楽しむように変わっていった。
最近に至っては『漢の友情』以外の何物でもないものまで芽生えているフシがある。
シャドルー脱退
『IV』の時点ではすでにシャドルーを脱退しており、エンディングでは闘いの勝ち負けが些細な事であるように感じ、『拳で語ること』そのものこそが自身の求めているものではないかと悟った。
そして『ストリートファイター×鉄拳』では、ダルシムと共に南極で行方不明になった子供たちを助けるべく共闘する(他のシャドルーメンバーおよびジュリはパンドラの箱を独占しようと目論んでいた)。
『ストリートファイターV アーケードエディション』ではシーズン3最後の追加キャラとしてついに登場。今作でも堂々たる帝王の貫禄を見せるが、内心では殺意の波動に目覚めかけ、全てを破壊する衝動に駆られてしまう。この時のサガットは十数年ぶりに「黒目」が見えた程危ない。自分に打ち勝つため、再びサガットは挑戦者として鍛えなおすのであった。
シャドルー関係者とは相変わらずギスギスしており、自分の後釜についたF.A.N.Gに対しては「小賢しい!」と一蹴し、向こうからも「裏切り者」呼ばわりされている。そんな中、バルログからの評価が若干変化しており、彼の対サガット勝利セリフから対応が軟化しているようにも見受けられる(サガット側の勝利セリフは相変わらずだが)。
人間関係
- 中平正彦版の漫画では初代ストリートファイターの時にサガットがリュウを瀕死の状態にした際に、殺意の波動に目覚めたリュウに昇龍拳を放たれて、サガットは胸に傷を受け倒される。
- サガットはベガに勧誘され、一時的にシャドルーに入る。
- かつて戦った格闘家。火引強の息子。彼から復讐心を抱かれている。
チットの兄
- 中平正彦作の漫画版で虎の密猟者のせいで虎に重傷を負わされていた所をサガットが救った。
チット
- 中平漫画作の漫画版で虎の密猟者に人質に囚われていた所をサガットが救った。チットの兄にリュウに嫁にやっても良いという様な発言されてチット本人も悪態はつきながらも満更ではない様子である。
ウイラーメーウ
- スト5で登場。サガットの家に住み着いた虎。子供の頃、弱り切っていた所を保護してもらった事があり、すっかりサガットに懐いている。名前の意味は「小さい子猫」とのこと。サガットがいるところなら何処にでも現れるため、対戦相手も大変だろう。具体的には空だろうがビーチだろうが東京の一軒家だろうが虎が出てくるのである。ひょえー。
ゲーム上の強さ
必殺技はタイガーショットしか使わず、タイガーアッパーカットは使わないがラスボスなので凄まじいダメージを誇る。その威力、なんと体力ゲージの7割。このためサガットに闇雲に波動拳を打つとタイガーショットを合わされ、相打ちOKすぎる状況に泣くことになる。
接近戦でも飛び膝蹴りとハイキックの連発、多用がいやらしく、これらの技の威力も高い。
さすがにラスボスだけあり相当の強さ。だが、この頃はしゃがんでしまえばタイガーショットは当たらず足払いをすればある程度は攻略しやすく人によっては一つ前のアドンのほうが相対的に厄介との声が多い。
ストリートファイターIIシリーズ
『II』ではシャドルー四天王の3番手として登場。
このシリーズから下段のグランドタイガーショットやタイガーアッパーカットを使う。
上下の飛び道具を駆使し、飛んできた相手を撃ち落とす波動昇龍戦法を主力とするキャラクターに。
そんな彼もラスボスから格下げされて丸くなったのかと思いきやそんな事は一切無くCPU特有の超反応で高火力のアパカや上下のタイガーショットに泣かされたプレイヤー多数。リュウ、ガイルでは飛び道具の撃ち合いに発展することも珍しく無くザンギエフや本田が詰むのも良くある光景。人によってはベガより強いとさえ言われている。
「ストリートファイターII'」から使用可能になり、必殺技にタイガーニークラッシュが追加された。
攻撃力が高くグランドタイガーショットの隙が非常に少なく同じ波動昇龍キャラのリュウやケンと比べても高性能なキャラクターに仕上がっている。間違い無くストIIダッシュ当時、最強クラスの性能。
「ストリートファイターII' TURBO」ではスピードアップに伴って相対的にブランカやマイク・バイソン等のキャラが上位へ行く中、タイガーショットの弱体化も相まって上位では無くなってしまった。例によって相変わらずCPU戦で強いのは恒例か。
「スーパーストリートファイターII」では再び最強クラスに返り咲いた。
特筆すべきはやはりタイガーショット。下段のタイガーショットだけでは無く上段のタイガーショットも隙が無くなり、隙の少ない飛び道具を撃ちまくり飛んできたらアパカ!っで仕切り直しになると言う完成された戦法が可能になった。また、ダッシュの頃に比べたらタイガーニークラッシュは弱体化している。
強すぎたせいか、「スーパーストリートファイターIIX」では大幅な弱体化を食らってしまう。主な変更点は強のタイガーアッパーカットが連続ヒット+空中コンボとスーパーコンボが追加されているもののあまり強くはない。しかし中堅程度の強さはある。
ストリートファイターZEROシリーズ
無印から登場。細身な『II』時代と比べて全体的に太くなり、当たり判定が増した。
当初は性能が悲惨な程に低く、火引弾と同レベルとすら言われていた。
ストZERO3ではオリコンで永久パターンに持っていく手段が豊富であり、他の点を練習すれば伸びやすい。
CAPCOM VS. SNK 2 MILLIONAIRE FIGHTING 2001
文句なしで最強キャラの一人。
安定した波動昇龍戦法に、強P攻撃(通称「デヨ」)の性能が異様に高い。
CVS2の大会では誰もがチームに入れていてもおかしくない程の強さを誇る。
ストリートファイターIVシリーズ
無印ではぶっちぎりの最強キャラ。
体力が高く気絶もしにくい上に、タイガーショットは上下共に隙が無く、タイガーニークラッシュは硬直がとても少なく固めにも使える上にウルトラコンボの「タイガーディストラクション」が軒並み高性能。他に 豪鬼やザンギエフ、リュウと言った強い性能を持つキャラクターは意外に多くいるが、豪鬼は攻撃面で見ればサガットと同等の性能を持つが体力が低く気絶しやすく体力の高いサガットが一枚上を行き、ザンギエフは無印ではやたらと強く対策される上に結局サガットが天敵であった。そのためキャラランクでは単独でSランクに君臨した。特にタイガーディストラクションを絡めたあるコンボは、余りに減る上に簡単な手順で繰り出せる為「ワロスコンボ」とすら呼ばれている始末。また、ゲーセンへ行っていざ画面を見るとサガットだらけで負けたら被せてくると言う某大乱闘ゲームの「困った時のメタナイト」のような事態が発生していた(さすがにあちらと違ってマシな方だが)。「スーパーストリートファイターIV」にて上下のタイガーショットの隙が増加する等の調整を受け、波動昇龍を基本とした、初心者から上級者までおススメできるハイスペックキャラに。 ただし一度攻められると小回りが効かず、継続した攻めもしづらいのが難点か(これはどのシリーズも共通しているが)。「アーケードエディション」では最強キャラと言われるユンに対して特に不利が付かず対抗できる数少ないキャラ。最新作の「ウルトラストリートファイターIV」でも上位に位置しており帝王の威厳を見せ付けてくれる。
ストリートファイターVシリーズ
2018年現在のキャラ評価は少し低め。タイガーショットの性能はそこそこだが、ステップの硬直が長いことや各種通常技や必殺技の取り回しにくさから上位勢と戦うには工夫が必要。Vスキルはお馴染み『アングリーチャージ』でアパカの性能を上げられる。VトリガーIは『タイガーチャージ』、タイガーキャノンを時間制限付きで2発使えるようになる。VトリガーIIは『タイガーアサルト』、溜めることで性能が上がり必殺技による追撃やガードブレイクが可能になる横蹴りのタイガースパイクと、両膝で連撃を繰り出すタイガーラッシュが使用可能になる。VトリガーIがゲージ3本とは思えない残念な仕様のため現状はVトリガーIIを選択し立ち回るプレイヤーが多い。
代表的な技
必殺技
タイガーショット
グランドタイガーショット
タイガーアッパーカット
タイガークラッシュ
スーパーコンボ
タイガージェノサイド
タイガーレイド
ウルトラコンボ
タイガーディストラクション
タイガーキャノン
余談
シャドルーの石像
『ストリートファイターV』では、シャドルー基地の最深部とした遠景にシャドルー四天王の巨大な石像が置かれており、シャドルーの傘下に入ったアジア有数の麻薬組織『グーハウ』の幹部がその座に就いている。なお、当時彼が新たに四天王に加わる前はサガットの石像も置かれていた(詳しくはベガとあの新幹部のストーリーモードを参照)。
中平正彦版の兄妹キャラ
中平正彦の漫画版で登場した兄と妹のキャラ。妹の名前はチット。虎狩りの密猟者に虎を誘き出す餌として買われてきた。兄が虎に襲われて倒れている所を(初代ストリートファイターでリュウに昇龍拳で倒され傷付き自暴自棄になっていた)サガットがいる寺院に運ばれて来た。その事を知ったサガットは密猟者を撃退し、密猟者に餌にされる予定だった兄妹の妹を救い出した。
そしてサガットは自暴自棄から再起の切っ掛けを見出だした。その後に救われた兄妹は農家をしている。
そしてリュウと勝負した後に雨の中で腰かけるサガットに傘をさすチットの兄とチットのシーンからサガットの身の回りの世話をしている事を伺わせる。
ちなみにサガットは中平正彦作の漫画では三作全て皆勤。また再起の切っ掛けとなった幼い兄妹が公式に逆輸入されている。
登場作品
『ストリートファイター』
『ストリートファイターII』シリーズ
『ストリートファイターZERO』シリーズ
『ストリートファイターIV』シリーズ
『ストリートファイターV』(アーケードエディション以降)
『ストリートファイターEX』シリーズ(EX2plus以降)
『CAPCOM VS. SNK』シリーズ
『SNK VS. CAPCOM 激突カードファイターズ』全シリーズ
『SNK VS. CAPCOM SVC CHAOS』
担当声優
- 大塚明夫(ドラマCD『復讐の戦士』)
- 笹岡繁蔵(アニメ映画版)
- 銀河万丈(TVアニメ版)
- 三木眞一郎(『ZERO』シリーズ、『CAPCOM VS. SNK』シリーズ)
- Sakai Albright(『EX』シリーズ)
- 水津浩志(『SNK VS. CAPCOM SVC CHAOS』)
- 遠藤大輔(『IV』以降)
関連イラスト
関連タグ
佐賀県 2018年「ストリートファイター佐賀」なる公式が病気すぎるコラボイベントが行われた。無論、主役となったのはサガットである。余談だが、空耳の宝庫で有名な実写版をゲーム化した「ザ・ムービー」のアーケード版では対戦組み合わせでキャラクター名を呼ぶ際にサガットの場合、「佐賀」に聞こえてしまう。