※タイトル=本作の主人公なため、彼のイラストを探す際普通に「トリコ」と検索すると他のキャラクターのイラストも表示されるため、彼がメインのイラストにはこのタグをつけることを推奨する。
概要
美食屋四天王の一人。世界に存在する30万種類の食材の内、およそ6000種類を見付け出したと言われるカリスマ的存在。人並み外れた筋肉質の肉体と身体能力を持つ大男。
IGO非加盟の貧困国の出身で(他の四天王も同様らしい)、幼い頃にそういった国へ食糧を配給していた一龍とマンサムに出会い引き取られる。それ以外の詳細は未だ謎に包まれており、チェインアニマル(IGOのグルメ研究所で飼育されている実験動物の総称)だった事もあるらしい。
人物
様々な生き物を捕獲して食べるハンティングを生業としてはいるが、上記の通り貧困国の出身だった事が関係しているのもあってか、食材に対する感謝の気持ちを常に忘れず持ち続けており、基本的には食べる目的以外での無意味な殺生を嫌い(ただし正当防衛の際はやむを得ず行うこともある)、そのため無益に命を奪う相手に対しては怒りをあらわにする。
前述のように命に対しては常に敬意を払う一方、それ故に猛獣が人間を食べる事に対しても全く恨みや怒りを抱く事は無いという、独自の死生観を持つ。
基本的には非常に豪快かつ大らかな性格の持ち主で、周りの人々を惹き付けずにはおかない人間的魅力に溢れており、四天王仲間やIGO関係者はもちろん、業界の類を問わず世界中に数え切れないほどの友人や知り合いがいる。他の美食屋と同様、世界中の珍しい食材を使った「人生のフルコースメニュー」を作ることを目標としており、そのため小松とコンビを組んでいる。
その小松の事は出会った当初はぞんざいな態度を取る事も少なくなかったが(あまつさえフグ鯨編では護身用に持たせたクラッカーの説明不足という過失により一度死なせている。アニメ版ではちゃんと耳栓をつけろと言っていたが小松自身につける暇が無かった)、共にハントに赴く内に徐々に絆を深めていき、小松の料理の腕と食材の声を聞き食材に好かれる才能を見出し、オゾン草編でコンビを組むに至る。それ以降は「いつも自分に力をくれる、護るべき存在」と言う程心底大切に想うようになり、クッキングフェス編では小松に威嚇の炎を向けたスタージュンに対して非常に強い殺意を向けていた。
グルメ界編においては、一龍・マンサムの二人と初めて出会った時から、どれだけ極限の状態でも食料を『分け合うこと』を決して忘れない部分も描かれており、一龍に自身亡き後の未来(さき)を託せることを見出だされるきっかけにもなった。
「バトルウルフ」のテリークロス(テリー)と、オブサウルスをペットにしている。
初期は愛煙家だったが、現在では喫煙シーンはほとんどない。
第2部開始後、人間界を離れる前に幼馴染の鈴と婚約し、最終話の1話前でめでたく結ばれた。その数年後。まだ見ぬ食材を探すために小松と共に宇宙へと旅立った。
能力
警察犬をも上回り常人の1万倍以上だという超嗅覚の持ち主で、生物の体臭を察知することでその生物の居場所や体調、精神状態まで正確に把握することができる。また、自分や仲間が残した匂いを逆にたどることで、複雑に入り組んだジャングルや迷宮からも迷うことなく脱出できる。
戦闘は基本的に素手による独自の格闘術で行い、自分の体を金属の食器に見立てた「フォーク」や「ナイフ」、釘を打つように同じ場所へ間を置かず連続で打ち付ける「釘パンチ」といった技を使用する。また、「フォーク」や「ナイフ」をブーメランのように飛ばす遠距離攻撃も可能。
(このあたりの遠距離技は衝撃波のイメージかと思われていたが、後に本当に実体を持って飛ぶグルメ細胞由来のエネルギーであると語られた。)
シャボンフルーツ編で食義を習得してからは少しのエネルギーで強力な技を繰り出せるようになり、無数のフォークを纏めて放つ「キャノンフォーク」や、足で放つ「レッグナイフ」を繊細なコントロールによりブーメランの如く操る「レッグブーメラン」といった新技を編み出した。
第2部時点では直径数百mはあろうかと思われる大樹を一撃で両断し、人類の飢餓を救うほどの食糧を世界中に投げ飛ばせるほどの超怪力を有するようになる。
普段は相手を威圧する際には赤鬼のオーラが出現するが、心の中に「青鬼」ともう一体閉じ込められている。
更に「オウガイ ~遠い海の記憶~」を食べたことにより、3匹目の鬼(通称「白鬼」)が存在することが明らかになる。
技
- フォーク
- フライングフォーク
- レッグフォーク
- フライングレッグフォーク
標的を文字通り刺し貫く強烈な貫手。
- ナイフ
- フライングナイフ
- レッグナイフ
- フライングレッグナイフ
標的を両断する切れ味鋭い手刀。食材を切り分けるのにもよく使う。
- 釘パンチ
- ネイルガン
衝撃が連続して炸裂する拳。トリコの代名詞たる得意技。
- アルティメットルーティーン
グルメ細胞の悪魔
前述の通り、トリコのグルメ細胞には三体のグルメ細胞の悪魔が宿っている。通常、一つのグルメ細胞に二人以上の悪魔は共存できないが、トリコはその例外。
- オーガー
連載初期からトリコの威嚇の際に登場していた赤鬼。温和だが、怒ると手がつけられない。鼻が利き、食事に特化しているが個の実力では史上No.1という。
アカシアとの最終決戦、スターの食運にGODを食わされたことで現世に現れ、トリコへの感謝の気持ちを示しトリコの食欲の一部と化した。
- 青鬼
グルメ界編で初登場した二人目の悪魔。名前は不明。青の食材を好む。
トリコと同じ髪型と色をしており、この鬼が飛び出るとトリコの髪色は黒くなる。
好戦的な性格なため、オーガーもあまり関わりたくない様子。(その割に勝率自体はあまり良くないのはご愛嬌)
- 白鬼
グルメ界編の終盤で登場した三人目の悪魔。名前は不明。
背中に羽を生やした仏のような顔立ちの悪魔で、物腰も丁寧。左目の下にトリコと同じ傷がある。オウガイが入った金の缶詰が開けられたのと同時にトリコの中へ入っていった。
その実力は相当なもののようで、一瞬でも飛び出たらトリコの身体がもたないとされ、最終決戦でもアカシアの悪魔、ネオを屈服させた。最終話で判明したグルメ細胞の色は白。
食欲そのものありながら食自体よりも食への礼節を重視しており、ネオの「食べ過ぎ」を諌めたり、トリコの「ごちそうさま」の挨拶が大好きだという変わり種。
プロフィール
身長:220cm
体重:230kg
年齢:25→29歳
誕生日:5月25日
血液型:O型
星座:双子座
視力:2.0
足のサイズ:45cm
好きなもの:食事全般
嫌いなもの:食べ物を残す事
好きな言葉:いただきます
フルコース
連載開始時はまだ一つも決まっておらず、人間界編で虹の実、BBコーン、センチュリースープを。グルメ界編で残りの5つをフルコースに入れていった。
オードブル(前菜) | BBコーン(捕獲レベル35) |
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スープ | センチュリースープ(小松ver)(捕獲レベル不明) |
魚料理 | オウガイ ~遠い海の記憶~(捕獲レベル不明) |
肉料理 | 完象ーエンドマンモスー(捕獲レベル1200) |
主菜(メイン) | GOD(捕獲レベル10000) |
サラダ | エア(捕獲レベル6200) |
デザート | 虹の実(捕獲レベル12) |
ドリンク | ビリオンバードの卵(捕獲レベル不明) |
※リーガルマンモス編で食べた「宝石肉(ジュエルミート)」が一度「肉料理」に採用されかけたが、サニーが宝石肉をフルコースの主菜にしたため、食材が被るために採用を見送ったことがある。
キャラクターボイス
ジャンプスーパーアニメツアー2009、2010では近藤隆、アニメ版では置鮎龍太郎が担当。
その他
イメージを動物に例えると「犬」。名前、内包する悪魔のカラーリング、技からして、イメージ国はフランス(ファン発見)。他にも、フランスには柔道などでも青のイメージがあるのかもしれない。名前の由来は「トリコロール」の他、「とりこにする」も兼ねているのかもしれない。
ごちゃ混ぜな味(犬の餌みたいな)が好きなのでは?と考察されることもある。
外部出演
ジャンプのお祭りゲーム作品には何度か登場。
Jスターズビクトリーバーサスではプレイヤブルキャラクターで登場している。
攻撃力・防御力共に高めで、通常攻撃の出もそこそこ速いため、接近戦でガンガン押していける上、飛び道具である『フライングフォーク』や『フライングレッグナイフ』の性能も優秀なため、初心者でも比較的使い易く、特にダッシュ攻撃の性能が高い。
難点はスタミナが溜めにくいこと。気溜めの時は肉を食べる動作となり隙が大きく、動作中は周囲が見えなくなる上に「ごちそうさまでした」と言い終わるまで動けないので、自然回復以外でゲージを溜めるのは困難。また、直進の速度は速いが二段ジャンプが出来ず(溜めジャンプで高く飛ぶ)左右の動きがやや鈍重なので、機動力にも少々問題がある。
最初は、ダッシュ攻撃や強攻撃でダウンした相手を拾って追撃する事が出来たが、後にアップデートで修整され、以降はできなくなった。
他作品キャラとの対戦時の掛け合いは少なめで、ナルトやゴンにフルコースを聞いたり集めるのに誘ったりしている。
関連イラスト
関連項目
小松 テリークロス ココ(トリコ) サニー(トリコ) ゼブラ(トリコ) 美食屋四天王
出生に関するネタバレ注意
当初は貧困国出身と思われていたが、彼の出生は特殊なものだった。
スタージュンの口から双子の兄弟である事、両親はアカシアとフローゼだと知らされる。即ち500年前の人間である。
アカシアは美食屋ではなく強力な食運を持った料理人を欲していた為に彼の野心に巻き込まれない様にフローゼが栄養と食運を含んだ自身の胎盤ごと取りだして、時間の流れを遅くする裏のチャンネルで覆い隠し、小舟で裏世界へ流したのが真相である。世界中の神話や伝説にあるような話である。