概要
一龍がトリコにグルメ界を攻略できるよう依頼した食材の一つ。捕獲レベルは68。
標高数万メートルの雲の上にあるという天空の野菜畑「ベジタブルスカイ」に存在する野菜の王様。別名「天空草」。
巨大で分厚い葉に守られており、それは紫外線などの有害物質を大量に取り込んでいるため強烈な刺激臭を放っている。
この臭いが強い葉から順に二枚同時に剥いていくという工程を踏まねば瞬時に腐ってしまうという特殊調理食材。しかし臭いの強弱はトリコの嗅覚でもってやっと判別できるという微妙さであり、捕獲は非常に困難を極める。
それに加えて本体のオゾン草も二箇所同時に食べないとこれまた腐ってしまうという特殊賞味食材となっている。
トリコ「どれだけコンビプレイの好きな食材なんだ」
ちなみに、一龍やブルーニトロレベルの実力者ならばオゾン草が気づかないほどの超高速でほぼ同時に2か所齧ることで一人でも食べられる。
・・・できるかい!!
食感は強く、軽く噛むと歯が跳ね返されギッチリ詰まった繊維が解ける度に様々な振動が顎に伝わる。
天からの恵みを直に受けた瑞々しさと同時に広がるスカっと爽快な旨み、フルーツのような甘さと酸味と確実に癖になる程よい苦味を持ち、トリコのグルメ細胞のレベルを上げた。
作中では小松が食材の声を聴く才能で法則を発見し、トリコとの連携でこれを捕獲。美食屋と料理人はコンビを組むことで真価を発揮するという一龍の思惑通り、この食材をきっかけにトリコと小松はコンビを組むに至った。
しかしこの草は小松を好む一方でトリコを好いておらず(小松が単独で発見した時は剥かずとも葉が開いていたが、トリコに発見したことを告げて、トリコと共に視認したときは葉が閉じていた)、また2人で同時に食べなければならない事からトリコのフルコースのサラダには選ばれなかった。
後に、外側の葉を煎じた「オゾン茶」なるものも登場した。一龍曰く「かなり苦いが慣れればやみつきになる」らしい。
トリコとリンの結婚式においては、フルコース「サラダ」である食宝エアの付け合わせとして登場。
特に同時食いに関して言及されていなかったため、小松の調理によってひとりでも食べられるようになっていると思われる。
アニメでは葉を剥くのに失敗すると種に戻るよう変更されている一方で、本体を食べ間違うと腐る点は原作と同じ。
また、節乃が即席漬けに調理(恐らく二箇所同時に包丁を入れた)し、次郎と共に2箇所連続食いを行っている。
劇場版ではそっくりな物が登場したが、こちらはキャベツのようで上記の手順を行わなくても萎む(種に戻る)ことはなく、そのまま食せる。
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ペア(トリコ):上記の2連続食いを行ったブルーニトロ。ただし味覚に合わなかったらしく吐き捨てて逃走した。名前は後付けであるが、オゾン草には何となく合いそうな名前(Pair=一対)である。