ベジタブルスカイ
べじたぶるすかい
『トリコ』に登場する人間界の地名。
ウール火山の近く、降り積もったウール火山灰が雲に降り積もることで生まれた、上空2万mの緑豊かな楽園。
栄養満点のウール火山灰により、内部には巨大な野菜がそこら中に実っている。本来ならデッドゾーンである成層圏に位置するにもかかわらず、緑が生い茂っているため光合成により気圧も湿度も保たれているので、たどり着くまでに必要となる酸素ボンベの類はここでは不要となる。
周囲は積乱雲や乱気流が立ち込め、怪獣の住処になっているので、地上から空路で移動すると確実に木っ端微塵となる。そのため、ベジタブルスカイに到達するには、ベジタブルスカイ下部から伸びる『天からのいざない』スカイプラントをよじ登っていく必要がある。
勿論スカイプラントを登る道中も捕獲レベルの高い猛獣らが跋扈しているが、それ以上に暴風・落雷に加え高高度故の低酸素・低温に苛まれるため、無事に辿り着く者は10人にも満たなかったという。
しかしその上空の野菜の味・栄養は他の追随を許さず、戻ってきた人はベジタリアンになって戻って来るとか…。
作中ではトリコが一龍会長から依頼されたオゾン草獲得のために小松と共に向かった。ここでトリコは小松とのコンビ結成を持ちかけている。
また、トリコが初めてブルーニトロに出会ったのもここであり、後にその個体は「ペア」という名であることが判明した。
スカイプラント
背中から羽が生えた捕獲レベル18のトドの仲間で、頭にはイッカクのような立派な角がある。狙った獲物の隙を見て空中から襲いかかる。
ルバンダそっくりの見た目をした鳥獣類で、捕獲レベルも2と低い。恐ろしい見た目に反して実は大人しく、こちらから攻撃しない限り襲ってくることはない。
4枚の翼を持つ捕獲レベル11の黄色の怪鳥。アニメで名前が判明された。
トリコに倒され、丸焼きにして食されている。
スカイプラントに棲むショウジョウ科の猛獣。捕獲レベル40と高い方だが、後述する邪悪な豆の木に食べられたり、積乱雲による強風に煽られて落下後、雷に打たれたりと散々な役回りを受ける。
巨大な豆の木に擬態して獲物を待ち構える捕獲レベル46の狡猾な植物獣類で、頭上につけた豆を目指して登ってくる者を狙う。
体ごと回転させて高速で飛行できる捕獲レベル13の鳥獣類で、弾丸のようなスピードで頭上から突進して襲ってくる。嘴はとても頑丈でドリル状になっているため、コンクリート壁を軽く突き破るほどの威力を誇る。
雷雲の中に棲む伝説の雷鳥で、捕獲レベル75という高さは戦闘力というよりむしろ発見の難しさに由来する。トリコ達がスカイプラントを登っている時に積乱雲の中で偶然遭遇し、羽を数枚むしって雷避けに用いた。
ベジタブルスカイ
捕獲レベル1以下の昆虫類。体の99%が水分で構成されているミミズで、食事をとらずに水だけ飲んで生活している。
飲んだ水を体内で浄化する能力を持ち、良質な水分で土壌を再生させるありがたい存在。「小さな畑の主」の異名を持つ。
捕獲レベル34の野菜で、実は一般的なカボチャより小ぶりで、果肉はプリプリでマシュマロのように柔らかく、通常のマシュマロよりも高い糖度を持つ。
キャベツの変種で、捕獲レベル33の一本の樹まるまるが巨大なブロッコリー。
茹でてあるかのように柔らかく、樹液がサウザンドレッシング味で、そのままかぶりついてもブロッコリーのサラダを食べているような感触が味わえる。
フライドポテトのように細長く細かい形で成長する珍しいジャガイモ。その密集地の付近に生育している菜種の油が地中熱によって加熱され、ジャガイモを油で揚げたような状態になるためそう呼ばれている。そのため特別に味付けをしなくても天然の塩気が効いている。捕獲レベルは場所によって変わり、地上では3、ベジタブルスカイでは30。
ベジタブルスカイに生える野菜の王様。詳しくは当該項目にて。
『Jスターズビクトリーバーサス』では『トリコ』世界の戦闘フィールドとして採用されている。