フワ(プリキュア)
ふわ
概要
『スター☆トゥインクルプリキュア』に登場する宇宙妖精。
聖域スターパレスに住まう12星座のスタープリンセス達が、宇宙の支配を目論むノットレイダーの魔の手から星々の輝きを守る「最後の希望」として生み出した存在。
スターパレスがノットレイダーに侵略された際、スタープリンセスに仕える妖精プルンスはフワを逃すようにプリンセスたちに託された。命からがらスターパレスから脱出したフワとプルンスは惑星サマーンの宇宙調査員であるララに保護され、以後はともに行動していた。
だが第一話冒頭で地球の一少女である星奈ひかるのイマジネーションに呼応してフワが彼女の元に転移してくる。それが本作の始まりとなる。
フワは赤ん坊のように幼く無垢な存在であるものの、異星間の言語の壁を緩和したり、ワープホールや開いたりと様々な不思議な力を秘めている。
そして何より「伝説の戦士プリキュア」を導き力を与える存在である。本作のプリキュアの変身アイテムである変身スターカラーペンとスターカラーペンダントはフワが生み出したもの。
因みに、この時はフワの耳にある輪っかが高速回転する。
おうし座のプリンセスによれば、宇宙中に散らばったプリンセススターカラーペンからプリンセスを解放し救い出せるのはフワだけなのだという。そして12星座のプリンセスを解放するたびにフワはその星座の力を手に入れ「成長」していく。ノットレイダーから宇宙を守るためにはフワに12星座すべての力を与えなくてはならず、つまり本作はフワを成長させることがプリキュアの使命の一つになっている。
一方、ノットレイダーは宇宙支配を叶えるためには12星座の力が必要としている。
そのため、星座の力が直接込められたプリンセススターカラーペンを探索しているが、同時にその力を使いこなせるフワも捕獲対象としている。
フワは第一話時点ではほぼ『フワ』としか言わなかったが、話が進むにつれて少しずつ言葉を発するようになっている。言葉を少しずつ覚えていくこともフワの成長の過程として描かれている。
「フワ」という名前はひかるが勝手に付けたもので、真名は「スペガサッス・プララン・モフーピット・プリンセウィンク」と、歴代プリキュアキャラの中でもタルトやひめに次ぐ長いフルネームを持っている。ちなみにこのフルネームに「フワ」を想起させる単語は入っていない。
本人は「フワ」の名前を気に入ったようで、第2話では今まで通りに「スペガサッス」と呼ぼうとしたララに呼称の変更を促していた。おうし座のプリンセスも本名を呼ばずこの名で呼んでいる。
地球上においては、普段はひかるが愛用していたオリジナル星座ノートを変化させたトゥインクルブックに入り込んで寝食を行っている。スタープリンセス達が変化したプリンセススターカラーペンを本に差し込むと、その象徴を模した姿へと変化する。
目立ちまくりな行動を誤魔化す為に、ひかるたちは周囲の人物に対して「AIが搭載されて自ら動くぬいぐるみ」と言って誤魔化している。えれなの弟妹達からも可愛がられているが正体は今のところバレていない。
しかし、まだまだ幼いのか不意に飛び出したり、言葉を発してしまう事があり、それによってまどか(後のキュアセレーネ)に正体がバレたりしている(ただしこれはまどかが父親からこの街で宇宙人が暗躍しているという情報を事前に知っていたからでもある)。
中の人について
担当声優の木野日菜女史は前作『HUGっと!プリキュア』において何人かのサブキャラを演じている。ちなみにその前作ではキュアトゥモローの仲間のプリキュアの断末魔の叫び声を担当していたりする(EDクレジットでの役名は「未来の戦士B」)。一応はプリキュア役を経験済み…?
木野はキャスト発表時のコメントで小学生時代に初代を視聴しており、プリキュアから勇気を貰ったと語り、成人後にプリキュアの映画を鑑賞しに行った時小さいお友達が精一杯プリキュアを応援する姿を見て感動したという。その為、プリキュアで育った世代の声優はプリキュア声優も含めたら高橋李依(朝日奈みらい/キュアミラクル)、美山加恋(宇佐美いちか/キュアホイップ)、福原遥(有栖川ひまり/キュアカスタード)、水瀬いのり(キラ星シエル/キラリン/キュアパルフェ/キュアキラリン)、小倉唯(輝木ほまれ/キュアエトワール)に続いて木野で6人目となり、妖精では水瀬いのりに続いて2人目となった。