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シコルスキー(バキ)の編集履歴

2019-06-08 20:44:25 バージョン

シコルスキー(バキ)

ばきのしこるすきー

シコルスキーとは、漫画『刃牙シリーズ』第2部『バキ』に登場する脱獄囚である。

概要

CV:小野大輔(2016年OAD版)/津田健次郎(2018年TVアニメ版)


ロシア刑務所に収監されていた死刑囚

ミサイル発射孔をそのまま利用して建てられた「エバンズ刑務所」に投獄されていた。


戦闘能力

異常なまでに強靭なの持ち主。

壁面に目立った突起がなくとも、僅かな錆、或いは傷のようなものがあればそこへ指を引っ掛け、そのまま100mもの距離を登りきることが出来る。

クライミングのプロ曰く「出来る出来ないは別として、もし登りきるのであれば、天井につけられた数cmの釘を掴み、その状態で短編小説を悠々と読み切るぐらいの力が必要」

「でもそれが出来るのって人間じゃない」


それに準じて握力も強く、中指の第二関節を突出させた状態で拳を握り、高速で拳を振ることで突出した部分で相手を切り裂くという通称「カーヴィングナックル」という技を得意としている。

切れ味はそこそこえげつなく、足首を切って立てなくさせたりできるレベル。

腕を振る速度や手首の角度を調節して単純な打撃として繰り出すこともできる模様。


またその他にもドロップキックも得意としており、劇中ではトドメなどに多用している。


看守達の評価であるが「純粋な闘争でガーレンが勝てるわけがない」と言われるまでの身体能力の持ち主。


他の死刑囚よろしくキタナい手も用い、落ちていた灰皿、ガラスの破片、画鋲、釘など利用できるものは平然と利用する。

とはいえ他と比べれば幾分自身の身体能力に頼った戦法を用いている。


「シコルスキーの身体能力は特別中の特別」と評されており、もし悪事に手を染めなかったらロシアにいくつもの 金メダルを渡していたとまで言われる。



来歴

ある日「敗北」を知りたくなったシコルスキーのようにツルツルな100mにも及ぶミサイル発射孔を指の力だけで登りきるという神業を披露して脱獄。

大雪原を突っ切って通りすがりざまに『ロシアの英雄アレクサンダー・ガーレンを襲撃。ガーレンにトラウマを植え付けるほど叩きのめして一路日本に向かった。


日本に着くや否やアマチュアのプロレスラーを襲撃、「ヨーイドンさえしてくれれば十分に暴れてやる」と豪語するプロレスラーを一方的に痛めつけてみせた。


「『ヨーイドン』でしか走れぬものは格闘技者とは呼ばぬ 試合とは読んで字のごとく、あくまでリハーサルに過ぎない」

「リハーサルは何度やってもリハーサル 本番ではない」


大切な新人ファイターを潰され怒った猪狩完至に攻撃されるが、咄嗟に灰皿でガードして拳を潰し、ドロップキックをぶちかまし、顔を切り刻んでトドメを刺し勝利。

その後は徳川光成の引き合わせで地下闘技場へ案内され、格闘家との対決を誓わされた。


その後は復讐に燃える猪狩とその部下2名に襲撃されるがあっさり返り討ちにし、土下座で謝罪する猪狩に対し「図が高い」と「土下寝」を返し、バーベルやらダンベルやらでボコボコにして首を掻き切り重症を負わせ、挙句放尿してその場を立ち去った。


ここまでが絶頂期であり、その後彼の壮絶な転落人生が始まる。


その後、範馬勇次郎に依頼されて松本梢江を襲撃し、拉致

本気の範馬刃牙と闘う為の算段であったが、地上最強の生物たる勇次郎にも勝負を挑もうとし、直後に乱入したビスケット・オリバに止められ、一触即発の空気となる。


「幸運ダ… 地上最強ト地上最自由 コノ二人ト同時ニ戦ウチャンスナド、二度トナイト断言デキル!」


が、到着した怒り狂う刃牙と戦闘になり、ビルから蹴り落とされるが、お得意の指の力で壁面に掴まり、そのまま軽々登りきって戦線復帰。


「ラウンド2ゥ〜♪」


その後驚愕する刃牙にガラスの破片、画鋲などで翻弄し、ドロップキックをぶちかますと中々の活躍を見せる。しかし直後に警察が到着したためビルから飛び降りて逃走した。


…ここまではまだ良かったが、この後から徐々に転落していくことになる。


逃走した先で着替えていた所を刃牙に追撃され、何故か全裸の状態でバケツで視界を遮られた上でボコボコに殴られ、更に思いっきり金的攻撃を受け股間から大量出血。挙句乱入してきたビスケット・オリバのラリアットを喰らいハデにぶっ飛ばされ、そのまま警察に引き渡され捕縛、御用となってしまう。


これでおとなしくなったかに思えたが懲りずに脱獄、怨嗟骨髄に染み渡る刃牙と戦うため、柳龍光と刃牙の戦闘に乱入し、二人掛かりで刃牙に立ち向かうも、運悪くその時の刃牙は童貞を捨て超絶パワーアップ中。柳共々びっくりするぐらい歯が立たず軽くあしらわれ、花山薫の干渉もあり逃げられてしまった。


その後ジャック・ハンマーに出くわし、公園で公衆便所へ連れていかれ戦闘開始。

2mを超えるジャックとの身長差を埋めるため天井のスプリンクラーを自慢の指の力で掴み、ぶら下がった状態で戦闘するという芸当を見せるが、ジャックにスプリンクラーごと引っぺがされダウン。

それでもジャックが不利となる電話ボックスへもつれ込み、滅茶苦茶に痛めつけるが全く歯が立たず、電話ボックス内の総質量ごと真上にぶっ飛ばす威力のアッパーをモロに貰い、激闘の末に失神させられ地下闘技場に送り込まれる。


衆人環視の中、過去にプロレスラーへ吐き捨てた「試合はあくまでリハーサル、本番ではない」という言葉をそのまま返される形になり、最後の意地を見せてジャックへ襲いかかった。


「ダヴァイ(こい)ッッ!!」


持てる技術を総動員して襲い掛かるが軽くいなされてしまい、挙句ジャックはガイアにバトンタッチ。


ガイアの環境利用闘法(砂のぶちまけ攻撃、カモフラージュによる擬装攻撃)に金的、目潰し等メタクソにやられ、更に目も見えない状態で十秒ごとに攻撃されるという拷問じみた責め苦を喰らい、とうとう恐怖から絶叫。自ら敗北を認め、完全に敗北した。


「俺の負けだァ~ッ!! 許してくれェェ〜〜!!」


余談

このように、シコルスキーと言えばヘタレ」「弱虫」「雑魚などといったマイナスイメージばかりが付きまとうが、実力は決して低いわけではない。

恐ろしいまでの握力に加え、人体を引き裂く「尖った拳」を持ち、蹴りで救急車のドアを叩き潰し、更に人類の反射神経を越えた速度の拳を掴んで止められる刃牙にすら視認できないほどの短距離移動速度を持つなど、実際はかなりの強キャラなのだ。上には上がいるだけで


REVENGE TOKYO No.4「シコルスキー」

圧倒的な身体能力を誇り、わずかな突起を利用し垂直な壁をも登り降り可能。

対戦相手には手段を選ばず、侮辱的で容赦のない攻撃を繰り返す最凶死刑囚・シコルスキー


覚醒した刃牙に

全く手も足もでず、

最後は地下闘技場でガイアに

一方的に追い込まれ敗北を認め・・・。

────REVENGE TOKYO No.4「シコルスキー」プロローグ


────厳戒態勢が敷かれた孤島刑務所のシコルスキーの現在(いま)

何者かのモノローグ・・・。

「『ピンチ』って云うんですよね」

「『ピンチ力』」

「『挟む力』ね」

「挟む、摘まむ、つねる」

「指の力だね」

「スゴイのになると」

「コインを指でひん曲げるっていうんだが────」


────夜勤でシコルスキーの収監室に見回りに来た孤島刑務所の職員

彼は、コインをシコルスキーの収監室の中に落としてしまった。

「やれやれ」

「ミスタ・シコール」

「返してくれないか」

「職員は薄給なんだ」

しかし、シコルスキーからの反応はない。

ムッとした表情の職員

ヘイ!

ゴンッ

職員が収監室の扉を殴りつけるように、ノックをする。

「カラ」と言う音ともに扉の外に帰ってきたコイン。

それを見た職員の顔から血の気が引き、冷や汗が滲み出る。


────再び、何者かのモノローグ・・・。

折り曲げるどころじゃない

紙クズみたいに丸めちまってんだもの

「いやァ~~~~~~」

「ド肝抜かれたわー・・・・・・」

「ほら・・・」

「覗いてみな」

ニッケル硬貨を指で丸めちまう」

「『ピンチ力』も極まると」

「あんなことが出来ちまう」

「な?」

「壁を摑んじまうんだ」

「何もない平面を」

「眠ってんのか、起きてんのか」

「朝までああしてるよ」


────そこには、壁に止まっている虫のように、手と足の指の「ピンチ力」のみで、壁に一晩中張り付いているシコルスキーの姿があった。

REVENGE TOKYO シコルスキー

到達したピンチ力の極み。この力で人体が掴まれたら・・・。

────REVENGE TOKYO No.4「シコルスキー」エピローグ


関連項目

刃牙シリーズ グラップラー刃牙 バキ 最凶死刑囚

噛ませ犬 金髪

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