以下の記事には重大なネタバレを含む記述があります。
CV:細谷佳正
プロフィール
誕生日 | 不明(8月2日ということにしている) |
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年齢 | 20歳 |
身長 | 177cm |
体重 | 91kg→96kg(任務時) |
血液型 | O型 |
瞳の色 | 茶 |
好きな食べ物 | ボリュームのあるもの全般 |
嫌いなもの | ゴキブリ |
趣味 | イラスト・読書 |
手術ベース | オオミノガ |
先天M.O | 一応隠します |
マーズ | ランキング6位 |
専用武器 | 対テラフォーマー振動式忍者刀『膝丸』 |
概要
日米合同第二班所属。
第二部から登場した第二部の主人公的存在である。柳瀬川八重子曰くイケメン。
人間離れした身体能力と屈強な肉体を持つ古流柔術(周囲からは空手だと思われていた)の達人である。見た目は東洋人だが、実の両親の素性や国籍は不明で、孤児院で暮らしていた。
ミッシェルと同じく先天M.O保有者(=バグズ手術の因子を受け継ぐ子供)だが、ミッシェルと違い自然に生を受けた存在ではなく、本多晃によって「作られた」デザイナーチャイルド(ホムンクルス)。親の能力が遺伝しているため、生来より自然に変異しM.Oの力を発揮することができていた。
また、第二部時点の地球の技術では人為的に先天M.O保有者を作り出すことはできないとされていたため、彼らを研究しその仕組みを解明、技術として確立したい各国の思惑にさらされることになる。中国の暗躍もそのためであり、彼らからは「ザ・セカンド」のコードで呼ばれミッシェル以上の価値を持つサンプルとして狙われている。
M.O手術を受ける前から生身で熊と戦い善戦、自然変異時には圧倒し瞬殺する程の戦闘力を有している。幼少の頃から度々変異が発現して異形の風貌となっていたため、「化物」「妖怪」と呼ばれ迫害されていた。
火星発の病「A・Eウイルス」に侵された幼馴染の百合子の手術費用を稼ぐため、高額な優勝賞金の出るタイ王国の地下闘技場の大会に出場して優勝したが、百合子は既に死亡してしまい間に合わなかった。
そんな失意の中、小町小吉のスカウトでM.O.手術を受けて、火星探索チームに参加することになる。
上記のような過酷な運命を背負う身ではあるが、戦いの場から離れれば年齢相応の青少年でありコミカルな一面も見せる。特にマルコス、アレックスとは手術直後に出会うなり意気投合。我先にアネックスの艦内探検に駆け回ったりする悪友トリオとなる。
異性に対しても歳相応にスケベであり、艦内でシャワー中のクルーを見つければ覗きを企み、ミッシェルの着替えを覗く・覗かせないを巡る八重子との買収合戦では5千出そうとしたアレックスをよそに即決で5万の報酬を提案した。
膝丸
「膝丸」の姓は彼の育ての親草間紫暮が経営する「膝丸神眼流道場」から取られた。
そして彼が愛用する「専用武器」である特殊忍者刀にもその名が関せられており、後述する糸をツカに空いた穴に通すことで多彩な用途に用いることができる(忍者刀は緒と連動した使い方に使用される)。
膝丸には12の特殊能力が隠されており、現時点で判明しているのは以下の通り。
- 前掲の通り柄に糸を通し、振り回したり地面に突き刺して杭にしたりする
- 「蛾」の耳を持つ燈にしか聞こえない超音波を放つ
- 微細な振動により金属もたやすく断つが、燈の反響音が停止する(=気絶、戦闘不能)になると振動が止まり鈍らになる
- 他の上位ランカー同様に臨時の変身薬になる(ただし自ら刺さねばならず非常に痛そう)
国産戦闘鬼、見参
手術ベースは昆虫型・オオミノガ、一般的に言えば「ミノムシ」の成虫である。
薬を使用した人為変態時には、生物界最強の強度を誇る強靭極まりないミノムシの糸を作り出して、自在に操ることができる。その糸は鋼鉄の10倍以上もの強度を有し、どんな物体にも粘着させることができるので、テラフォーマーの腕力をもってしても脱出不可能。何かしらの特殊能力を用いなければ傷一つつけることができないほどに優秀なものである。
糸は大量に出すことで「盾」にも「鎧」にもなり、テラフォーマーの打撃や拳銃にすら耐えることができる。
捕獲という観点から非常に有用な能力ではあるが、オオミノガ自体が絶滅危惧種(2018年時点でレッドデータブック記載)であるために手術成功率の高い燈以外には適用できなかった
攻撃的な能力を持たないオオミノガ(原作者が担当から「ミノムシ!? 弱そ~!!」呼ばわりされた始末)ではあるが、燈自身の戦闘能力が極めて高いレベルにあるため全くハンデにならないどころか、糸を駆使することで変幻自在かつ攻防に隙が無い戦力となった。
また、蛾の触角が頭から生えることにより、嗅覚と聴覚が上昇する。
以下未アニメ化部分ネタバレ
前述の通り燈がデザイナーチャイルドであることはかなり早い段階から読者に対して明かされていたものの、その遺伝子の提供者については長らく不明であったが、火星編のクライマックスにおいて母親に関する情報がついに開示された。
中国によって派遣された宇宙戦艦・九頭龍からの攻撃により、燈をかばう形でミッシェルが倒れ、激昂した燈は明らかにオオミノガとは違う昆虫の特徴を見せた姿へと変貌する。
その腕はまさしくカマキリの鎌へと変化しており、さらにそれを見た中国サイドから「母親の能力」「返してもらう」といった発言が見られたことから、「カマキリをベースにした中国人の被手術者」としてかつてのバグズ2号の副艦長、張明明が母親である可能性が浮上した。
・・・が、それと同時に小町小吉の独白が回想という形で挟まれ、その中で秋田奈々緒の因子もまた受け継がれていることが示唆された。燈が本来短い糸しか作れないはずのオオミノガがをベースにしていながら、数百mにも及ぶ長い糸を作り出せるのは、彼女の遺伝子(クモイトカイコガの力)を受け継いでいたためだったと思われる。
この能力を併用することで、「長く」「強靭な糸に」「鎌を生やす」というキメラのような技を作るに至り、戦闘力は大幅に上昇した。
キマイラ・ブラッド手術を受けたことにより天異変態が可能となり、専用の設備を使えば3分間、体液の経口摂取であれば10秒間だけ、他のバグズ・MO手術能力者の動物パワーを借用できるようになった。
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テラフォーマーズ 小町小吉 ミッシェル・K・デイヴス オオミノガ ミノムシ