概要
シリーズ4作すべてに登場。リョウコがまだいない第一作においては紅一点となるキャラクター。
容姿端麗の女剣士にしてフランス百年戦争の英雄ジャンヌ・ダルクその人であるが、その性格はタカビーの一言(どこぞのすべての男は私の前に跪く人の影響が垣間見える)。
愛用の懐剣『バスタードバスター』は蛇腹剣や弓にも変形するマジックアイテム。
なお、鎧にも『シャイニングフォース』という名前がついているが、どちらも武具屋の親父を色仕掛けして頂いたってんだからまた。
結婚願望こそあれ、それは「ただし自分より強い男に限る」。ワールドヒーローズで戦う理由もそれであり、J・カーンはそのお眼鏡にかなったようだが、ジャンヌのようなタイプは苦手なのか逃げられている。
じゃあ他の男連中はどうなんだっていうと…
「大体修行バカに猿、アチョアチョうるさいのや脳みそ筋肉男。初代変態に機械。
無口とバイキングは妻子持ち。海賊はブラブラしてるし、二代目変態は論外。
他は変態三号、裏切り者、悪者に金属、本物の猿と小娘しかいないじゃない!
カーン様?もう過去の男よ。あら、誰か地味なの忘れてるかしら?」
(ネオジオCDソフト『ADKワールド』より)
…ごらんの有様である。この分では期待はできないだろう。
なお、歴史上の自分の末路を知ったからなのか、元の時代には戻らず現代のブラウン博士の別荘に居候しているらしい。
(プロフィール欄の「誕生日:1412年4月5日」「年齢:19歳」「年代:1431年」が史実通りだと仮定すると既にイングランド軍に捕らえられ処刑目前という事になる。使用技に火属性の物があるのもつまりはそういう意味なのだろうか)
それで現代世界での生活を満喫しつつ婚活に励んでいるのだろうが、街中でハンゾウがリョウコに迫られているのを見てムカついたようである。
近況
まあ、そんな格ゲーブームの時代を彩った女性キャラクターのうちの一人であった彼女もシリーズの終焉とともに出番もなくなってゆき、メーカーであるADKも解散した今となっては版権を回収した芋屋のゲームで背景にこっそり紛れている…そんな存在になってしまっていた。
だが…
SNK(+α)の女性格闘家たちが集う『SNKヒロインズ Tag Team Frenzy』にDLCキャラとしてまさかの復活。
いやさ、今日色々なところでジャンヌ・ダルクが取りざたされるようになった中、ゲーム界のジャンヌの偉大な先達たる彼女もぼちぼち出てこないわけにはいかなくなった…のかもしれない。
おそらく主催者の趣味でコロコロ衣装を変えられても、他のヒロイン達のように嫌な顔せずノリノリである。
…まあ、彼女にとってみればツルッパゲにされるのに比べれば大したことではないのだろう…。
(原作ゲームではこんな凛々しい顔できてません。デスマッチモードで負けた際の罰でツルッパゲにされるため泣いてます)
性能
女だてらに剣を取り鎧を身につけ戦うだけあり、決して男どもに引けを取らないパンチ力(剣だけど)の持ち主。
剣道三倍段という言葉もあるとおりリーチもあり、どこぞのチャンバラ格ゲーみたいにやたら大振りってこともない。スライディングも使いこなせ、要は分かりやすい強キャラ。
かつてマッスルパワーに10:0のダイヤグラムをつけたのは伝説の語り草である。
さすがにヤバすぎたからかシリーズが下るにつれ弱体化していってるようだが…。
必殺技は火の鳥を飛ばす飛び道具『オーラバード』に蛇腹剣を展開して振りぬく『フラッシュソード』、さらに『2』から蛇腹剣での対空斬り技『ジャスティスソード』も会得するが、いずれもタメコマンド。
かの待ち軍人もそうだが強キャラの宿命だろう。
しかし『2JET』ではタメ不要で出せる、自ら火の鳥となって突っ込む『ファイヤーバード』をついに会得。…その実はかなり使いづらい。見た目は派手なんだが。
『PERFECT』ではファイヤーバードの究極奥義化と共にもうひとつ、変形した弓から光の矢を連射する『エンジェルアロー』も習得。一度に三本ずつ矢を放つゲージMAX版は相手と当たり方次第では即死もありうる威力を誇る(実戦で狙うのは難しいが)。
関連タグ
ガイル:他作品の男性キャラクターで『金髪で、投げ技主体の相手に極端に強い』という点で共通している。
ジャンヌ・ダルク:ジャンヌの元ネタになった歴史上の偉人。
ジャンヌ・ダルク(Fate):ジャンヌと同様、上記の歴史上の偉人が元ネタのキャラクター。