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アインクラッドの編集履歴

2020-05-07 20:54:30 バージョン

アインクラッド

あいんくらっど

「アインクラッド」とは、電撃文庫より刊行されているライトノベル「ソードアート・オンライン」に登場する同名の架空のVRMMORPGの舞台となる仮想世界である。正式名称は「浮遊城アインクラッド」。本記事では作中作としてのSAO、及び派生したVRMMORPGの舞台設定について記述する。

アインクラッドを舞台とするゲームとしての「ソードアート・オンライン」については、SAOを参照。


概要

先細りの形状をした100の階層からなる巨大な浮遊物体。各階層は円形であり、階層ごとに異なる街や自然環境を内包する。

階層間の行き来は主街区にある転移門、テレポート用アイテムの転移結晶および回廊結晶、そして迷宮区の往還階段に限られる。迷宮区を守るフロアボスを倒さない限り上のフロアには転移できない。また、層と層を支える柱を上ることはできるが、上層にたどり着く前に弾かれる。


SAO正式サービス開始前の公式情報やベータテスト時のNPCの台詞などでは世界観についてほとんど説明がなくアインクラッドの構造以外にはほとんど設定がないと思われていたが、正式版にて主にクエストNPCであるエルフ族によってその成り立ちが明かされた(これらの設定がアーガス社の開発チームが想定していたものなのか、カーディナル・システムのクエスト自動生成システムによって生成されたものなのかは不明)。


世界観

用語

これらの多くは本編ではなく、プログレッシブ編にて明かされた設定である。

大地切断

浮遊城アインクラッドの創世記。どの階層もかつては地上に存在したが、ある時主要な100の都市とその周辺の地帯が円形に切り抜かれ、柱とパネルにより補強され上空へと浮かび上がったできごととされる。

これにより地上の文明を支えていた魔法が失われその残滓というべきまじないのみが残り、人間族の王家は全て滅亡。各都市は自治都市となり、階層間の交流も絶たれて今に至る。

このできごとについての伝承を残すのはエルフ族のみ。


九王国連合

9つあった人間族の国家。現在は全て滅亡している。


黒エルフ(ダークエルフ)

クエストNPC。聖大樹「リュースラ」の加護を受けた黒い肌のエルフ。


森エルフ(フォレストエルフ)

クエストNPC。聖大樹「カレス・オー」の加護を受けた白い肌のエルフ。


フォールンエルフ

クエストNPC。不死の肉体を得ようと聖大樹に手を出した結果、呪いを受けたエルフ。


各フロア

第1層

特定のモチーフを持たず、街の風景や地形、モンスターの種類はバラエティーに富む。


はじまりの街

総面積の2割を占める巨大な街。中心部にそびえる《黒鉄宮》には全プレイヤーの名前が刻まれた「生命の碑」が存在し、死亡したプレイヤーの名前には取り消し線が引かれ死亡日時と死因が記録される(ベータテスト時には「蘇生の間」だった)。

第25層攻略後、フロアボス戦で大損害を被った《アインクラッド解放隊》が勢力を盛り返すため《ギルドMTD》を吸収し黒鉄宮を占拠。街全体が《解放隊》改め《アインクラッド解放軍》の管理下に置かれたが、メンバーの専横が問題になっていた。


イルファング・ザ・コボルドロード

フロアボス。赤い体をしたコボルド族の王。主武装は斧と盾だが、HPが減少すると武装を切り替える特性を持つ。

ベータテスト時と正式版でこの副武装が変更されており、レイドリーダーの死の原因となった。

コミック版では「《湾刀を持った(=ベータ版)イルファング》が《太刀を持った(=正式版)イルファング》に倒されている」という壁画が登場しており、ボスの攻撃パターンが変更された理由がゲーム内で明かされている。


第2層

モチーフは草原で、主なモンスターは牛。


ウルバス

テーブルマウンテンを外周部のみ残して切り抜くことで造成された主街区。


アステリオス・ザ・トーラスキング

フロアボス。ベータ時には存在していなかったトーラス族の王。命中すれば確実に麻痺する高威力の雷ブレスでレイドパーティーを壊滅寸前に追い込んだが、すんでのところでアルゴ(sao)が新ボスに関する情報を得られるクエストをクリアし、弱点を突ける特攻武器を持つプレイヤーを連れてきたことで立て直しに成功、撃破された。


第3層

デザインテーマは「森」ここから9層まで「秘鍵」をめぐって争う黒エルフと森エルフの連続キャンペーン・クエストの舞台となる。


ズムフト

3本の巨大な樹の幹をくりぬいて作られた街。ここで《ギルド結成クエスト》を受けることができる。


ネリウス・ジ・イビルトレント

フロアボス。大型樹木の姿をしたモンスター。β時代とは異なり広範囲に毒のバッドステータスを与える攻撃を持っていたが、事前にその情報を得ていた攻略組は解毒用ポーションを複数用意していたためあっさり撃破された。


第4層

β時代はからからに乾いた渓谷のエリアだったが、正式サービス時には谷は水で覆われ水と緑のあふれるエリアに様変わりしている。


ロービア

水路が町中に廻ったヴェネチアを彷彿とさせる街


ウィスゲー・ザ・ヒッポカンプ

フロアボス。前半分が馬で後ろ半分が魚の怪物。β時代とは異なり、ボス部屋を水没させる特殊スキルを使う。 「外から誰かが扉を開ければ水が排出される」という事が発覚したことと、途中から助っ人に入ったNPCのヨフィリス子爵が恐ろしく強かったこともあり、こちらも割とあっさり撃破された。


第5層

フロア全体が遺跡で覆われたエリア。


カルルイン

遺跡の中に作られた街


フスクス・ザ・ヴェイカントコロッサス

フロアボス。ゴーレム。

アインクラッドがまだ地上にあった時代に人間たちによって作られた戦闘兵器という設定。β時代とは名前も姿かたちも全く異なっている。ボス部屋と完全に一体になっており地面をランダムに動き回るラインを踏むと床や天井から攻撃を仕掛けてくるモンスターというよりはギミックやトラップのような性質を持ったボス。


第6層

デザインテーマは「パズル」


スタキオン

街のあちこちにパスルによる仕掛けがあり、宿屋のドアも開けるたんびにいちいち仕掛けを解かなければいけない


ジ・イレーショナル・キューブ

フロアボス。全面が金色で、1〜9の数字が刻まれた、巨大なルービックキューブのようなボス。

攻撃した列が回転する。

ボスフロアの扉のパズルを解き割り出した9桁の数字をボスを攻撃して一面に揃える。

すると『無敵状態』が崩れ、攻撃が通るようになる。

パズルの難易度は10人のプレイヤーがフルで解いても丸一日掛かる難しさ。

原作では付き添いのNPCがパズルを解き、約1時間掛けて数字を割り出す。

数字は左上から横に「8、3、4、1、5、9、6、7、2」である。


第75層

第3のクォーター・ポイント。本編の時間軸においては、ここで最終ボスである茅場晶彦が攻略隊に潜んでいたことが看破・撃破されたことにより、SAOがクリアされた。


ザ・スカルリーパー

骸骨でできた百足型フロアボス。高レベルプレイヤーのHPを一撃で削り切る異常な高攻撃力を持ち、討伐戦では14人の死者を出した。

それだけでなく、前層と同じクリスタル無効化に加え「一度入るとドアが閉じ、ボスが討伐されるかプレイヤーが全滅するまで一切開けられない」という仕様が追加され、事前偵察すらできなかった(偵察のためボス部屋に入った10名が死亡)。


第100層

最終ボスが待ち受ける最上階。面積の大半が最終ダンジョン《紅玉宮》で占められる。


関連タグ

ソードアート・オンライン SAO 2012年夏アニメ


サブキャラクターは作中設定の各記事、及び各作品の個別記事を参照。

ネタタグやカップリングはキャラクターの個別記事及び下記のカップリング一覧を参照。

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