概要
カケル達を含めてナマケモノになってしまった人々を取り戻す為に二人の主人公がおサルなテレビ番組を潰していくアクションゲーム。キャッチコピーは「ジャンガジャンガゲッチュしよう!」「ピポサルを捕まえて、おサルな番組をやめさせろ―!」シリーズで始めて主人公が二人になっている。なお、ポケモンシリーズやサモンナイトシリーズの主人公のようにゲーム開始から主人公を一人選び(途中で変更出来ない)選ばれなかった主人公はアドバイスや後述のフライングタートルでサポートする。二人は後述のバケルギアによって本作の新システムである「変身」が使用できるほか、アニメ「サルゲッチュオンエア」にもゲスト出演する。さらにアンガールズ(当時大ブレイクしたお笑いコンビ)やメタルギアソリッド(当時のディレクターであった小島秀夫氏がサルゲッチュのファンだったことから)とのコラボも行っており、それぞれアンサールズ、メサルギアソリッドとして登場する。但し変身システムが強力すぎたせいか、難しかった前作から一転して難易度は低い。
なお、ナンバリング作品は本作を最後に途絶しており、これ以降は外伝作品のみの発売となっている。
10年以上たった現在でもナンバリング作品が登場していない、異例中の異例であるが、7年後にオリジサルサウンドドラックのタイトルで音楽CDが発売された。
前作との変更点
- 持てるガチャチップの上限が3桁から4桁に上がった
- ガチャボックスが商店街に差し換えられ、 おみくじ等が無くなったかわりにビスケットや秘密の写真などが自由に選べるようになった(ただしガチャボックスに似たようなものにラッキーくじがある。)
- コレクション要素から4コママンガが無くなった。
- 新要素「変身」との兼ね合いでダイビングジャンプが廃止され、マジックパンチや前作で登場した新ガチャメカが未登場。続投しているガチャメカもメカヨンクはボディから寿司とティッシュペーパーがなくなり、パチンガーの爆裂玉と誘導玉のケースも存在しない。
- オヨゲッチャーで泳げる範囲が狭くなり、アミも発射されなくなった。(実質弱体化)
- 雑魚敵がシタッパーズからテレボーグに変わった。特長としては背中に付いているネジを攻撃すれば大ダメージを与えられる上に大量に落とす点である。また一部のシタッパーズを意識したテレボーグも存在している。
- ボスの倒し方などが掲載されている「ヒントブック」の追加。
- 占いのレパートリーが増えた。星マークのついたピボサルをゲッチュすると星座占いが実行できる。
- ピポサルの中にメカボーやゲットアミを奪う個体が存在し、アミで攻撃されるとこちらが逆に捕ってしまう。
- 激レアサルの出し方が前作ではウッキーウッキーディスクという無料配布のディスクで激レアサルを呼び出すことができたのに対し今回は外伝作品「サルバトーレ」にもあったパスワードで呼び出す仕組みになった。
- 完全クリアしたステージをフリープレイで選べるようになった。具体的にはピポサルや仕掛けが捕獲、解除住みではなく、変身時間が無限になるなど。サルシネマの撮影対象となるピポサルをゲッチュしてしまったときに役立つ。
- 2周目のクリア得点がサばいばルになった。詳細は後述。
キャラクター ※カッコ内は声優
主人公の一人。体育と給食を好んでいるのか運動神経がよくスピードが速い。私服や変身衣装の一部に3の番号が着いている。姉のサヤカのインパクトが強すぎるせいで空気になりがちだがウッキーホワイトのドラゴンをかっこいいと子供らしく評価したり人生の苦痛に悲しむトモウキに同情したりアニメ版ではサヤカを2度も助けたりと主人公らしく活躍している。
主人公の一人。国語と音楽が得意。背中にウサギ型のリュックを背負っており、同社のラチェット&クランクを意識している。人気のアイドルでもある。(ピポサルの中にもファンがいる)もしアイドルでなかった場合アキエやサトルもナマケモノになってしまう可能性があったので有ろう。同じく運動神経がよくスピードが速い。携帯用ゲームでは彼女単独で主役を勤めた。
また、アニメ版ではカレーのCMも提供していた。
主題歌は「HAPPY☆センセーション」で歌詞の一つ「うさぼん」は中の人の愛称からとったものである。
ナツミやハカセに代わってオペレーターを務めるスタイルの良い女性。プリンに目がないがバケルギアを開発している。アニメ版では白衣を来ており、ピポサルの襲撃に備えて試作型ゲットアミを作成していた。また後述のハカセとも知り合いになっており、「似た者同士」と言われていた。
人類に恨みを持ち、スペクターに協力している謎の科学者。彼そっくりの巨像「トモウキタワー」の頂上まで登るとトモウキロボに乗って2人と戦う。トモウキロボは変身を含めて主人公側の攻撃が一切通らない為、倒すにはアキエが転送してくれたロボットで戦わなければならない。アキエとは知り合いのようだが…?
テレビ番組が本作のテーマなのもあってかそれぞれ時代の風景に服装を合わせている。
- ウッキーブルー(CV:櫻井孝宏)「ガンマン十ヶ条」を持つナルシスト。一輪型バイクに乗っているのは相変わらず。ある程度ダメージを与えると決闘に入り、マシンガンで的確に狙う。決闘専用のステージが狭い事もあってダメージを食らいやすい。
- ウッキーピンク(CV:松下美由紀)同じアイドルのサヤカをかなり嫌っている。二重人格を反映した攻撃を行う。前作のウッキーイエローのように一度だけ逃走し、2周目開始時にスペクター達を解放させる。本作の主題歌は「バナナにハート☆ブレイク」。
毎度おなじみのラスボス。今回はトモウキに助け船されてテレビ局「スペクターTV」を開局。下らない番組ばかりを放送させて視聴者をナマケモノにさせる。局長ということもあってか今回のみスーツを着ている。
ひみつゲーム「メサルギアソリッド」での主人公。スネークのデータをインプットした特別な戦闘サル。CERO:Aの為主に格闘や果物型の爆薬を使う。メサルギアの停止に任務を受けながら進んでいく。
前々作と前作では大活躍だったキャラだが、今作ではナマケモノになってしまいストーリーには関わらない。
なお特定のパスワードを入力成功させると前者2人のコスプレをした激レアサルが出現し、後者はゲストキャラの大佐と会話する。この時のハカセの顔は必見。
またアニメ版ではカケルとハカセがナマケモノになっておらずサトル達との共演もできた。
アキエがオペレーターを務めるのもあって今作ではオープニングでゲットアミを転送するだけの登場だがアニメ版ではレギュラー化した為かサトルやサヤカと共演している。また、本編ではなくメサルギアソリッドの特定のステージに彼女のフィギュアが確認できる。
サルバトーレに登場した神出鬼没のピポサル。今作では特定のパスワードを入力する事によって出現する激レアサルとなっている。アニメ版ではビッグになる目標もあってかハイスペックなアイドルのサヤカを2話に渡ってターゲットにしていた。
へんしん
ボス戦1つ前のステージに入ろうとするとアキエから変身できる器具バケルギアがもらえる。
ただし、高熱で作られている為か水に入ると変身が解除されてしまう。
また、商店街で最大10個までストックを増やす事も可能。
いないふりをしている間はバケルエナジーが速く溜まる。
日本語版ではどの変身でもステージクリアのポーズは同じだったが。海外版では変身衣装のイメージに合わせたポーズを取るようになった。
- ファンタジーナイト 攻撃力が高いだけでなく盾で防御もできる騎士型変身。炎が吹き出るエリアやウッキーブルー戦で活躍する。自分の周囲に魔法陣を出してサルをゲッチュする。
- ワイルドウエストキッド 銃による遠隔攻撃が得意で動きながら攻撃可能。ゲッチュの射程も長い。ただし、この変身でないと解けない仕掛けがない上、後から手に入る変身が優秀すぎる為、使いづらい。どちらかというとガチャチップ稼ぎに向いている。サヤカのものはへそや腋にマフラー、ホットパンツなどと萌え要素が多い。
- ミラクルニンジャ 忍者らしく素早さや分身の術など多彩なアクションが多い強力な変身。。タイムアタック等で有用。分身を前方に飛ばしてゲッチュを行う。
- マジンダンサー その名の通りマジンを召喚し、テント等に隠れているサルを踊らせて誘き寄せる事も可能。ステージを進めると商店街に専用の曲が入荷される。
- ドラゴンカンフー コンボ攻撃を得意とする変身。ドラゴンマークの付いた障害物を壊せるだけでなくボスのガードを崩す事もできる。とあるステージでの空中のピポサルをゲッチュする手段としても有用。
- ゲッチュマン 二人の憧れをイメージした変身。電撃攻撃が得意で複数のサルをゲッチュする力も持っていることからタイムアタックでは有用。難点はゲッチュが体当たりで避けられたり反撃されやすい、誤操作で自滅しやすい事。特にゲットアミを奪われた場合は使わないのが無難。ミラクルニンジャと使い分けるのも1つ。
- ピポサル 文字通り、ピポサルに変身する(と言うか着ぐるみを着る)。隠された楽屋を開けてくれる上他のピポサルから警戒心を解く効果があるが、変身したままではゲッチュできなくなる。その分この変身だけ、有効時間が他のより長い。
乗り物
- ボート…ダメージを受ける溶岩や氷の海を渡る乗り物。体力に余裕があればボートを使わなくとも渡ることが可能。
- タンク…マシンガンとミサイルで障害物を破壊できる。今回は敵がスピーディになっている上に変身システムもある為、活躍できるのは障害物の破壊程度。
- ロボット…前作よりカラーリングが変更され、攻撃方法もガラガラ型の棍棒から「ブーストアタック」とパンチに変更された。一部ボス戦でも活用機会があり、比較的優遇されている。
- スポーツカー…今作より初登場したレーシングカー。ゲッチュマンに変身した状態で乗ると250KMのスピードを出せる。
- フライングタートル…こちらも初登場。選ばなかった主人公が操縦する。トモウキロボとの戦いではただ飛んでいるだけだが最終決戦では主人公の足場となってサポートする。
サルシネマ
ピポサルの映画を楽しむ施設。
撮影対象となるピポサルをゲッチュせず、カメラで撮影するだけで登録される。うっかりゲッチュしてしまってもフリープレイで撮影する事が可能。シネマファイルを持って入れば自分だけのムービーを編成できる。
パスワード
サルバトーレにもあった要素。今作では最初から使用可能
激レアサルだけでなく、ピポトロン登場やラチェット&クランク宣伝のムービーも手に入る。
サばいばル
その名の通りジャケット0でステージを休息なしで進んでゆくモード。バケルストックの追加も不可能。ただし、ガチャチップを1000枚集めるごとにジャケットが一つ増える他、ステージをクリアするごとにセーブができる。なお、本編とは別データ扱いになるので上書きしないように注意。
メサルギアソリッド
メタルギアシリーズとのコラボレーションでひみつゲームの一つとして収録されている。サブタイトルは「スネークエスケープ」主人公はピポスネーク。レーディングの関連から攻撃手段は格闘とボムとピストルに限られており、敵に関しては気絶させることしかできない。
- ストーリー
カケル達が林間学校に行っている間にピポサル兵がメサルギアを強奪し、メサルギアからナマケモノ砲を発射し、全人類を怠け者にすると言う事態に大佐からの依頼を受けたハカセがスネークの戦闘データをコピーしたピポサル「ピポスネーク」を派遣し、彼に本物のスネーク捜索とメサルギア破壊の任務を与えた。
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