ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

メリュジーヌの編集履歴

2020-06-29 12:51:15 バージョン

メリュジーヌ

めりゅじーぬ

「メリュジーヌ」とは、フランスの伝承に登場する蛇女。

関連イラスト

センシティブな作品


概要

  1. フランス中西部ポワトゥー地方の町・リュジニャンにあった古城の起源にまつわる伝説の登場人物。この記事ではこちらを解説する。
  2. ゲーム『ファイナルファンタジー5』に登場するモンスター。1.がモチーフとなっている。

フランスの伝承

メリュジーヌ(Melusine)は、人間であるアルバニアと、泉の妖精プレッシナの間に生まれた娘とされている。普段は美しい娘の姿をしているが、出生時に呪いを受けており、毎週土曜日になると下半身が水蛇の姿になってしまう。


成長したメリュジーヌは、リュジニャン領主レイモンと恋に落ちる。メリュジーヌは「土曜日に自分の姿を決して見ないこと」という誓約を交わした上でレイモンと結婚する。

愛し合い、幸せに暮らす2人は10人の子供をもうけた。


その後の展開には、大きく異なる二つのバリアントが存在する。

第一のバリアントでは、その幸福をねたんだ周囲の讒言に惑わされた夫が、制約を破ってメリュジーヌの姿を覗き見たため、彼女は嘆きつつ去っていく。しかしその後も陰ながら子供たちを見守り続け、子供たちもまた、メリュジーヌの血を引くことを誇りにした。また、彼女の子孫であるリュジニャンの一族からは、後にフランス国王が出たと言う。


第二のバリアントでは、異類婚姻譚にありがちな不幸な結末を迎えることとなる。

人間と半妖のあいだに産まれた子供たちのうち、8人は異形の性質を持ち、気性も荒かった。

あるとき、レイモンは禁を破って土曜日にメリュジーヌの姿を見てしまい、彼女の正体を知る。しかし、レイモンはそれでもメリュジーヌを妻としつづけた。

だが、二人の間に生まれた息子達が殺人を犯したと聞いたとき、レイモンは激昂して「お前が蛇だからだ」「化け物女!」と妻をなじる。

愛する夫の言葉に傷ついたメリュジーヌは川に飛び込んで行方をくらました。すると、その後レイモンが治めるリュジニャン家の一族は急速に衰退してしまったという。


メリュジーヌが住んだというリュジニャン城(実在)は、残念ながら1574年に砲撃を受け、破壊されてしまった。


なお、一説では、メリュジーヌを表す「」「」「」は繁栄を象徴しているといわれており、「メリュジーヌ(Melusine)」という名も「Mère(母)」と「Lusignan(リュジニャン)」の合成語であると考えられている。


メリュジーヌの血縁者

エリナスアルバニア国王


プレッシナ / プレッシーナ妖精


息子

ユリアン(後にキプロスの王になったという)

ウード(外見と顔が炎のように燃えて見える)

ギイ(後にアルメニアの王になったという)

アントワーヌ(片頬に獅子の足が生えている)

ルノー(一つ目)

ジョフロワ(大牙が一本あり)

フロモン(鼻の上に毛で覆われたアザがある)

オリブル(三つ目)


ファイナルファンタジー5』のメリュジーヌ

次元の狭間に封印されていた魔物の一体で、後にエクスデスの配下となった。第三世界に入った後、最初の刺客として、バッツたちの前に立ち塞がる。

生死不明になっていた仲間のレナに憑依し、人質に取るという卑劣なやり方で一行を苦しめた。

しかし飛竜が捨て身の攻撃をしてくれたことでメリュジーヌは分離し、そのまま戦闘になる。

戦闘では「バリアチェンジ」で4種類に形態を変え、炎・氷・雷の属性魔法で攻撃してくる。

センシティブな作品

何よりも身体にを巻きつけているだけの美女という容姿が特徴的で、バルバリシアFF4)やチャダルヌークFF6)らと同様、スーパーファミコン時代のファイナルファンタジーシリーズを代表するエロ敵として認知されている。


関連タグ

フランス 異類婚姻譚 水妖 蛇女


外部リンク

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました