概要
正式国名はキプロス共和国。面積9251平方km、人口約125万人(2022年)、首都はニコシア。公用語はギリシア語、トルコ語。
トルコの南にあるキプロス島を本土としており、地理的にはアジア(近東)にかなり近い。欧州連合と英連邦に加盟している。
キプロス島には1191年から1470年までキプロス王国が存在したが、1470年から1571年までヴェネチアの植民地となった。
その後はオスマン帝国の統治を経て英国の領土になり、1960年に独立した。
ただし現在でも南部のアクロティリと東部のディケリアの2箇所はイギリス軍施設が所在している。
北キプロス
トルコ系とギリシャ系の住民の対立により1983年に北キプロス・トルコ共和国が分離したが、トルコ以外承認していない。
渡航
査証免除取極により3ヶ月以内の短期滞在なら査証は不要。
日本の外務省は危険情報はないが、ぼったくりや置き引きに注意。また、北キプロスは制限付きで入域可能だが、キプロス政府の統治外につき十分注意してほしいとのこと。
関連項目
銅:古くからフェニキアによって銅の採掘が行われていたため、古代ローマ時代には「キプロスの真鍮(aes Cyprium)」と呼ばれていた。
英名のcupperや元素記号のCuも実質的にキプロスが語源と言える。