曖昧さ回避
データ
概要
第2世代で初登場したポケモンの技。数少ないほのおタイプの変化技。
効果は5ターンの間天候を「にほんばれ」状態にするというもの。
この天候は単に「晴れ」と呼ばれることが多いが、どちらかというと天候が変化していない通常時こそポケモン界本来の「晴れ」であり、旧称である「ひざしがつよい」状態が示す通り、「更に太陽の光が強く照りつけている」状態を指している。
グラードンやコータスなどが持つ特性「ひでり」はこの特性を持つポケモンが場に出ただけで技使用時と同じように天気を「にほんばれ」状態にする。
また、ダイマックスわざの一つ「ダイバーン」にも天候を「にほんばれ」に変える効果がある。
「あめ」等と同様にマップの天候が「にほんばれ」状態の時は戦闘もこの状態で行われるが、その状態となったマップは非常に少ない。
「にほんばれ」状態
以前は「ひざしがつよい」状態と呼ばれていた。(「あめ」や「すなあらし」と違って少々名前が長いので専ら「晴れ」や「日照り状態」と呼ばれる。)
基本的にほのおタイプやくさタイプが強化され、みずタイプが不利になる効果を持つ。
『剣盾』のワイルドエリアでは明らかに太陽が出ていない夜間でもこの状態になることがあり、しばしばプレイヤーからツッコまれることも。
この天候の原理に関して、グラードンによりホウエン地方が異常気象に見舞われた際、ミクリが「ルネシティ上空のグラードンが生み出した熱球によりホウエン地方の日差しが強くなっている」という旨の発言をしていることから、ポケモンの作った疑似太陽が日差しを強くしているものと推測される。
効果
- ほのおタイプの技の威力が1.5倍になる。
- みずタイプの技の威力が0.5倍になる。
- 特性「ようりょくそ」のポケモンの素早さが2倍となる。
- 特性「サンパワー」のポケモンの特攻が1.5倍となり、毎ターン最大HPの1/8が減る。
- 特性「リーフガード」のポケモンは状態異常にならなくなる。
- 特性「フラワーギフト」のポケモンの味方全員の攻撃と特防が1.5倍になる。
- 特性「しゅうかく」のポケモンの消費したきのみが必ず復活する。
- 特性「かんそうはだ」のポケモンは毎ターン最大HPの1/8が減る。
- 回復技「あさのひざし」「つきのひかり」「こうごうせい」の回復量が最大HPの2/3に増える(通常は最大HPの1/2)。
- 技「せいちょう」の効果が「攻撃・特攻がそれぞれ2段階上昇」になる(通常時はそれぞれ1段階上昇)。
- 通常時は1ターン目でパワーを貯めて2ターン目で攻撃する技「ソーラービーム」「ソーラーブレード」が1ターンで打てるようになる。(チャージモーションは省略されず、「ひかりをきゅうしゅうした! 」と表示された上で直後に発射される)
- 技「ウェザーボール」のタイプがほのおに変わり、威力が100になる(通常はノーマルタイプで威力は50)。
- 技「かみなり」「ぼうふう」の命中率が50%に低下する(通常は70%)。
- 特性「てんきや」を持つポワルンのタイプがほのおに変わり、「たいようのすがた」にフォルムチェンジする。
- チェリムが「ポジフォルム」にフォルムチェンジする。
- ポケモンが「こおり状態」にならなくなる。既に「こおり状態」になっていた場合は治る。
その他
- 技の「にほんばれ」使用者や「ひでり」発動者が道具「あついいわ」を持っている場合、「にほんばれ」状態が8ターン続くようになる。
- 道具「ばんのうがさ」を持っているポケモンはこの天候の影響を受けない。
みず技の威力が半減することでほのおタイプなどでも等倍で受けられるようになり、実質的に弱点が一つ減るため、基本的にはメリットとして働く。
特に特性「ひでり」を持つポケモンはみずタイプを受け付けずに逆に「ソーラービーム」で返り討ちにすることが可能。
これらを利用した、通称「晴れパ」(晴れパーティー)を編成するプレイヤーもいる。
また、特性「おわりのだいち」によって発動する天候「おおひでり」は、あらゆる面で「にほんばれ」を上回っている。