基礎データ
進化
クスネ→フォクスライ(レベル18で進化)
概要
ポケモン剣盾に登場するポケモン。クスネの進化系。
名前の由来はFox(狐)+lie(嘘つき)またはsly(狡い)とされる。
ドミノマスクを付けた狐のような姿をしたポケモンで、ヒゲがカイゼル髭状になっている。
その顔立ちから、元ネタはおそらく快傑ゾロ(快傑ゾロは盗賊であり、ゾロはスペイン語で狐を意味している)。
これまでのキツネモチーフとわかるポケモンは、総じて九尾だったり化けることができたり魔法使いだったり(また、あまりキツネとして挙げられることは少ないが、フーディンも空狐という尻尾が無くなった妖孤がモデルの一つと言われている)という設定があったなかフォクスライにはそういう特徴は付けられておらず、何気に初めての「妖孤でないキツネのポケモン」である。
とはいえ後述するようにサイコキネシスの習得が可能であり、フォクスライにもそっちの素質はあるようだ。
狙った獲物をマーキングし、油断した所を盗みにやって来たり、他のポケモンの餌や卵を掠め取る狡いポケモン。デザインモチーフと思われる快傑ゾロらしい義賊的な側面はどこにもなく、これでは単なる盗賊である(そう考えると、普通の盗賊がモチーフかもしれない)。
基礎データの項目を見るとわかるとおり、体重が非常に軽く、身軽。(同じ「高さ」のポケモンと比べても断トツで軽量である)また足の爪が出し入れ可能で、これらを盗みをはたらくのに役立てている。
牧羊犬として飼育されるパルスワンが天敵。実際にパルスワンはフォクスライの弱点を突ける「じゃれつく」を覚える上に、フォクスライよりも素早さの値が高く、三日三晩走れるスタミナの持ち主なので正しく天敵と呼べる存在。
本作の舞台であるガラル地方はイギリスをモデルとしており、その点からロンドンに多く出没する、アカギツネもモチーフに入っている可能性が高い。
パルスワンが天敵なのは、かつてイギリスで行われていたキツネ狩りにて、専用の猟犬を用いていた歴史を反映していると思われる。
ただし、快傑ゾロの舞台はスペイン(の植民地だった頃のメキシコ)なので間違えないように。
ゲームにおける特徴
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
70 | 58 | 58 | 87 | 92 | 90 | 455 |
序盤に登場するポケモンだけあって合計455と低種族値で、これは剣盾で新登場したポケモンの最終進化としては、ワースト4位の数値である。特殊面と素早さはそれなりだが、防御が非常に低いのが難点。
特殊技はあくのはどうがあるもののサブウェポンには乏しく、くさむすび、サイコキネシス、シャドーボール程度しかない。物理技はかみくだくやとんぼがえり、3色キバがあるが、攻撃が低過ぎるので活かし難い。
火力もあくタイプとしては低めな為、アタッカーの道は正直厳しいと言わざるを得ない。
一方で補助技はちょうはつ、わるだくみ、バトンタッチ、すてゼリフと最低限のものは揃っている。特性「かるわざ」を発動させてサポーター運用するのがメインとなってくるだろう。わるだくみを積んでバトンタッチで引き継ぐのも良い。
隠れ特性が解禁されたものの、特性は基本「かるわざ」一択。ところが同じ特性を持ち、こちらよりも素早く、「いたずらごころ」まで持っているレパルダスの存在が無視出来ない。差別化はかなり難しいものの、特殊耐久は優っているので何とか活路を見出したい。
尚、バトルではほとんど役に立たない「にげあし」だが、本作のシナリオ中ではワイルドエリアに出没する、手強い野生ポケモンから必ず逃げられる点がとても便利。探索する際は手持ちの先頭に据えておくと重宝する。
関連タグ
かいけつゾロリ:事実上、快傑ゾロをモチーフにした狐キャラクターの大先輩。