glitchtale
ぐりっちてーる
【注意】原作Undertaleのネタバレや作者による独自の設定・解釈が含まれますので、実際にゲームをプレイし内容・エンド・隠し要素を知ってから閲覧することを推奨します。
またこの記事には作品の本編と未収録のネタバレを含んでいます。
Glitch:〔機器に発生する〕問題、故障、誤作動、異常、技術的なミス、不調 〔計画の〕狂い
(英辞郎 on the WEBから引用)
概要
Undertaleやその他のアニメーションを作成していたCamila Cuevasという女性Youtuberを中心に、YoutubeにアップされているUndertaleの二次アニメーションシリーズ。
2016年の2月27日に第一話となるEP(エピソード)1が投稿され、その後公開されたエピソードのほとんどが100万再生を超えるなど人気を誇っているシリーズである。
2020年7月時点で動画はCamila氏の公式Youtubeチャンネル(外部リンク)にてシーズン1はEP1~5、シーズン2はEP1~8まで公開されている。
元々は個人製作だったが、活動が支援される様になり下記の製作スタッフが確立された。
そして声優が付き、公式オリジナル商品が販売され、作者のPatreonにて今でも支援する人も多くなっている。
制作スタッフ | (名前はYoutubeチャンネルへ) |
---|---|
アニメーション | Camila |
ミュージック | NyxTheShield |
サウンド | Strelok |
ストーリー共同製作者 | Veir |
動画を視聴なさる時の注意
- 公開動画の文は全て英語で記述されているが、英語が読めない方などは有志・公式の方が日本語字幕を作成してくれています。
- シーズン1の再生リストは動画の順番が逆なので、下から視聴してください
- 動画のコメント欄などで、フリスクとキャラの性別に関する喧嘩や暴言が起きているなどが問題になっています。作者も迷惑しているのでなるべく止める様にしましょう。
キャラクター
主にシーズン2までの情報が書かれておりますので注意
原作のキャラクター
この物語の最初の主人公、性別は男性で年齢は13歳
特別な力「決意」のソウルを持つ人間で、セーブやリセットが可能だったが、自らリセットのコマンドを破壊したことにより、以降リセットはできなくなる。
また決意の力で、赤い魔法の盾と剣を作り出し戦うことも可能。
そして彼には重大な秘密があり...?
地下に最初に落ちてきた人間であり、二番目の主人公、性別は男性で年齢は14歳
フリスク同様「決意」のソウルと力を持ち、他の人間の決意などを吸収できる。
シーズン1では敵として登場、『Hate(憎悪)』と決意の力でとある目的を遂行するためにフリスク達に襲い掛かった。「本物のナイフ」を武器にして攻撃する。
シーズン2ではとある事情でフリスクのソウルを持ち、復活を果たす。かつての邪悪さは残っておらず、ベティーによって起こされた一連の出来事を解決する為に戦う。武器はフリスク同様決意の力で作り出した盾と剣で戦う。
優秀な科学者であり、この世界ではサンズ・パピルスの父でもある。
スケルトンの様な外見をしており、黒いトレンチコート、その下にグレーのシャツ、黒いズボンと茶色の靴を主に着用。年齢は既に1000を超えている。冷静な面もあれば、感情が不安定な時もあり、サンズとパピルスのソウルが少し共有されている。
シーズン1では、通常の体に戻る為「決意」のソウルを奪いにフリスクを襲ったが、サンズのおかげで実体を手に入れた彼は、その後フリスク達と協力する事に。
様々に特性を持つ複数の特殊な手とガスターブラスターで戦う。
スケルトンのモンスター。普段は怠け者だが、実はフリスクのセーブとリセットの力を知っており、その事を深刻に考えている。
フリスクとはほぼ同身長で、白いTシャツと黒いショートパンツ・青いパーカーを着ていたが、現在はタートルトップのシアンのようなシャツを着ており、彼のスリッパもスニーカーに変更された。
目が青になると本来の力を発揮する。テレポートを扱え、協力な骨攻撃とガスターブラスターを繰り出し戦う。またガスターブラスターミネーションというバリアも作り出せる。フリスクのソウルと決意の力を一時的に吸収したら、HP21・ATK1・DEF999とステータスが変化して「リセット」をすることが可能になる。
また、今回の物語では原因不明の「エラー」で過去の時間軸を全て記憶できるようになった。
サンズの弟で、背は高く体は細いスケルトンのモンスター。以前は赤いスカーフに普段の戦闘服を着ていたが、腕・腰・脚を覆う灰色の服に赤い手袋、黒い縞の付いた赤いブーツに服装が変更された。
自分を「偉大なるパピルス様」と呼んであり、純粋で思いやりの心を持っている。骨と青攻撃+ガスターブラスターを使って戦うが、滅多な事がない限り人間とモンスターに使うことはない。
アズゴアとトリエルの息子であり、キャラの一番の親友。茶色のレギンスと黒い黄色の縞模様のセーターと黒い靴を着ており、年齢は11~14歳(推定)。両親に似て優しい性格を持ち、家族と仲間の事を大切に考えている。
7つのソウルの全ての特性を持った特殊なソウルを持っており、炎攻撃に加えてPルート時の攻撃に似た技を繰り出すことが可能になった。
金色の花のモンスターであり、アズリエルとして復活する前の姿。残酷・冷徹でアズリエルとはまったく真逆の性格をしており、ソウルを持っておらず"愛"を感じることができない為、このような性格となってしまった。アズリエルとして復活した後は、彼の中のもう一人の人格として生きることになった。
主に仲良しカプセル(白い弾)とつるで攻撃する。また6つのソウルを吸収したオメガフラウィー時は、姿が巨大化し原作通りの多彩な攻撃が可能に。
モンスター達の国王であり、地上に出た後は人間とモンスターの共存を目指す政治を行う。優しい性格の持ち主だが、地下を覆うバリアを破壊する為に今までに6人の人間の子供を殺害したことを強く後悔している。
以前は普段の鎧を着用していたが、灰色のシャツに黒のズボンを着ている。巨大な赤い三又槍と魔法の炎を使い戦う。
モンスター達の元女王であり、地上に出た後は人間とモンスターの子供が通える学校の校長先生となった。原作のフリスクと同じく地上の子供に対しても本当に親代わりな存在。地上に出てから所々で服装が変わり、現在は紫と白紫の長袖の服を着用。
炎による攻撃魔法と、人間とモンスターの傷を癒す回復魔法がある。
ロイヤルガードの隊長であり、地上に出た後はモンスターと人間の安全を守る警察官となった。魚人のモンスターであり、主に魔法で作り出した青い槍で戦う。
絶体絶命な状況に陥ったり強いショックを受けると、「決意」の力で『不死身のアンダイン』へと覚醒できる。その状態になると圧倒的な身体能力を手に入れられ、槍による攻撃も圧倒的な量と攻撃力を発揮する。
眼鏡をかけ白衣を着ており、アンダインの事が好きで警察官となった彼女を応援している。
アルフィーによって作られたロボットで、地上に出て人間とモンスターに大人気のアイドルとなった。新しいボディーのおかげで「EX」状態を維持でき、また原作より少し髪は短め。
レーザーやスポットライトなどで攻撃する。そして「メタトンNEO」になると攻撃力が上昇し、空を飛行することも可能
オリジナルキャラクター
ベティーは画像右の少女で、シーズン2におけるフリスク達の最大の敵
作中でのオリジナルの『恐怖』(ピンク)のソウルを持っており、遠い昔にある魔術師により造られた『人間とモンスターの平和を壊すことのみを目的』とした化け物である。
アクムは画像左のモンスターで、同じく「恐怖」のソウルから生まれた生命体であり、ベティーの取り巻きの様な存在。そして相手のソウルを「食べる」ことで、魔力などを吸収しそれらをベティーと共有する。
- ジェシカ・グレイ
通称はジェシカ、モンスターに反対し弾圧する「モンスター対策局」の局長である。
六つのソウルの中の誠実さのソウルを持つ娘を、かつてアズゴア率いるモンスター達に殺されたことを知り、復讐を果たす為ベティーと共に行動していた。
しかしフリスクとモンスター達との交流で、次第に正しい心を取り戻し共に協力する事を誓う。ソウルは娘と同じく「誠実さ」のソウル。
- ロナン・キャス
通称はロナン、町の警察長であり「正義」のソウルを持っている。民間人の避難の際にアンダインと知り合い、共に信頼しあっている。また大切な存在である息子のヒューゴがおり、妻は既に死去している。
- レイブ・ラトロー
通称はレイブ、ジェシカの夫の弟であり、つまりジェシカの義弟となる。傲慢な性格の持ち主だったが、様々な出来事を経て良きリーダーへと成長する。ソウルは「正義」と「忍耐」の二つは混ざり合ったものとなっている。ジェシカの後任として、町の指揮を任されることとなった。
ストーリー(一部ネタバレ有り)
原作をベースとしたパラレルワールドのような物語。
物語はGルートのサンズ戦から始まり、話が進むにつれガスター・アズリエル・キャラが復活するのだが、物語の出来事が時間軸にGlitch(問題)を引き起こしていく。
以下、ストーリーの内容のネタバレを含みます。
シーズン1
- EP1『Megalomaniac(誇大妄想狂者)』
Megalomaniac:力に強くとりつかれた者のこと
物語はGルートの終盤、「最後の回廊」にてフリスクとサンズが対峙する場面から始まる。
サンズが何度も戦いを挑むフリスクを倒すが、サンズの苦悩や葛藤が表現されている部分も。途中でフリスクが諦めてリセットしようとするが、キャラが肉体を奪い再びサンズと対戦。キャラはサンズに最後の一撃を食らわせようとした。しかし、ロード画面に閉じ込められていたフリスクが脱出し、サンズを庇い自らのソウルを託して死亡。
キャラはソウルを奪おうとするもサンズが吸収し、リセット権を得たサンズはキャラを殺しリセットに成功した。
- EP2『Yet Darker(更に暗く)』
リセット後、フリスクはサンズと前の時間軸について話すためグリルビーズに行くことになるが、白い扉だけがある謎の空間に飛ばされる。扉の先にはガスターが待ち構えており、実体がなく時間軸をさまよっていた彼は、フリスクの「ケツイ」の力で実態を得て元の時間軸に戻るためソウルを奪おうと襲いかかる。異変を感じ戻ってきたサンズは再びフリスクのソウルを吸収しガスターと戦い、勝利しリセットした。
- EP2.5『don`t forget(忘れるな)』
二度目のリセット後、サンズは原作におけるサンズとハピルスの家の裏口から入れる秘密の部屋に来ていた。そこにある引き出しから「Don`t forget(忘れるな)」と書かれた紙が付いている一つの写真を取り出す。写真にはサンズ、ガスターと黒く塗りつぶされたもう一人の人物が写っている。
- EP3『*Determination.(*ケツイ.)』
サンズは「時間軸を完全にリセットすることは出来ず、リセットすればする程”良くない事”が起きる確率が高くなる」とフリスクに忠告するが、結果的にキャラは復活してしまう。
キャラは「真実のラボ」にてフリスクを捕まえ、決意抽出機でケツイを抽出し吸収しようと企んでいた。それを見ていたフラウィーはその事をサンズに知らせ、共にキャラと戦うことになる。しかしキャラがフリスクのケツイを完全に吸収したため、サンズ達は一時撤退。キャラは完全にセーブとリセットの権限を得てしまった。
- EP4『Your Best Friends(君の一番の親友)』
キャラとの闘いの後、フリスクのソウルは形だけのケツイが無い器だけの状態になってしまう。サンズは対策の為”ある機械”を完成させ、時間軸からガスターを復活させ協力させた。そしてフラウィーを人間の6つのソウルでオメガフラウィー(フォトショップフラウィー)に変身させ、結界の部屋にて再びキャラと対峙。
キャラは六人の人間のケツイを吸収し使う事で、三人と戦った。そしてキャラは自身のソウルの中の膨大な『Hate(憎悪)』の力を開放、サンズとガスターは気を失い全滅に追い込まれてしまう。
しかし、フリスクは自身のソウルと六人の人間のソウルを使い、フラウィーをアズリエルに覚醒させたのだった。
- EP5『Continue(続ける)』
サンズが目を覚ますと部屋にはパピルス・アンダイン・アズゴアが駆けつけていた。しかしそこには『Hate(憎悪)』によって作られた巨大なバリアがあり外部からの攻撃は届かない様になっていた。
バリアの中ではアズリエルとキャラが対峙しており、キャラは何故こんな行動をしたか説明する(下記で後述)。そしてキャラとの戦いが始まった。
アズリエルは親友のキャラを殺すことは出来ず戦いの中で説得を試みるが、キャラは『Hate』に取り込まれ声は届かず、自身の「ハートのロケット」も破壊してしまう。しかしアズリエルはキャラを信じ、ソウル(優しさ、不屈、正義、誠実、勇気、忍耐、決意)の力でキャラの記憶を呼び起こし、アズリエルの説得で『Hate』は完全に消滅した。
しかしそれでキャラのケツイも無くなってしまいキャラは消滅してしまうが、七つのソウルの特性を入れるために自身のソウルの器をアズリエルに渡す。アズリエルは六つと自身のソウルを使い地下を覆うバリアを破り、アズリエルは完全に復活しモンスター達は地上に出ることができた。
しかしサンズは「エラーのせいで過去の時間軸の出来事を全て思い出せる」為、フリスクがいつリセットするかを気にしていた。その事を聞いたフリスクは「RESET(リセット)」のコマンドを完全に破壊し、そしてサンズに「もうリセットなどせず、自分は"続けて"いきたい」と誓う。
シーズン2
- EP1『My Sunshine(私の太陽)』
モンスターが地上に出て一ヶ月、モンスターは人々に様々な形で受け入れられていった。モンスターはそれぞれ様々な道を歩み、フリスクは「大使」として人間とモンスターの政治を手伝う。しかし、「モンスター対策局」(略してAMD)というモンスターを弾圧する組織ができ、アズゴアと共に説得を続けていた。
そんな中、車に轢かれそうな所を助けた事をきっかけにベティーという少女と出会う。ベティーはフリスクを大使と知っていた為、様々な所を案内することに。
モンスターと人間の関係は友好的に見えたが、アズゴアは「地下に落ちてきた子供を殺害し、そのソウルを使い地上に出た」と認める。そして「誠実さ」のソウルがAMDの長官ジェシカの娘のソウルと分かり、悲しみと怒りに暮れたジェシカにある「一人の人物」が彼女に近づき、「その復讐を手伝う」と言い残し去っていった。
- EP2『Dust(塵)』
アズゴアは詳しい尋問と余罪の為留置所に連れていかれる事に。アズゴアは真実を話さなかったため、アズリエル等に被害が出ることはなかったが、モンスター達には不安が芽生え始めていた。そしてそれに合わせて町中のAMDの監視カメラも以前より活用される様になった。
その頃メタトンの初回生放送の場所で、パピルスはクレーンの上で危険な状況にある女性を助けようと、クレーンを操縦していた。しかしその女性のいう通りに操縦していると、女性は消え鉄骨は落下してしまう。その場に居合わせたサンズが被害を食い止めようとするも、ジェシカに撃たれ魔力を失われてしまい、鉄骨は人々の間に落下しパピルスは逮捕されてしまった。
サンズは事故の原因を調べようと、アズリエルと共に怪しいと考えるAMDの監視カメラの記録を調べることに。監視カメラには「フリスクがベティーを何もない所で助けている場面」や「ガスターの研究所で寝ていたはずのベティーが研究所の前に現れる所」がカメラに映っていた。
全てベティーの仕業と分かったサンズ達だったが、ジェシカと共に奇襲を食らいサンズは殺害され、そのソウルをベティーに奪われてしまう。そしてベティーは研究所にあったキャラの『Hate(憎悪)』を手に入れてしまう。
- EP3『Do or Die(殺すか、死ぬか)』
フリスクやガスター達はサンズの死を知り悲しむが、同時にベティーに立ち向かう決意を抱く。ベティーから何とか逃げ延びたジェシカは、モンスターに謝罪をし、一連の事件の為に協力することを誓った。
ベティーは目的を達成するための魔力が十分になったことを感じ、町中にピンクの化物を配置し侵略を開始した。トリエルの働く学校でも被害が出て、アズゴア・アズリエル・フリスクが対処を手伝うことに。
ガスターはベティーを研究所に誘いこみ一騎討ちに臨む。戦いはガスターが優勢だったが、ベティーは人間の子供の親しさのソウルを吸収。そしてベティーは「”打ち据えられる恐怖”」という特殊能力を誕生させ形成逆転。ガスターは絶体絶命の状況となったが、ジェシカとアルフィーの助けにより避難に成功。
アルフィーはガスターが用意した「”Nullifier”」という人間・モンスター排除用設備でベティーの消滅を図る。しかし命中した物の「人間でもモンスターでもない」彼女には無意味であり、ちょうど駆けつけたアンダインが槍を投げるも、ベティーはそれをアルフィーのソウルに貫かせアルフィーを殺害した。
悲しみと絶望に陥ったアンダインだったが、原作の様に彼女のケツイの力に目覚め「不死身のアンダイン」へと覚醒を果たす。
- EP4『LOVE(愛)』
Part1(上) Part2(下)
ガスターはパピルスの回復魔法で治療され何とか目を覚ます。ガスターは何故か出血をしていた。「モンスターには物理的物質がないため血は存在しない」と考えられていたのだが、ガスターは「地上にて人間の食糧を摂取する内に少しだけ物理的な姿を得た」と推測。
それにより原作ではケツイに耐え切れず溶けてしまったアンダインも、今なら強力なケツイに耐えることができ、そしてその攻撃はベティーを圧倒していた。
ベティーは肉体を半分まで失う程の損傷を受けたが、アクムの持っていたキャラの『Hate(憎悪)』を吸収。結果、ベティーはダメージが全回復しパワーアップを果たした。
その力はアンダインと互角に戦えるほどだったが、ベティーの体に異変が起き、一時退散することに。ベティーは『Hate』により肉体と意識を奪われそうな状態になっていたが、ピンクの化物が収集した人間のソウルを使いベティーの魔力も上昇する。
その頃ジェシカは研究所にて街の全区域に避難を呼びかけていた。しかしガスターは「結果的にサンズの死の原因になった」ジェシカを憎んでおり二人の仲は最悪に。
フリスクは学校から帰還したっきり様子が変だったため、アズリエルが心配になり何があったか問いただす。そしてフリスクはアズリエルに「恐らくこれが起こった事の転末」(後述)を全て話した。
そして彼はこの事態を解決するために、LV(Level of Violence)を上げ、ベティーを殺すことを「ケツイ」する。
それ以来フリスクは他人に冷たくなり、人々はそれぞれで様々な思いを馳せていた。
アズリエルは夢の中で、自身の別人格となったフラウィーと対峙。フラウィーは「感情を捨てて好き勝手にやればいい」と提案するが、アズリエルは「感情と愛情を大切にし、命を削って抗いたい」と誓い、複雑だがフラウィーも自分の一部として受け入れることを選ぶ。
ガスターもジェシカを許す事は難しいと考えていたが、パピルスの考えを聞き、何とか受け入れてみることを選んだ。
そしてフリスクは山奥の崖下にてベティーと対決。フリスクはベティーに敵うことなく瀕死の状態に。そこに駆けつけたアズリエルが参戦するも、ベティーにソウルを奪われてしまう。
しかしアズリエルを失ったショックで、フリスクの「決意」は覚醒しLvも19にまで跳ね上がる。覚醒した「決意」の力は、ベティーを抑え込んでいた『Hate(憎悪)』を使う所まで追い詰めた。
不利になったベティーは、サンズを支配下においた状態で復活させ形成逆転を図る。しかし唯一テレポートを使えたパピルスがサンズの記憶を呼び起こし、昏睡状態だが奇跡の復活を果たした。他のモンスターも駆けつけたことで、ベティーは一旦出直すことになってしまう。
- EP5『My Promise(僕の約束)』
フリスクの戦いの後、ベティーはアズリエルを彼自身の『Hate(憎悪)』を使い支配下に置く。そして『Hate(憎悪)』の力を完全に制御し抑え込むため、彼女はアクムを完全に吸収し、更なるパワーアップを遂げた。
家に残ったジェシカとアンダインは、ピンクの化物の襲撃を受けていた。対応はできた物の、アンダインは「アルフィーの件がトラウマになり、誰かを守ることが苦手となってしまった」為、ジェシカは腹部を刺される怪我を負ってしまう。トリエル等が回復させるも、ジェシカのソウルは事件への罪悪感や過去の出来事などで酷く傷ついていた。
ガスターはコアにてサンズの状態を調べるが、彼の魔力は圧倒的に少なくなっており、容態も悪化していた。アズリエルの方は、「彼との絆が強いものだけが助けられる可能性が高い」と結論を出す。
そして街の方で騒ぎがあるのを見かけ、フリスク・アズゴア・トリエルの三人が向かう。三人はそこで『新しい姿』となったベティーと洗脳されたアズリエルに出会うことに。二人の攻撃力は圧倒的で、三人はその場から退散することしかできなかった。
アズゴアとトリエルはアズリエルに声が届くことはないと諦めていたが、フリスクはあることを思いつく。
フリスクは、かつてガスターが行った決意の力を利用したエネルギー補給の実験を再利用し、決意が覚醒し不安定となった自分の「容態」を修正しようと考えた。
そしてフリスクは真っ暗な空間でキャラと再会を果たす。フリスクはキャラに事情を話し、ソウルを渡し自身の役割を継いで貰いたいと持ち掛けた。キャラはそれに承諾するが、フリスクはその直後ある行動をし(後述)...
- EP6『Game Over(ゲームオーバー)』
Part1(上) Part2(下)
※このエピソードからフリスクがキャラに『入れ替え』されたので注意。
キャラは研究室での大きな爆発で、気を失っていたらしい。家で目を覚ましたキャラは、トリエル・アズゴア・ガスターに迎えられる。
ガスターはサンズを救うため、モンスターとケツイの研究を進めていた。しかし研究が上手く進まない彼は、アンダインの血液に混ざったケツイを利用し、それをサンズの肉体に投与する。その後サンズの様態は回復するも、後にそれがある事態を引き起こしてしまう。
街ではピンクの化物による被害が続き、警察は民間人の避難に追われていた。地区の警察署長であるロナンとアンダインはそこで知り合い、セーフプラメター(安全な境界)に行くことになった。そこではジェシカの義弟であるレイブがそのを仕切っており、彼はこの問題を担当するためにジェシカと話がしたいと言い出す。
腹部を刺されたジェシカはトリエルの家で回復し目を覚ます。ジェシカはガスターと共に街へ、パピルスはこの事件に関わらせたくないガスターと対立したが、何とか和解しサンズの看病を任されることに。アズゴア・トリエル・キャラは街へ向かうこととなった。
その頃ベティーは人々の多い市立競技場を狙っていた。しかし、そこでアルフィーの訃報を聞いたメタトンが立ち向かう。メタトンは「NEO」となり戦うが、戦い慣れしていない彼は力で押し負けてしまう。メタトンのピンチにマフェット・グリルビーも参戦するのだが、敗北する。しかし、三人が時間を稼いだおかげで何とかキャラ、アズゴア、トリエルが駆けつけられた。
町では、ピンクの化物の被害は収まったかに見えた。しかしベティーはピンクの化物を何十体もの個体を合体させ、高層ビルを超える巨大な個体『クムジラ』を地下で作り上げていた。そしてそれを街に解き放し、ガスターとジェシカの元へ送り襲わせる。それに合わせて他の個体の一斉に活動し始め、ロナンが重傷を負ってしまった。
ガスターとジェシカはクムジラにより、ビルが倒壊してその瓦礫が周りに落ち、いつ瓦礫が崩れ落ちてもおかしくない危険な状況に立たされた。ガスターはジェシカに魔法のテレポートを使う様指示するが、ジェシカはそれを拒みテレポートをガスターに使う。そして瓦礫が落ちジェシカは死亡する。
- EP7『Ḣ̸͈a̷̞̽ẗ̵̥́e̸̟͒(憎ؙؖؕؔؓؒؑؐິ̸ཱ͈͐֗し̸̞̽ཹみ̸̟͒) 』
サンズの看病を任されたパピルスは、奇襲に来たピンクの化物の退治に追われていた。パピルスは何とかピンクの化物を退治できたが、建物が崩壊してしまう。そこにようやく目覚めたサンズが目覚め、二人は互いに事情を説明し、皆がいるアリーナを目指す事に。
街ではアンダインが重傷のロナンを運びながらその息子ヒューゴと共に、撤退を急いでいた。ところがクムジラは街を破壊し、そのビルの瓦礫が三人に降りかかる。アンダインは食い止めようとするも、今の状態では力不足だった。しかし自分の経験と心の中のアルフィーとの対話で感情を整理し立ち直ることができ、再びケツイが覚醒して「不死身のアンダイン」へと姿を変えた。
そして、テレポートに成功したガスターから事情を聞き駆けつけたレイブはロナンを治療、アンダイン達と共にピンクの巨大な化物の対処をする為の作戦を用意する。
競技場ではキャラがアズリエル、トリエルとアズゴアがベティーの対処をすることに。そこでベティーはトリエルに幻覚を見せる。そして状況が正しく理解できなくなったトリエルは、アズゴアに強力な炎攻撃を直撃させ、重症を負わせてしまった。
- EP8『Animosity(憎悪)』
レイブは『優しさ』のソウルを持つ者を集め、アンダイン・ロナンと共に巨大な化け物『クムジラ』を倒す作戦を決行する。
作戦の内容は、『優しさ』のソウルを持つ者はがクムジラの行動を封じる為の巨大なバリアを作り、レイブはそのバリアをコントロール。そしてアンダインが、その隙にクムジラに攻撃し止めを刺す。ロナンは、外部から邪魔が入らない様サポートするというであった。
アンダインはクムジラに一度攻撃を加えるも消滅はできず、一度反撃を食らい倒れてしまう。しかし皆の想いと期待に応えるため、アンダインの『決意』の力は更に上昇し見事クムジラを消滅させた。
キャラはアズリエルの洗脳を解くために、自身の「ハートのロケット」を彼に見せていた。アズリエルは以前にキャラが自身のロケットを破壊したのを見ていたので混乱するが、次々とかつての記憶を思い出していった。その為、『Hate(憎悪)』は更にアズリエルの肉体を侵食していくが、同時に消えつつあった。
そしてアズリエルの攻撃を食らい、キャラは彼のソウルにいるフラウィーと対峙。フラウィー(アズリエル)は、「この『Hate』を止めるには自分を殺すしかない」と提示するが、キャラはかつてアズリエルから貰った「生きる希望」を思い出し、「皆を救う」と誓う。
キャラはアズリエルの『Hate』を自身のソウルの中に全て吸収した。だが二人の絆により、キャラはその力に支配されることはなく、完全に制御することに成功した。同時にアズリエルも支配から解放され、再び二人は友情を誓い合った。
競技場内では、ベティーがトリエルに止めを刺そうとしていた。しかしガスター・サンズ・パピルスが到着し、両者の攻防戦が続く。
しかし、サンズは戦闘により魔力を大幅に使ったことで、取り込まれた『ケツイ』の力に肉体が耐えられなくなり、体が溶け死亡してしまう。サンズに『ケツイ』を注入した本人であるガスターは、巨大な罪悪感と絶望の中、ベティーに猛攻撃を開始。
ベティーの体は何度も攻撃を食らい、とうとう死亡し消滅しかけていた。しかしずっと制御下に置いてきた、彼女の中の『Hate(憎悪)』が暴走。体も大きく変化・膨張し、本当の怪物と成り果てる。そこにキャラが駆け付け、彼は自らの『憎悪』の力を使い、ベティーとの最終決戦に挑むのだった。
- Origins(起源)『The Black Beast(黒い獣)』
この話についてはAmber(Glitchtale)を参照
シーズン2の核心に触れる部分があります
その他
- 『Sans vs Flowey(サンズVSフラウィー)』
この話はシーズン1のEP1以前のストーリーとなる。
6つのソウルを手に入れオメガフラウィーとなったフラウィーにサンズが迎え撃つといった内容。サンズは何度もフラウィーを倒すが、その度にフラウィーが自身のケツイの力でロードしてサンズに再挑戦している。
しかし何度も戦い「諦めた」フラウィーは、結局サンズによって惨めな最後を迎え、「リセット」することとなった。
実は「この話はGlitchtaleとの繋がりはないのでは」と思われていたが、シーズン1の最終回の後のアズリエルとサンズの会話(外部リンク)にてこの話について言及されており、一応ちゃんとした繋がりがある。
- 『S1 EP1 "Megalomaniac" Re-Animated』
Glitchtale二周年を記念し、制作された公式リメイクアニメーション作品
アニメーションはX-tale/UnderverseのJael Peñaloza(Youtube)+Othertaleのsuper youmna(Youtube)で制作。内容自体に大きな変更はないが、クオリティーは間違いなく上がっており、この動画は作者のCamilaにも絶賛された(Youtube)。
Prequel
Prequel:前日譚
ストーリー
【注意】原作Undertaleの物語と関係はないのでご注意を
Glitchtaleにおける何故人間とモンスターの間で戦争が起きたのかを独自のストーリーで描かれる物語。
「Prequel」はシーズン2以前の物語になるのだが、正確にはシーズン3の位置づけになる。シーズン1・2の所々にある様々な伏線もこの物語で回収されるかもしれない。
作者はシーズン2が終わったら制作を開始する様なので、公開日時がいつになるのかなどは未定。また、Glitchtaleにとって初のオープニングも制作するとの事。
キャラクター
原作のアズゴア・ガスターに加え、更にシーズン2同様数多くのオリジナルキャラクターが登場予定。詳しい設定や情報は未公開。
また、主要人物の一人であるKanashiのサイドストーリーも公開されている
オリジナルサウンドトラック
様々なBGMを作曲・投稿し、Glitchtaleと共にUnderverse/X-taleのOSTも担当しているNyxTheShield氏が作曲(Youtube)
・キャラクターテーマ+リミックス
・シーズン1
・シーズン2
関連リンク
- Glitchtaleのシーズン1再生リスト(Youtube)
- Glitchtaleのシーズン2の再生リスト(Youtube)
- 作者Tumber
- 公式Wiki
関連タグ
Undertale UndertaleAU UndertaleのAU一覧
Human(Undertale) Frisk(Undertale) Chara(Undertale)
W.D.Gaster Sans Papyrus Undyne Alphys
Asriel Flowey Asgore Toriel Mettaton
ネタバレ注意
*以下、Glitchtaleの真相と核心を突く要素が含まれています。
- S1 EP5『Continue』
キャラが一連の出来事を引き起こした理由、それはフリスクが自分の意思でGルートを始めたのが原因であり、サンズがソウルを使いリセットをしたことによって「本来出来ないはずの部分までリセットしたことが全てのエラーを作った」のだと言う。そうしてGルートでフリスクが殺したモンスターの『Hate(憎悪)』がキャラのソウルに全て吸収されてしまい、エラーによって時間軸はリセットしても独りでに壊れて消えてしまう状態になってしまった。
その為、キャラはアズリエルにキャラのケツイで作り出した「ERASE(消去)」を押させ、フリスクを時間軸と共に完全に消滅させようと交渉を持ちかける。
- S2 EP4『LOVE』
フリスクは好奇心のためゲームをハードモードに設定したことが明かされた。本来メタエンドで終わるはずだったこのモードは、フリスクがハックなどをし更に先へ進めたと推測される。
それからこれまでの一連の出来事が起こり、時間軸に限界までの負荷をかけてしまった。キャラはその事に怒り狂ったが、自分には関係のない事と考え、自身のソウルにあったモンスターの『Hate(憎悪)』をキャラに押し付ける。結果としてフリスクは今までにない最高の「エンド」を迎えたが、フリスクは皆といる方を選び「RESET(リセット)」を破壊した。
しかし、それによって「RESET」の他に「CONTINUE(コンティニュー)」や「LOAD(ロード)」の力も共に失ってしまい、フリスクは一切の干渉が出来ないまま時間軸は進み続けることとなった。
そしてベティーが現れ、フリスクは自分が死ねば永久に「GAMEOVER(ゲームオーバー)」と悟る。
- S2 EP5『MY Promise』
フリスクは前回でLv(LOVE)が一気に19まで引きあがったことから、もはや存在自体が『バグ』といっていい状態へと変化していた。そしてフリスクがまた時間軸に干渉すれば、時間軸と共に消滅してしまう為、アズリエルの洗脳を解くためにも、フリスクの立場を継ぐのはキャラが適任だと話す。
そしてフリスクは『REPLACE(入れ替え)』をキャラに行い、物語の全てのデータ(記録)と全ての人物の記憶からフリスクは消滅し、そして個人の記憶に合う様にキャラが置き換えられた。そしてキャラも記憶を改ざんされ、再び時間軸へ戻ることに。
___そしてフリスクは一人取り残されたまま、静かに消滅した。
*お願い、キャラ...
*僕が僕の為に作った約束を...
*僕の約束(Promise)を守って
- S2 EP_『Failed Timeline』
*以前のエピソードが見つかりませんでした。
*gameover.fileが見つかりました...
*再生しています...
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キャラはアズリエルを説得するために家から彼の「ハートのロケット」を持ち出し、洗脳された彼に見せる。しかし、前の時間軸にてキャラが自身のロケットを破壊してしまっている為、それが仇となりキャラはアズリエルに刺され死亡した。(S2 EP8時点の話)
GAME OVER
キャラは目の前で時間軸の進捗が消去されるのを目にしたが、ケツイの力で一瞬だけその時間軸のロードに成功する。キャラはアズリエルの家にて机に彼のロケットを置き、その時間軸から消えた。そして夢から目を覚ましたアズリエルは___を捜しに外に出る。
*異なる結果が検出されました
*timeline.fileを作成しています
*しています...
- Timeline 1(時間軸1)
結果的に、S2 EP5 『My promise』までのストーリーは『Timeline 1』として総括されることになった。
この時間軸はフリスクが「リセット」を破壊した後に保存されたファイルを操作した為、ゲームを修正するために『Betty_Noire』が作成された。(こちらの考察を参照)そして彼女をストーリーに不具合が起きないまま誕生させる為に、この時間軸に様々な設定やキャラクター・ストーリーが付け加えられる事となった。
実はフリスクが『入れ替え』で消滅した後、ゲームとして機能しているのは『Betty_Noire』が存在するためであり、話としてはまだ続きが存在しているのだ。
しかし、この時間軸ではストーリーとして決して「良い方」には行かず、他のキャラクターが死亡している場面も作者によって描かれている。
時間軸が決意のソウルを吸収したベティーによって「ERASE(消去)」されているシーン
- Timeline 2(時間軸2)
しかしキャラが決意によって、『ハートのロケット』を操作した事により、時間軸に異なる結果が生まれ、新たな時間軸となる『Timeline 2』が作成される事となった。
Timeline 2ではTimeline 1のS2 EP6『Game Over』までの一連の出来事とまったく同じことが起きているので、キャラを外して今までとまったく同じストーリーと見てもらって問題はない。
ただ他に違うことは、シーズン1でキャラが破壊した『ハートのロケット』がアズリエルのを含め、2つに戻っているという所が異なっている。
- S_ EP__『_____』
*君はすべてが全く同じ世界について考えたことはあるかい?...
*君は 存在 しないのか ?
*君がいなくても全てが完璧に機能する...
*ハ、ハ... 思考は 僕を 怖がっているみたいだ。