ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

ペンは剣よりも強しの編集履歴

2020-09-29 03:02:26 バージョン

ペンは剣よりも強し

ぺんはけんよりもつよし

リットン男爵の戯曲「リシュリュー」の劇中の言葉。

解釈

現代においては、「言論の力は武力よりも大きい」といった風に解釈されている。但しこれは現代風の解釈であり、原典である戯曲『リシュリュー』では「完全に偉大な人物の支配下では~」という一説の後に続いている。

発言者のリシュリューは枢機卿という立場にあり、この場合のペンとは令状や許可証(への署名)、つまり権力の暗喩ではないか、という解釈もある。


関連格言

「『ペンは剣よりも強し』といった人は自動小銃を見たことがなかったのだろう」ダグラス・マッカーサー

自動小銃は現代戦の暗喩。機関銃大砲爆弾、数多の兵器により数千の人命が一瞬で吹っ飛ぶ現代の戦場は、言葉では簡単に止まらない。

しかしこの発言を行ったマッカーサーは決してペンを軽視してはおらず、日本の占領政策においては徹底した報道管制と検閲が行われている。

むしろこの言葉は「学校での銃乱射を阻止するため教員も銃で武装すべき」などという迷言すら生まれる昨今のアメリカ銃社会を極めて端的に表す言葉と化しているような…


「ペンの一撃は剣の一撃より重い。故にペンが剣より残酷であることは明白である」 ロバート・バートン

『憂鬱の解剖学』の著者で、うつ病について文芸、医学の両面から研究した人物。言論は時に下手な剣よりも人を傷つけ、被害を与える。

ブログ掲示板SNS等での誹謗中傷が当たり前のように行われて言葉のナイフ(筆舌の刃)が飛び交っている現代において、現代人が心に留め置かなければならない言葉だろう。


余談

漫画範馬刃牙の番外編においては、中国拳法の名手である烈海王が自分の命を狙った暴漢(ナイフを所持していた)に対して、傍にいた少年から万年筆を借りて撃退している。

まさに、ペンは剣よりも強しとしか言いようがない。

銃は剣よりも強しペンは剣よりも強しという名セリフを知らないのかよ


実際にタクティカルペンという護身具があり、ペットボトルはおろか、本気を出せば自動車のガラスを割れる他、暗殺器具として毒針が仕込まれたペンというのも存在している。人を殺すのに大層な武器など必要なく、やろうと思えば手近なものでも殺せるという意味の格言とも取れる。グリザイアシリーズ風見雄二は実際にそれをやってのけた。


この他、サブカルチャーでは武器に変形するペン描いたものが実体化するペン巨大なペン(または筆)が武器として登場していたり、戦う文豪なんてのも登場し始めて来た剣もペンも使いこなす設定の人まで登場し始めた。この格言の意味も複雑化してきているのかもしれない。


関連項目

法務大臣死刑執行の命令書に署名するペンを持つ、日本唯一の人物。

ジャーナリスト報道で人命を左右することも・・・?

マスゴミネットイナゴ:言論の力を悪用する輩(あくまで一例)

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました