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概要編集

鍛冶師ヒューグとは、『エルデンリング』のキャラクター。


円卓に縛られた異形の虜囚。

「混種」と呼ばれるキメラのような種族の老人で、身体からは鱗や角、翼の名残などが不規則に生じている。

ちなみに作中でマトモに意思疎通が出来る混種は彼のみであり、狭間の地にて遭遇する他の混種は基本的に敵として襲いかかってくる。

というより、彼が例外的に他の混種よりも理性的かつ理知的という点もあるのだが。(敵として出てくる混種は人間への憎悪を抱えており、野生剥き出しかつ殺す気で攻撃してくるという事が様々な所で示唆されている。)


性格については黙々と武器を打ち続ける頑固な職人気質の鍛冶師

褪せ人に仕え、彼らの武器を打ち続けることを半ば宿命づけられているせいか、その物言いは捻くれている。

元々迫害される混種だった上に、円卓という場所そのものに文字通り繋がれている為にこうなったのかと思わしい。

ただし本人からすれば「武器作りが出来ることは好きなのでこの環境が嫌いな訳では無い(意訳)」との事。愚痴ったあとにプレイヤーに「あんたに文句はない」と発言を訂正したりと、一種の達観もある。

だが、それ以上に彼を囚える要素として、ある女性との約束がある模様。

時に、その女性への畏怖や悔恨の様な物を滲ませながら、怯えるように祈っている事がある。


プレイヤーに対しては基本的に「武器を出せ、打ってやる」とぶっきらぼうに告げて装備を強化してくれる。

基本的には偏屈な物言いだが、初めてのデミゴッド殺しを成し遂げたプレイヤーに「いい面構えになった」と告げたりと割と好印象気味ではある。


ゲーム的には軍師イジー共々、武器の強化や戦灰の付け替え、アイテムの売却を担ってくれる存在。

拠点たる円卓に必ずいてくれる都合上、彼のお世話になる褪せ人がほとんどだろう。


関連人物編集

ローデリカ

重責と恐怖に負け、心折れた褪せ人。旅を続ける覚悟を失った彼女は、円卓へと身を寄せた。

そんなローデリカを見たヒューグは彼女が持つ戦い以外の才能、すなわち「遺灰の力を高める素質」を見出す。

彼の親切心を見た褪せ人がちょっとしたお節介を焼くと、彼女はヒューグの弟子となって調霊術を会得する。

「醜い儂なんかに」と最初こそは断っていたが、素直かつ純粋に慕ってくれるローデリカに心を開き、寡黙な祖父と孫娘の様な関係となる。


とある女性

彼と「約束」をした女性。

ヒューグにとって恩人でもあり、畏怖の対象でもある。

その約束が、未だ彼を円卓に縛り付けていると言ってもいい。


関連タグ編集

鍛冶師

















ネタバレ注意編集


…足りぬ、足りぬ、足りぬ


こんなものでは、神を殺せぬ

こんなものでは、神を殺せぬ!


彼が武器を打つ理由、それは女王マリカに「神を殺す武器」を作る事を頼まれたため。


デミゴッドだけではなく、文字通りの神すらも殺してしまえるような武器を女王は求めた。

全ては黄金律を否定し、そのシステムを破壊するために。

そこで、円卓へ囚われたヒューグに神殺しの武器作りを依頼したのだ。


鍛冶師としての誇り、マリカへの畏怖、それに取り憑かれたヒューグは気が遠くなる程の永い時を武器作りに費やしている。

全ては神殺しの武器を鍛える、ただそれだけのために。


ストーリーが進み黄金樹に火がついた頃に、ヒューグは褪せ人へ告げる。「自分はもうすぐ壊れる」と。

円卓と概念レベルで繋がっている彼からすれば、黄金樹の炎上と円卓の崩壊は彼という存在そのものにダメージを与えていく。

もう足枷は外れているので、実質自由の身。なので円卓を離れてしまえば壊れずに済む。

にも関わらず彼は一心不乱に金床にて剣を鍛える。なぜならマリカの約束が、彼自身の願いへと変わっていたから。


デミゴッドたち、そして神に、挑み、殺す

あんたがそれを貫くのなら、儂はあんたの武器を打つ


打ちたいんだ。あんたが、神を殺すための武器を


もはや彼の居場所は円卓の鍛冶場。彼の存在意義は褪せ人の為の武器を鍛えること。

そして願いは自分の鍛えた武器が、神殺しを成すこと

その為なら、自分の心が死ぬことも厭わない。ローデリカに心配され、円卓を離れようと言われても彼は居続けることを選んだ。


最後に呼ぶことを許してほしい

あんたは、儂の王だ


彼にとっての王はデミゴッドでも、神でもない。

自分を信じて武器を預け、その武器を片手に神殺しの覇道を歩むプレイヤー、それこそが彼にとっての王だった。


そして、初めて武器を最大強化した際に解放される実績の名はズバリ、「神を殺す武器」。

それが謂れのない無銘の剣であっても、名高い伝説の武具であっても、ヒューグの執念を打ち込まれたその武器は、神殺しを成す禁忌の武器へ至ったという証左なのだ。



⋯⋯ゲーム最終盤、黄金樹が巨人の火と死のルーンによって赤々と燃え盛る頃。

自分の名を忘れ、何者であるかも思い出せなくなった混種の老鍛冶師がそこにいた。


…あんた、知ってたら教えてくれないか?

円卓は、なぜ燃えて、壊れているんだい?


「なぜあんたは、儂のために泣くんだい?」

あの娘は、なぜ儂のために泣くんだい?

…儂は何か、大事なことを忘れてしまっているのかい?


壊れても尚、鍛冶師はただ武器を打つ。

身に刻まれた存在意義を果たす為に。


関連タグ(ネタバレ)編集

忠臣 執念

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