スーパーロボットマッハバロン
まっはこれだーぶっぱなせ
概要
前作の『スーパーロボット レッドバロン』が、好評のままオイルショックによるスポンサー撤退の憂き目に遭い打ち切りになった為、改めて特撮ロボット番組として新たに企画されたのが本作である。
『レッドバロン』とのストーリー上の繋がりは無いが、『特撮ロボット戦記バロンシリーズ』と銘打って制作された。
グラムロック全開のオープニングテーマは当時からすればあまりに衝撃的で、21世紀の現在でさえ色褪せないインパクトを持つ。近年では動画サイトなどでこの曲の方から本作を知った層も増えてきている。
視聴率は前作を多少は下回ったものの安定した人気を誇り、商業的には成功した。
だが、放送局である日本テレビの番組編成の都合で一転して冷遇され、全40話の予定が26話にまで縮小され、またしても打ち切りに。結局物語が完結していないまま終了してしまった。
余談だが、1975年には香港の映画会社・長弓電影公司が本作を基に『鉄超人』というオリジナル劇場作品を制作しており、テレビ版では『百変龍』と名を変えて放送されていた。※同人サークル「夜盗組」の調査で日本現代企画との共同制作であり、ガンさん、ジョージ、健一の三人はオリジナルキャスト(他の登場人物は香港や台湾の俳優)、セットも日本で実際に撮影に使われた物を使用し、特筆すべき点として「移動秘密基地」がマッハバロンの攻撃で破壊され(!!)ララーシュタインとの戦いに決着が付けられている点が挙げられる…事が判明している(流石に移動秘密基地が破壊されるシーンがこの海外版の為に新撮した物か、最終話で撮影されたもののカットされた物かは掴めなかった様だが…)。
後にこの『鉄超人』はヨーロッパへと輸出されているが、どういうわけかスペインでは『マジンガーZ』のタイトルで放送されている。
ストーリー
ドイツの科学者ゲオルク・ララーシュタイン教授の元でロボット工学を勉強していた嵐田陽一郎博士は、ララーシュタインが世界征服を企んでいると知り、設計していた完成直前の巨大ロボマッハバロンを侵略の道具にされないように爆破。設計図を持って妻子と共に日本に亡命する。
しかし、ララーシュタインのロボット・ハイルV1が博士の乗っていた船を襲撃。嵐田夫妻は息子の陽に設計図を託し、命を落とした。
陽はその後、大企業の経営者である祖父の竜之介に引き取られた。竜之介はララーシュタインの侵略に対抗する為、陽一郎の遺した設計図を基にしてマッハバロンの2号機を建造。私財を投げ打って対ロボット帝国組織・国際科学救助隊KSSを設立。成長した陽にパイロットとしての教育を施した。
しかし、その事を知っていたララーシュタインは、日本にロボット軍団を進攻させるのだった。
登場人物
KSS
ララーシュタインのロボット帝国に対抗する組織で、嵐田竜之助が私財を投じて設立した(但し、その後の運営に関しては竜之助の死も在り別のルートで資金調達をしていた節がある―第6話の「国連軍」の件等から「(事前の根回しで成立させていた)国際基金」等で数百人規模の関係職員の福利厚生を含めた運営資金を確保していると思われる―)。
正式名称はKokusai Scientific Salvageであり、劇中では「キス」と呼ばれる。「キスの浦」のマリンパークビルに本部を設ける国際救助隊として運営されていたが、ハイルV2号の攻撃に際し海底基地に本部機能を移した。
前作のSSIとは打って変わって基地内のセットはポップなレトロフューチャー風の物となり、隊員の制服も緑とオレンジの派手な色遣いとなった。
また、隊員は復唱の際に「キッサー!」(KSSSAR)という言葉で返事を返す。
尚、同組織の海底基地(「キスの浦」の海底―深度300メートル前後―に有る。より正確には「キス岬の真下」。)は超合金バロニウムの原料となるバロニウム鉱石の鉱脈の上に有り、採掘基地も兼ねている。
嵐田陽(演:下塚誠)
本編の主人公。
マッハバロンの開発者である嵐田陽一郎博士の一人息子。陽一郎博士がララーシュタインの襲撃により死去した為、祖父である嵐田竜之助により養育される。
マッハバロンのパイロットとなるべく祖父から特訓の毎日を送るが、父母を殺したロボット帝国への復讐心に苛まれており、それと同時にマッハバロンのパイロットである事への歪んだ優越感を持った屈折した性格を持っている。世間知らずで未熟な面が目立ち、当初は他のKSSメンバーの足を引っ張りまくる。だが、戦いを通じて少しづつ成長して行く事となる(第7話ラストからようやく他の面々との蟠りが解けていく)。
小杉愛とは微妙な関係。
尚、第14話の描写からKSS海底基地の居住棟(海底基地のミニチュアセットに有る「ルイジ・コラーニ」の未来住宅を彷彿とさせる、円盤型住居を数層間隔を置いて重ねた構造の建物)の一室に住み込んでいる事が判明している。※小杉愛等、KSS関係者の大半は海底基地には外部からの通勤を行っている。
小杉愛(演:木下ユリ)
KSSの紅一点。戦闘機・KSSバードのパイロットを務める他、キス本部の通信手や村野博士の助手も務めるなど、意外と多芸。小杉健一は弟。
男尊女卑な感覚を持つ陽とは喧嘩が多いが、犬猿の中でありながらデートするシーンもあり、微妙な関係。
かつて水難事故で溺れた友人を見殺しにしてしまった過去があり、人命救助に対して強迫観念めいた使命感に苛まれている。それが故に、自己中心的な面が目立つ陽を認める事が出来ないでいる。
ちなみに巨乳。
最終回において、悲劇的な結末を迎える。
岩井明(演:力石孝)
通称ガンさん。
KSSバードパイロットチームのリーダーで、KSSメンバーのまとめ役。
自分勝手で世間知らずな陽に対して反感を抱く者が多いKSSの中で、数少ない理解者の一人。陽のマッハバロンのパイロットとしての役割の重要性を理解していると同時に、陽の未熟さもわかっており、陽を導く兄貴分のような存在。
普段はサングラスをしているが、戦闘では外している。大柄な体格であり、メンバーの中ではよく目立つ。
携行武器はコルトパイソン。
白坂譲司(演:加藤寿)
通称ジョージ。
KSSバードパイロットチームのメンバー。
陽に対してはライバル的な立ち位置にあり、自分勝手で未熟な陽に対して最も批判的。
しかし、マッハバロンパイロットとしての技量は認めており、作戦行動中の連携行動はしっかりしている。
初期の話において、愛とデートしているシーンが有る。
携行武器はコルトパイソン。
小杉健一(演:内海敏彦)
小杉愛の弟で小学生。KSSの部外者だが、愛との関連から特別にKSS本部への出入りが認められている。しかし、ロボット帝国にその事を逆手に取られ、拉致された事もある。
※第4話と11話では擬装アンドロイド(後述の通り、劇中ではサイボーグとされる)も登場。
村野博士(演:団次郎)
KSSの実質的な指導者。KSSの設立者であり、オーナーである嵐田竜之助が既に死去している為、KSSを総括する立場にある。
陽の父である嵐田陽一郎博士の親友であり、マッハバロンの構成素材である超合金バロニウムを唯一生成加工できる人物である。
常にスーツ姿のダンディーな学者肌の人物だが、組織運営にも長けており、若いKSSメンバーを強く指導していく事となる。
未熟な陽を強く叱責する事が多々あるが、それは父母を失い祖父まで失った陽に対して、肉親的な感覚がある為。陽も村野博士を父親のように思っているフシがある。
愛煙家であり、マルボロを愛飲している。
携行武器はブローニング。
花倉刑事(演:深江章喜)
KSSに常駐する警視庁の刑事だが、所属部署は不明。正直、警察職員としての技量は微妙。
別名・発明刑事と呼ばれており、本職そっちのけで発明に勤しんでいる節がある。彼の発明品は大抵は役に立たないが、まれにピンチを打開する切り札になる事がある。
自作の発明品が満載された専用の原付バイクで常に移動している。
KSSは公的機関ではなく、嵐田竜之助による私設機関であり、そこに何故警視庁の職員が常駐しているのかは謎。※但し、一応「国際組織」として位置付けされており、武装が成立するのも設立に際して何らかの形で政治的取引が成立しているが故と思われる。
嵐田陽一郎博士
マッハバロンの開発者にして、嵐田陽の父親。
かつてララーシュタインと共同でマッハバロンの開発を行っていたが、ララーシュタインの世界制覇への野望を察知し、その危険性を感じて、共同開発中のマッハバロン1号機を爆破し、ララーシュタインの元を去る。
その後、日本への帰国途中、太平洋上にてロボット帝国の侵略ロボットに襲われ、乗っていた旅客船もろとも抹殺される。嵐田陽はその際の唯一の生存者である。
嵐田竜之助
嵐田陽の祖父。大企業のオーナーであり、大富豪。両親を亡くした陽を養育した。
その一方で、陽をマッハバロンのパイロットとするべくスパルタ教育を施しており、その為陽との関係はこじれかかっていた。
マッハバロン2号機の存在を察知したロボット帝国に襲撃され、その秘密を守ろうとして殺害される。
その一方で国際救助隊KSSを私費で設立、運用に当たっていた(実質的には一国の軍に匹敵する武装組織の為、国内外の政府要人等には相当の根回しを行っていた物と思われる。…そこからロボット帝国に情報が漏れていた可能性は有るが)。
ロボット帝国
ゲオルク・ララーシュタインに率いられたロボット・アンドロイド集団。
(作中ではサイボーグと表記されているが、描写はどう見てもアンドロイドである。そしてややこしい事に「本来の意味での」サイボーグも登場する回も有る)
太平洋上の何処かに本部を持ち、侵略の尖兵として、巨大な侵略ロボットを多数保有している。※最終話に於いて巨大な移動要塞「移動秘密基地」が本拠地である事が判明する。
構成員である戦闘兵は何故かアメフト風のコスチュームを着用している(一見すると判りにくいが、所属する軍の参謀の制服とコスチュームの配色が合わせられている)。
ゲオルク・ララーシュタイン(演:伊海田弘)
ロボット帝国の総統で、優秀なロボット工学科学者。
過去の研究活動中の放射線事故で爆発したような特異な髪型になっている(感情に応じて赤や緑等の色に発光する特徴が有り、激昂すると虹色―モンハンシリーズの防具の配色変更箇所の「虹色」と同じ方式で表現―に光り輝く)。
猜疑心が大変強く、例え身内であっても信用せず、その事が理由で勝機を逸した事もある。
世界征服の野望を持っており、日本をその足がかりとして征服しようとしている。
タンツ陸軍参謀(演:麿のぼる)
ララーシュタインの息子の一人で陸軍参謀。大柄な肥満体。
力で押しまくる作戦を好み、当然、使用する侵略ロボットはパワー重視の物が多い。
作戦内容が荒い為、今一歩のところまで追い詰めてもKSSのチームワークと才知に巻き返される事が多い。※とは言え、作戦上必要なら自身が犠牲になる事も厭わぬ側面も無くはない(第3話)。
ちなみに陽の両親を殺害したハイルV1号は、海軍所属とされるが、そもそもこの時点ではララーシュタインはロボット帝国の設立には至っておらず、ララーシュタインの勅命で行動していた。ハイルV2号がタンツの指揮下での最初の侵略ロボットとなるが、その改造シーンで背後にV1号が待機していた事から「ハイルV~」シリーズはララーシュタインの侵略ロボットのプロトタイプにして、二線級量産兵器として配備しようとしていた節が有る(マッハバロンに敗北した事で立ち消えになった模様)。※ややこしい事にV1号とV2号の着ぐるみは頭部と左腕が換装式の使い回し品の為、ハイルV2号の解説に於いて、この辺りを混同した記事が時たま見受けられる。
スーカン海軍参謀(演:所雅樹)
ララーシュタインの息子の一人で海軍参謀。長身でそこそこイケメン。
優秀な頭脳派であり、作戦も緻密で抜け目が無く、マッハバロンやKSSを度々ピンチに陥れている。
しかし、弟のゲラーには常に妬まれており、身内の妨害で失敗する事が多いかわいそうな人(但し、第11・12話での「海空合同作戦」以降、妙に手を組む様になっている。第16話や第21・22話がそれ)。
最後の作戦では、自分自身と部下二名を物質を通過する中性子人間に改造して、KSS本部を内部から破壊する事を試みるが失敗、自滅してしまう(ある意味、愛と相討ち)。
右手を外す事で右腕に機銃を出す事が出来、第16話で「ある人物」を殺害している。また、第18話では作戦中にウイスキーを飲む気の緩みを見せており「サイボーグなのかアンドロイドなのか、どっちなんだ?!」とツッコミを入れた視聴者も少なくない。
ゲラー空軍参謀(演:桜木栄一 木村章平(第9話から))
コンプレックスの塊で性格も品性下劣。手柄を立ててララーシュタインに認めてもらう事が最大の目的であり、その為なら身内を傷つける事すら何とも思わない。それでいて作戦立案能力は皆無で無能。
事実、こいつさえ居なければロボット帝国が勝っていた状況は何度もあった。…が、先述の「海空合同作戦」以降スーカンと妙に組む様になった他、第14話にて陽の幼なじみの中島アキラをサイボーグ化してKSS海底基地に潜入させ、基地破壊と陽の暗殺を図る等、ある意味成長を遂げている(第21・22話では先述の問題点が出てしまい、結果的に自らの命取りとなった)。
※桜木栄一氏の降板理由は不明。しかし、二本撮りの7・8話での出演シーンが全てアフレコ(声質から古川登志夫氏と思われるが詳細不明)になっている為、撮影終了後、アフレコ作業に入る前に何らかの理由で入院する等、今後の参加が不可能な事態に陥った物と思われる(この当時はドラマ等も台詞入れはアフレコが基本だった)。代役を勤める事になった木村章平氏は第9話までの「戦闘員:その1」を演じていた人物。第9話の「RCS39(アールシーエススリーナイン※但し、正確な表記は不明)」が最後の戦闘員役である。
ロボット帝国の侵略ロボット量産計画
先述のハイルV1号/V2号の件で触れた「侵略ロボットの量産計画」だが、裏付けが全く無い訳では無く、第12話で超合金バロニウムの生成に必要な方程式を入手したララーシュタインは(超合金バロニウムを用いた)侵略ロボットを量産して一気に世界征服を達成する野望を語っている(稀少なバロニウム鉱石の採掘基地をKSSとマッハバロンに破壊された為、実現せずに終わったが―バロニウム鉱石の鉱脈はかなり稀少らしく、結果的に「キスの浦」の海底鉱脈以外からの入手が出来なくなってしまった。方程式が有っても肝心のバロニウム鉱石が無ければ意味が無いのである―)。この事は、ララーシュタイン自身「たかだか数機の巨大ロボットで世界を制圧するのは無理」と考えていたフシが有る事を裏付けている。
ナレーター:岸田森
各話リスト
話数 | サブタイトル | 登場ロボット |
---|---|---|
1 | マッハバロン暁に出撃す | ハイルV1号、ハイルV2号、ワルターU0、メッサーM4 |
2 | 空の牙 海の罠 | ワルターU0、メッサーM4、ティーゲルGT |
3 | マッハバロン強奪計画 | ティーゲルGT、ユンカーズF2 |
4 | キス海底基地爆破指令 | ユンカーズF2、ハインケルSS |
5 | その一瞬に賭けろ! | ハインケルSS、レオパルトX1 |
6 | 東京爆破5時間前 | レオパルトX1、※ホッケウラーJ9 |
7 | 決断の10秒間!! | ホッケウラーJ9、デスマルクWO |
8 | 恐るべき自爆の軍団 | デスマルクWO、グラスルガーQ |
9 | ガラスのスーパーロボット | グラスルガーQ、スプリンゲルX |
10 | まぼろしのジャイアントバロン | スプリンゲルX、ジャイアントバロン、シュミットG |
11 | 裏切りの戦場ヶ原 | シュミットG、シュミットGⅡ |
12 | 無敵の超合金ロボット | シュミットGⅡ |
13 | 恐るべきUFOの正体 | ※ヤクートパンテル |
14 | 友にささげるマッハコレダー | スパングルKG |
15 | 戦慄!スナイパーQ | スナイパーQ |
16 | 密告者の海 | モーゼルジャガー |
17 | 絶体絶命!マッチ箱作戦 | プレッシャーケルン |
18 | 発明刑事の偉大なる発明 | エレファンターFF |
19 | 地獄から来た天使 | アンジェラスXY |
20 | トロイ作戦1対1 | シーヘルツェンU |
21 | 南南西へ進路をとれ | ワルサーキル、ワルサーキルα号 |
22 | 追跡!フェニックスの謎 | ワルサーキルα号 |
23 | ララー怒りの地獄作戦 | メガトンゲー |
24 | 水爆特急900キロ | メガトンゲー |
25 | 切り札はパイルX | ゼッターキングⅠ世、ゼッターキングⅡ世 |
26 | マッハバロンの超秘密 | ゼッターキングⅡ世 |
本作は第1~10話までラストのロボット帝国側の反省会と、そこでの次のロボットの紹介が次回予告を兼ねていた為、通常の次回予告は第12話巻末の「第13話予告」からエンディング前に入る形となる(予告編のフィルムは最初のDVDーBOXまでの時点では「第19話予告」以降の分しか発見できていなかったらしいが…。なので、一部のDVDレビューに有る「そもそも予告編は無い」との記述は間違い)。
ナレーターの岸田森氏はオープニングクレジットでは全話登板しているが、実際には収録に参加していない回も有る。先述の次回予告の件も含めこちらを参照の事。
※を付けた「ホッケウラーJ9」と「ヤクートパンテル」は劇中では、それぞれ「ホッケーウラーJ9」「ヤクートパンテルUFO(ユーフォー)」と発音されている為、記事作成に際しては「転送記事」の項目と記事を作る必要が有る。
シュミットGの「G」の発音は「ゲー」、一方でシュミットGⅡの「Ⅱ」は「ツヴァイ」ではなく「ツー」である点に注意。なお、他のロボットのアルファベットと数字は普通に英語読みである。
余談
パラダイ星人の記事でも触れているが、本作と「ウルトラマンレオ」は何度か互いのセットを流用し合う制作体制を採っていたと思われるフシが有る。…どちらかと言えば円谷プロ側の財政事情に因る所が大きい様だが。本作がレオのセットを流用したのは第9話の中尾博士の「電送移動研究所」内部がMACステーション作戦室、第13話のヤクートパンテルUFOの内部が先述の作戦室上部の通路のセットで撮影されている。…第13話の撮影時期はレオのババルウ星人のエピソード、並びにあのシルバーブルーメのエピソードの撮影時期と重なっている。
本作の侵略ロボットは着ぐるみの完成後、まず版権管理や商品利用(近年ネットオークションで取り引きが拡大しているミニカード等やミニソフビの造型資料)の為の撮影会が行われ、その後特撮シーンの撮影に回された様だ。この為か、ワルターU0やスパングルKGの様に「映像では全身が判らない(ワルターU0)」や「完品状態で登場していない(スパングルKG)」と言った事態が発生している。