概要
金田正一が発起人。入会資格を得た選手は自分が一流選手であると示すことができる。但し、入会をするか否かは自由である。
入会資格を得た選手で榎本喜八は創設当初は会員となっていたが、1度も同会会合に参加していないため、脱会扱いになっている。また落合博満は2000本安打は達成したが入会を辞退している。
長らく家庭用ゲームには登場していなかったが、2017年発売の「プロ野球 ファミスタクライマックス」にて女子プロ野球と共に初めて登場した。
入会条件
打者 2000本安打。
ただし日本プロ野球での記録をスタート地点とする。
そして生まれが昭和以降の選手である。(※)
(※当初の入会条件の中に昭和生まれである事が規定されていた為「昭和名球会(しょうわめいきゅうかい)」とも呼ばれていたが、現在は記録と実績で入会資格の条件を満たせば平成生まれも入会が認められる。尚、1926年12月24日(大正15年12月24日)の大正以前に生まれた元選手は入会が認められない。)
入会条件間近の選手
投手は150勝以上または200セーブ以上、打者は1600本安打以上の選手を対象とする。
2020年シーズン終了時点
投手
名前 | 所属球団 | 年齢 | 通算記録 | 残り |
---|---|---|---|---|
デニス・サファテ | 福岡ソフトバンクホークス | 38歳 | 27勝20敗234セーブ | 16セーブ |
田中将大 | ニューヨーク・ヤンキース | 32歳 | 177勝81敗3セーブ※1 | 23勝 |
石川雅規 | 東京ヤクルトスワローズ | 39歳 | 173勝171敗 | 27勝 |
松坂大輔 | 埼玉西武ライオンズ | 39歳 | 170勝108敗2セーブ※2 | 30勝 |
ダルビッシュ有 | シカゴ・カブス | 33歳 | 164勝94敗※3 | 36勝 |
前田健太 | ミネソタ・ツインズ | 32歳 | 150勝113敗6セーブ※4 | 50勝 |
※1 日米通算記録(NPB記録:99勝35敗3セーブ、MLB記録:75勝46敗)。
※2 日米通算記録(NPB記録:114勝65敗1セーブ、MLB記録:56勝43敗1セーブ)。
※3 日米通算記録(NPB記録:93勝38敗、MLB記録:71勝56敗)。
※4 日米通算記録(NPB記録:97勝67敗、MLB記録:53勝36敗6セーブ)。
野手
名前 | 所属球団 | 年齢 | 通算記録 | 残り |
---|---|---|---|---|
栗山巧 | 埼玉西武ライオンズ | 37歳 | 1926本 | 74本 |
中島宏之 | 読売ジャイアンツ | 38歳 | 1850本 | 150本 |
松田宣浩 | 福岡ソフトバンクホークス | 37歳 | 1728本 | 272本 |
糸井嘉男 | 阪神タイガース | 39歳 | 1696本 | 304本 |
問題点
投手の登板数の減少に伴い、200勝達成は難しくなっている。
一方、打者の2000本安打はスポーツ科学の発展にともない毎年のように達成者が出ている。
加えて、よく言えば明確、悪く言えば杓子定規的な選出法方のために本来であれば名球会入りにふさわしい名選手が選出されないという問題がある。
これにより、史上最強の助っ人として名高いランディ・バースやタフィ・ローズ、WAR値(平凡な選手に比べどれだけ勝利に貢献したかを示す基準)換算では歴代の大投手とひけを取らない三浦大輔などは名球会入りできていない。
また、上原浩治や藤川球児などのように、既定のセーブ数・勝利数に達していなくても、勝利数、セーブ数、ホールド数それぞれで優れた記録を保持し、その合計数が200以上になるケースの人物が表彰されておらず、会員の間でも、こうしたケースの元選手たちの扱いを巡って対立が生じている。