概要
日本プロ野球(NPB)における初安打を起点として、メジャーリーグ(MLB)での記録のみを通算成績として加算することができ、日米通算での2000本安打でも上記の条件を満たす。
このため、アレックス・ラミレスのようにメジャーリーグからの移籍後に日本において2000本安打を達成したことで入会が認められた選手がいる他、アルフォンソ・ソリアーノのように日本プロ野球の広島東洋カープで2安打した後、メジャーリーグを渡り歩いて1998安打を記録したことで入会条件を満たした選手もいる。
達成者
※獲得タイトル:優=最優秀選手、首=首位打者、本=本塁打王、打=打点王、盗=盗塁王、セ新=セ・リーグ新人王、パ新=パ・リーグ新人王、カ=カムバック賞、ゴ=ゴールデンスピリット賞(カッコ内は獲得年度)
現役選手
※2023年シーズン終了時点で現役の人物のみ。達成順に記載。
名前 | 所属球団(2023年時点) | 年齢 | 通算記録 | 記録達成日 | 獲得タイトル |
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青木宣親 | 東京ヤクルトスワローズ | 41歳 | 日米通算2703本(日本記録1929本、米国記録774本) | 2017年6月11日 | セ新(2005)、首(2005・2007・2010)、盗(2006) |
坂本勇人 | 読売ジャイアンツ | 34歳 | 2321本 | 2020年11月8日 | 優(2019)、首(2016) |
栗山巧 | 埼玉西武ライオンズ | 40歳 | 2120本 | 2021年9月4日 | ゴ(2014) |
大島洋平 | 中日ドラゴンズ | 38歳 | 2021本 | 2023年8月26日 |
現役引退した選手
※2023年シーズンまでに引退した選手は通算安打数順に記載。☆は野球殿堂表彰者、✝は物故者。
※枠が塗りつぶされている太字表示の選手は名球会加盟者。
選手名 | 所属球団 | 通算安打数(本) | 記録達成日 | 獲得タイトル | 参考 |
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鈴木一朗(イチロー) | オリックス・ブルーウェーブ⇒シアトル・マリナーズ⇒ニューヨーク・ヤンキース⇒マイアミ・マーリンズ⇒シアトル・マリナーズ | 4367(日本記録:1278、米国記録:3089) | 2004年5月22日 |
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張本勲☆ | 東映フライヤーズ/日拓ホームフライヤーズ/日本ハムファイターズ⇒読売ジャイアンツ⇒ロッテオリオンズ | 3085 | 1972年8月19日 |
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野村克也☆✝ | 南海ホークス⇒ロッテオリオンズ⇒西武ライオンズ | 2901 | 1970年10月18日 |
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王貞治☆ | 読売ジャイアンツ | 2786 | 1974年8月4日 |
| 内野手として日本最高通算記録 |
松井稼頭央 | 西武ライオンズ⇒ニューヨーク・メッツ⇒コロラド・ロッキーズ⇒ヒューストン・アストロズ⇒東北楽天ゴールデンイーグルス⇒埼玉西武ライオンズ | 2705(日本記録:2090、米国記録:615) | 2009年8月15日 |
| MLB経験のある内野手・両打ちで最高通算記録 |
松井秀喜☆ | 読売ジャイアンツ⇒ニューヨーク・ヤンキース⇒ロサンゼルス・エンゼルス⇒オークランド・アスレチックス⇒タンパベイ・レイズ | 2643(日本記録:1390、米国記録:1253) | 2007年5月6日 |
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門田博光☆ | 南海ホークス⇒オリックス・ブレーブス⇒福岡ダイエーホークス | 2566 | 1987年8月26日 |
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衣笠祥雄☆✝ | 広島東洋カープ | 2543 | 1983年8月9日 |
| 広島東洋カープの生え抜き選手として初の達成者 |
福本豊☆ | 阪急ブレーブス | 2543 | 1983年9月1日 |
| オリックスバファローズおよびその前身球団の生え抜き選手として初めてかつ2020年現時点で唯一の達成者 |
金本知憲☆ | 広島東洋カープ⇒阪神タイガース | 2539 | 2008年4月12日 |
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立浪和義☆ | 中日ドラゴンズ | 2480 | 2003年7月5日 |
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長嶋茂雄☆ | 読売ジャイアンツ | 2471 | 1971年5月25日 |
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土井正博 | 近鉄バファローズ⇒太平洋クラブライオンズ/クラウンライターライオンズ/西武ライオンズ | 2452 | 1977年7月5日 |
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福留孝介 | 中日ドラゴンズ⇒シカゴ・カブス⇒クリーブランド・インディアンス⇒シカゴ・ホワイトソックス⇒阪神タイガース⇒中日ドラゴンズ | 2450(日本記録1952本、米国記録498本) | 2016年6月25日 |
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石井琢朗 | 横浜大洋ホエールズ/横浜ベイスターズ⇒広島東洋カープ | 2432 | 2006年5月11日 |
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落合博満☆ | ロッテオリオンズ⇒中日ドラゴンズ⇒読売ジャイアンツ⇒日本ハムファイターズ | 2371 | 1995年4月15日 |
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川上哲治☆✝ | 読売ジャイアンツ | 2351 | 1956年5月31日 |
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山本浩二☆ | 広島東洋カープ | 2339 | 1984年5月5日 |
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榎本喜八☆✝ | 毎日オリオンズ/毎日大映オリオンズ/東京オリオンズ/ロッテオリオンズ⇒西鉄ライオンズ | 2314 | 1968年7月21日 |
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高木守道☆✝ | 中日ドラゴンズ | 2274 | 1978年4月5日 |
| 中日ドラゴンズおよびその前身球団の生え抜き選手として初の達成者 |
山内一弘☆✝ | 毎日オリオンズ⇒阪神タイガース⇒広島東洋カープ | 2271 | 1967年10月14日 |
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井口資仁 | 福岡ダイエーホークス⇒シカゴ・ホワイトソックス⇒フィラデルフィア・フィリーズ⇒サンディエゴ・ パドレス⇒フィラデルフィア・フィリーズ⇒千葉ロッテマリーンズ | 2254(日本記録:1760、米国記録:494) | 2013年7月26日 |
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大杉勝男☆✝ | 東映フライヤーズ/日拓ホームフライヤーズ/日本ハムファイターズ⇒ヤクルトスワローズ | 2228 | 1981年7月21日 |
| 初の両リーグ且つ2チームで1000本安打 |
大島康徳✝ | 中日ドラゴンズ⇒日本ハムファイターズ | 2204 | 1990年8月21日 |
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新井貴浩 | 広島東洋カープ⇒阪神タイガース⇒広島東洋カープ | 2203 | 2016年4月26日 |
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内川聖一 | 横浜ベイスターズ⇒福岡ソフトバンクホークス⇒東京ヤクルトスワローズ | 2186 | 2018年5月9日 |
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若松勉☆ | ヤクルトアトムズ/ヤクルトスワローズ | 2173 | 1985年10月9日 |
| 東京ヤクルトスワローズおよびその前身球団の生え抜き選手として初の達成者 |
稲葉篤紀 | ヤクルトスワローズ⇒北海道日本ハムファイターズ | 2167 | 2012年4月28日 |
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広瀬叔功☆ | 南海ホークス | 2157 | 1972年7月1日 |
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秋山幸二☆ | 西武ライオンズ⇒福岡ダイエーホークス | 2157 | 2000年8月18日 |
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宮本慎也 | ヤクルトスワローズ/東京ヤクルトスワローズ | 2133 | 2012年5月4日 |
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阿部慎之助 | 読売ジャイアンツ | 2132 | 2017年8月13日 |
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清原和博 | 西武ライオンズ⇒読売ジャイアンツ⇒オリックス・バファローズ | 2122 | 2004年6月4日 |
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小笠原道大 | 日本ハムファイターズ/北海道日本ハムファイターズ⇒読売ジャイアンツ⇒中日ドラゴンズ | 2120 | 2011年5月5日 |
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前田智徳 | 広島東洋カープ | 2119 | 2007年9月1日 |
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谷繁元信 | 横浜大洋ホエールズ/横浜ベイスターズ⇒中日ドラゴンズ | 2108 | 2013年5月6日 | ||
中村紀洋 | 近鉄バファローズ/大阪近鉄バファローズ⇒ロサンゼルス・ドジャース⇒オリックス・バファローズ⇒中日ドラゴンズ⇒東北楽天ゴールデンイーグルス⇒横浜DeNAベイスターズ | 2106(日本記録:2101、米国記録:5) | 2013年5月1日 |
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アレックス・ラミレス | ヤクルトスワローズ/東京ヤクルトスワローズ⇒読売ジャイアンツ⇒横浜DeNAベイスターズ | 2103(日本記録:2017、米国記録:86) | 2013年4月6日 |
| 助っ人外国人初の日本記録2000安打達成者 |
鳥谷敬 | 阪神タイガース⇒千葉ロッテマリーンズ | 2099 | 2017年9月8日 | ||
古田敦也☆ | ヤクルトスワローズ/東京ヤクルトスワローズ | 2097 | 2005年4月24日 |
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アルフォンソ・ソリアーノ | 広島東洋カープ⇒ニューヨーク・ヤンキース⇒テキサス・レンジャーズ⇒ワシントン・ナショナルズ⇒シカゴ・カブス⇒ニューヨーク・ヤンキース | 2097(日本記録:2、米国記録:2095) | 2013年8月7日 | NPBを起点としているため、記録は満たしているものの未加入 | |
松原誠 | 大洋ホエールズ⇒読売ジャイアンツ | 2095 | 1980年4月23日 | 横浜DeNAベイスターズおよびその前身球団の生え抜き選手として初の達成者 | |
山崎裕之 | ロッテオリオンズ⇒西武ライオンズ | 2081 | 1983年9月18日 | ||
藤田平 | 阪神タイガース | 2064 | 1983年5月3日 |
| 阪神タイガーズおよびその前身球団の生え抜き選手として初の達成者 |
谷沢健一 | 中日ドラゴンズ | 2062 | 1985年10月23日 |
| 名球会退会者 |
江藤慎一☆✝ | 中日ドラゴンズ⇒ロッテオリオンズ⇒大洋ホエールズ⇒太平洋ライオンズ⇒ロッテオリオンズ | 2057 | 1975年9月6日 |
| 初の両リーグで首位打者 |
有藤道世(有藤通世) | ロッテオリオンズ | 2057 | 1985年7月11日 |
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加藤英司(加藤秀司) | 阪急ブレーブス⇒広島東洋カープ⇒近鉄バファローズ⇒読売ジャイアンツ⇒南海ホークス | 2055 | 1987年5月7日 |
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和田一浩 | 西武ライオンズ⇒中日ドラゴンズ | 2050 | 2015年6月11日 |
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荒木雅博 | 中日ドラゴンズ | 2045 | 2017年6月3日 |
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小久保裕紀 | 福岡ダイエーホークス⇒読売ジャイアンツ⇒福岡ソフトバンクホークス | 2041 | 2012年6月24日 |
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新井宏昌 | 南海ホークス⇒近鉄バファローズ | 2038 | 1992年7月8日 |
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野村謙二郎 | 広島東洋カープ | 2020 | 2005年6月23日 |
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柴田勲 | 読売ジャイアンツ | 2018 | 1980年8月7日 |
| 両打ち初の達成者。 |
田中幸雄 | 日本ハムファイターズ/北海道日本ハムファイターズ | 2012 | 2007年5月17日 |
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駒田徳広 | 読売ジャイアンツ⇒横浜ベイスターズ | 2006 | 2000年9月6日 | ||
福浦和也 | 千葉ロッテマリーンズ | 2000 | 2018年9月22日 |
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