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鳥谷敬

とりたにたかし

鳥谷敬とは、平成時代から令和時代にかけて活動した日本の元プロ野球選手(内野手)。現役時代は、阪神タイガース、千葉ロッテマリーンズに所属していた。
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概要編集

東京都出身。早稲田大学では青木宣親と同期であった。

2003年ドラフト自由枠で阪神タイガースに入団。背番号は「1」。


その後遊撃手のレギュラーに定着し、2005年から2018年5月29日まで全試合に出場するなど阪神にとって欠かせない存在となる。


2010年にはシーズンを通して打率.301、19本塁打、104打点と自己最高の成績を残した。なお、104打点は遊撃手としては歴代最高である。


2011年には自身初のゴールデングラブ賞を受賞した。


2016年には、打撃不振に陥った。7月24日の広島戦でスタメンを外れ、連続フルイニング出場記録が667で途切れた。


2017年は開幕を三塁手で迎える。9月8日には2000本安打を達成するが、鳥谷がちょうど50人目となった。

阪神時代の成績のみで達成するのは、1983年藤田平以来34年ぶり2人目で、甲子園での達成は初めてである。また、1980年代生まれで初の2000本安打達成者にもなった。


2018年は開幕当初から打撃不振が続き、ベンチスタートが増えていった。5月29日の対ソフトバンク戦にて最後まで出場機会がなかったことで連続試合出場記録がNPB歴代2位の1939試合でストップした。


2019年も打撃不振が続いていたこともあり、8月末に来シーズンの戦力構想から外れている(事実上の引退勧告)ことを球団から告げられたが、現役続行を希望したためシーズンオフに自由契約となった。


2020年は所属先未定のままキャンプインを迎えたが、3月に以前から親交のあった井口資仁が監督を務める千葉ロッテマリーンズへ入団。

しかし、年齢による衰えが大きく響いていたこともあって移籍後も打撃の調子が上がらず、2年連続で安打数が2桁未満、守備面でも精彩を欠く場面が目立つなど、思うような結果を残せなかった。2021年シーズン終了後、チームの力になれなかったけじめを付けたいという意向の下、現役引退を表明した。


選手としての特徴編集

プロ入り以降これといった怪我もなく、毎年打率2割8分前後の成績を安定して残してきたことから「安定の鳥谷」との呼び声が高かった。当時のチームメイトであったメッセンジャー投手からはマシーンと呼ばれていたらしい。

2011年には500打数150安打で打率はジャスト3割、対右投手打率.300、対左投手打率.299という、あまりにも整いすぎた成績をマークしている。


強肩と広い守備範囲を武器に、2013年頃まではリーグ屈指の守備力を誇り、2011年には守りにくいとされる土のグラウンドを本拠地としながら守備率を.991に乗せた。


選球眼が良いのも特徴で、敬遠されることがほとんどないにもかかわらず多くの四球を選んでいる。特に2011~2013年には3年連続でリーグ最多四球を記録した。2013年には球団記録となる104の四球を選んでいる。

2017年には史上15人目となる通算1000四球を達成したが、達成者の中では最も通算本塁打が少ない。


余談編集

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関連タグ編集

プロ野球 阪神タイガース 千葉ロッテマリーンズ 青木宣親 早稲田大学

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