基礎データ
進化
ビッパ → ビーダル
概要
ダイヤモンド・パール・プラチナ(第4世代)から登場した、ずかんNo.400のポケモンである。
削り取った木や泥で川にダムを造る。
ダムを造られた川は氾濫することはないので、付近の住民たちにとってはありがたい存在。
陸ではのんびりとしているが、水中で泳ぐスピードはヒンバスと同等と言われている。
しかし、ヒンバスの図鑑説明には「ノロマなのですぐ捕まる」と書かれているが…
その風貌と進化前のポケモンが「VIPPER(2ちゃんねるVIP板の住人)」を髣髴とさせる名前であることから、ネタポケモンとして「ビーダル様」と崇められていた。
実際のところ(ゲーム内で)は「そらをとぶ」「きりばらい」以外のひでんわざを習得可能なことから、専ら秘伝要員として活躍している。
バトルでの活用法
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ |
---|---|---|---|---|---|
79 | 85 | 60 | 55 | 60 | 71 |
序盤ノーマルポケモンだけあって全体的にステータスが低めなためまともに戦うことは難しく、対戦では滅多に見かけない。だが、ビーダルは能力変化に関わる特性を3つ持っている。これらを活かすことにより、下記のような活用ができる。
例えば、素早さ以外の相手の能力変化を受けない「てんねん」で技「いばる」を使うと、本来はこちらが受けるダメージを上げてしまうかわりに、混乱による相手の自爆ダメージを増やす本来ハイリスクハイリターンな技だが、この特性ならば仮にこちらに攻撃が回っても受けるダメージは変わらない、つまりノーリスクハイリターンという意味不明な事になる。
しかし、第5世代でヌオーが隠れ特性で「てんねん」を手に入れてしまい、あちらの方が耐久力が高く弱点も4倍ながら1個しかないので、ビーダルがヌオーの劣化に近い状態になってしまっている。
また、能力変化を倍化させる「たんじゅん」では、「つるぎのまい」や「ドわすれ」などの能力が2段階上昇する技を繰り出すと、一気に4倍まで跳ね上がる。
さらに影分身を使うと、あっという間(100%→60%(1回目)→43%(2回目)→33%(3回目))に敵の攻撃が当たらなくなる。こうなったら、てんねん特性のビーダルでも持ち込まなければ、回避地獄でPPの無駄遣いになる。
この事から、別名「影分神」とも言われる。
しかし、能力ダウンも2倍になるので、能力ダウンされる技を使われると機能停止になる。
第5世代では夢特性「ムラっけ」を手に入れた。これは毎ターン終了時に、命中回避を含めたいずれかの能力が2段階上がり、その代償として上昇した能力とは別の能力が1段階下がってしまうという、非常に運要素が強いトリッキーなものである。
この特性なら積み技を持たずに戦うことも可能。まもるやみがわり、タスキ等でターンを稼ぐだけで能力のアップダウンを繰り返しながらも少しずつだがムクムクと成長していくのである。
当然この特性は博打要素が強く、命中ばかり上がって耐久がどんどん落ちていく、ということになってしまうことも。ただ耐久や回避を早い段階で引き当てれば、何もせずともムクムクと成長するビーダルを見ておののくことだろう。
ただし素の能力はそれほど高くないので、積みきる前に力負けしてしまうことも少なくない。
日ごろの行いとビーダルの気分が大きく左右する特性。
気分が悪いとあっさり撃沈するが調子がいいと3タテ余裕。これもまたビーダルクオリティといえる。
以上のように、いざ相手にすると意外なところで厄介な能力を発揮するポケモンと言える(かも)。
対峙したら変なことをされる前に殴り倒すべし。積む隙を与えるとろくでもない事態に陥りかねない。しかし、そこそこタフなため耐久特化個体相手だと不一致弱点ぐらいでは落とせないことがあり、そこも面倒くさい。
ほえるやドラゴンテールで強制退場願うのも一手。とにかく「積み技で嫌がらせ」がコイツのアイデンティティなので退場技は天敵と言える。
これらのことから全く使えないポケモンという訳でもないが、かなり熟練が必要となる。
第7世代では何とレベルアップ技で「つるぎのまい」「アクアジェット」「かみくだく」を習得。特性が「たんじゅん」ならば、攻撃を爆上げしてからの強烈な先制攻撃が可能に。
マリルリとはタイプの違いや、「はらだいこ」と違って自分の体力を減らさない点などで十分差別化可能だろう。
また、物理面の方が元々得意な自身に有用な物理の先制攻撃技を、複合タイプの両方習得する点も珍しいのかもしれない。
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