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センザンコウの編集履歴

2021-01-25 02:59:26 バージョン

センザンコウ

せんざんこう

センザンコウとは哺乳類の一種である。

概要

哺乳綱有鱗目(センザンコウ目)センザンコウ科に属する哺乳類。漢字表記は「穿山甲(山を穿つ 甲羅を帯びたもの)」。「パンゴリン」はマレー語から。 アフリカに4種、東南アジアに3種が現存している。


全身を「鱗」(爬虫類の鱗と異なり、毛が二次的に変化したもの)に包まれるのが特徴。一見すると哺乳類には見えない。「松ぼっくりに似る」とか、「歩くアーティチョーク」等と呼ばれる。なおアジアのセンザンコウは鱗の下が若干もふもふしている。


驚くと尾を腹の下にたくし込み、丸くなって鱗を逆立てて身を護る。 四肢に鋭い爪を持ち、その爪で蟻塚を掘り返して、中のアリを長い舌で捕食する。この習性から嘗てはアリクイアルマジロに近縁(「貧歯目」)と考えられたが、後の研究で類縁関係は無く、ローラシア獣類の一部で(サーバルラッコのいる)食肉目と近縁の「ペガサス野獣類」の一種である事が判明した。


アルマジロと外見が似ているが生息域が全く違い、上記の通り進化のルーツも異なる。見た目や特徴に共通点が多いのも、似た進化を遂げただけで両者に明確な繋がりはない(収斂進化)。


また、アルマジロの鱗は装甲の機能しか持っていないのに対し、センザンコウは先端が鋭い鱗となっている。


アフリカでは、アードウルフツチブタなど、好蟻性(アリが好物)の生物がいるので、競合を避けるためアリを食べる。


人間との関係

食用や、鱗を護符にする民間信仰の影響で各地で乱獲され、絶滅の危機に晒されている。動物園での飼育例も少ない。なお肉について中国では「薬になるが不味い」アフリカでは「美味い」と評価が分かれている。

また、近年では新型コロナウイルスに類似したウイルスが検出され、一時期話題になった事もある。

主な種類

  • ミミセンザンコウ
  • インドセンザンコウ
  • マレーセンザンコウ
  • オオセンザンコウ
  • サバンナセンザンコウ
  • オナガセンザンコウ
  • キノボリセンザンコウ

センザンコウのキャラクター

特撮

その他

関連タグ

哺乳類 鱗甲類

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