概要
フジテレビ系列日曜夜7時台のアニメ・特撮とは、かつてフジテレビが設定していた放送惑星である。1960年代初期の頃は編成が不安定であったが、1970年代以降はTBSのタケダアワーと不二家の時間の二大子供番組枠が相次いで廃枠となった事もあり、アニメで定着した。
しかし、1990年代に入り、プロ野球中継や期首期末特番が増加し、次第にマトモに放送されなくなり、1997年には世界名作劇場が終了、末期にはバラエティーの拡大スペシャルで更にマトモに放送されなくなり、2006年秋にONEPIECEがローカル枠へ左遷され廃枠となり、結果、フジテレビ最後のゴールデンタイムのアニメ枠となってしまった。
皮肉にもバラエティーや情報番組を肥大化させた事が災いし、フジテレビ日曜ゴールデンはその後、低迷する羽目になった。
日曜夜7時台前半枠
W3(1965年6月6日〜1966年1月30日・虫プロ)
記念すべき初作品だが、後に月曜19:30へ移動。暫く他ジャンル番組を放送
新宝島(1966年6月19日〜7月3日)
1965年1月3日放送のスペシャルアニメの分割版。
マッハGoGoGo(1967年4月2日〜6月25日・タツノコプロ)
僅か1クール日曜18:30へ移動し、またもアニメ中断。
アタックNo.1(1969年12月7日〜1971年11月28日・東京ムービー)
ミラーマン(特撮)(1971年12月5日〜1972年11月25日・円谷プロ)
同枠唯一の特撮番組。
マジンガーZ(1972年12月3日〜1974年9月1日)
以後燃えろアーサーまで東映動画が担当。
グレートマジンガー(1974年9月8日〜1975年9月28日)
UFOロボグレンダイザー(1975年10月5日〜1977年2月27日)
惑星ロボダンガードA(1977年3月6日〜1978年3月26日)
同枠最後のロボットアニメ。
SF西遊記スタージンガー→SF西遊記スタージンガーII(1978年4月2日〜1979年8月26日)
次番組決定・製作遅延に伴い放送延長
円卓の騎士物語 燃えろアーサー(1979年9月9日〜1980年3月30日)
燃えろアーサー 白馬の王子(1980年4月6日〜9月21日)
おじゃまんが山田くん(1980年9月28日〜1982年10月10日)
さすがの猿飛(1982年10月17日〜1984年3月11日)
Gu-Guガンモ(1984年3月18日〜1985年3月17日・東映動画)
タッチ(1985年3月24日〜1987年3月22日・グループ・タック)
陽あたり良好!(1987年3月29日〜1988年3月20日・グループ・タック)
キテレツ大百科(1988年3月27日〜1996年6月9日・スタジオぎゃろっぷ)
当初は1994年3月に終了予定だったが、次番組が決まらず2年も延長となった。そして、この時から特番休止が増える様になった。
こちら葛飾区亀有公園前派出所(1996年6月16日〜2004年12月19日) - 2004年4月以降は『ONE PIECE』と統合し、『アニメ7』内で放送。そして、同枠最長放送にして新作としては最終作となった。
ONEPIECE(2005年1月9日〜2006年9月24日・東映アニメーション)
後半枠より移動するも、特番休止は一向に減らず、結局日曜9:30へ移動(一部地域では打ち切り)となり同枠最終作となった。
7時台後半枠
世界名作劇場で有名な枠だった
ドルフィン王子(1965年4月4日〜4月18日)
初作だが、短命に終わる
あかねちゃん(1968年7月〜9月)
土曜19:00より移動だが、これも短命に終わる。
どろろ→どろろと百鬼丸(1969年4月6日〜9月28日)
ここから漸く定着した最後のモノクロ作品。
カルピスまんが劇場→カルピスこども劇場→カルピスファミリー劇場→(ハウス食品)世界名作劇場(『ムーミン・第1作』〜『愛の若草物語』)(1969年10月5日〜1987年10月)→世界名作劇場を参照。
(ハウス食品)世界名作劇場(『愛の若草物語』〜『家なき子レミ』)(1987年11月〜1997年3月23日)→世界名作劇場を参照
中華一番!(1997年4月27日〜1998年9月13日)
ここでアニメ中断。
水曜 19:30より移動。
学校の怪談(2000年10月22日〜2001年3月25日・ぴえろ)
第3話が永久欠番となった。
ONE PIECE(2001年4月15日〜2004年12月19日)
水曜19:00より移動。2004年4月以降は『こち亀』と統合し、『アニメ7』内で放送。こち亀終了後に前半枠へ移動した為、最終作となった。
幻の番組達
長靴下のピッピ(1971年放送予定・東京ムービー製作) 海外の原作者と折り合いが付かずお蔵入りとなる。宮崎駿と故・高畑勲がスタッフになる予定だった。
ミラーマン兄弟(特撮・1972年予定・円谷プロ製作) ミラーマンの成功を受けてシリーズ化を目指すも頓挫。結果、後年変身ブームが去った事からマジンガーZへの移行は正しかったと言える。
ゴッド・マジンガー(1975年放送予定・東映動画製作) 当初はマジンガーZの次番組として、後にグレートマジンガーの次番組として企画されるも、東映動画が難色を示しお蔵入りとなり、以後ダイナミックプロと東映動画が暫くの間対立した。
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