概要
CV:浦和めぐみ(02)、山谷祥生(LASTEVOLUTION)
お台場小学校3年生(本作の時代設定は前作『無印』から3年後の2002年であるため、1993年度生まれ)。メンバー最年少。黄色のD-3(ジョグレス進化時は黄&白)の持ち主。
祖父から剣道を習っており(「LASTEVOLUTION絆」時点でも鍛錬を続けている)、知識と誠実のデジメンタルを手に入れてパートナーデジモンのアルマジモンと巡り会う。
父が警官だったからか正義感が強すぎるゆえに潔癖かつ正直者すぎる面もあり、デジモンカイザーとして悪行を行ってしまった賢が罪を償おうとして仲間に加わった際も、一人受け入れられずにいた他、父の教えにより給食で嫌いなトマトと対峙した際には一人居残って食べようとした。知識のデジメンタルと愛情のデジメンタルが置かれていた遺跡をマヤのピラミッドのようだと形容するなど知識が豊富かつ知識欲も旺盛で、仮説を複数立てて考察ができる思考力も持ち合わせている。それらの長所から「知識のデジメンタル」と「誠実のデジメンタル」に選ばれたのだと思われる。
また、タケルとは対照的に、闇の存在とはいえ、心や感情を持っているブラックウォーグレイモンと直接向き合ったり、大輔たちの影響か無茶な行動もあった。
光子郎同様に礼儀正しく、誰に対しても敬語で話すが、現在でもその癖が直っていない事を同級生に指摘された事も。しかし、感情的になると口調が砕ける。ドラマCD「未知へのアーマー進化」では色物揃いのアーマー体達を見て「またかっこ悪いのだったらやだな…」と漏らし、アルマジモンがプテラノモンに進化した際には「やっと…やっとまともなデジモンに…!!」と発言するなど辛辣な面も見られた。
ドラマCD「夏への扉」によれば彼女ができたらしいが、高校2年生に成長した「LASTEVOLUTION絆」では大輔のラーメン屋巡りに付き合っていた為未登場。そもそも02ラストに登場した娘がドラマCD時点での彼女との子供なのかは不明である。
彼の父・浩樹は正義感の強い警察官だったが、『02』本編の3年前にロンドンで要人警護にあたっていたところ、殉職してしまう。
伊織は父の遺骨を日本へ連れて帰るため、1999年8月3日(前作『無印』の39話)にロンドン発成田空港行き(発着地は『無印』小説版より。ただし、羽田空港着ではないかとする考察もある)の飛行機に搭乗していたが、この日はお台場を黒い霧が覆い尽くした日だった。選ばれし子供達の活躍によって脅威は葬り去られたかに思われたが、その後も東京上空には異世界が逆さまに広がっており、飛行機はお台場付近の上空でその次元の歪みに接触。あわや墜落しそうになったが、選ばれし子供達のパートナーデジモンたちによって無事に不時着することができた。
本編の経験で過ちを犯す人間にも事情があると考えるようになり、後に弁護士となる。