概要
1970~80年代にかけて男子小中学生を中心に爆発的に流行した行為で、漫画『ハレンチ学園』が全ての元凶と言われている。
こんなタイトルであるが「週刊少年ジャンプ」で連載されていたれっきとした全年齢対象のギャグ漫画であり、性的な興奮を求めると言うより、他人の羞恥心を煽ってその反応を楽しむ悪気のないいたずら、あるあるネタとして描写・理解されていた。
もちろん当時からこれを問題視する意見も少なからずあったのだが、むしろ『ハレンチ学園』がメディアミックスを成し遂げる程の大ヒットを記録したために他の制作物にも次々と波及していき、さほどいやらしさを感じさせずにお色気シーンを描く一種のテンプレとして定着してしまった。
現代の感覚からは理解できないかもしれないが、昭和の時代にはそういう事がまかり通っていたのである。
というか、当時のジャンプはハレンチ学園と男一匹ガキ大将が無ければ廃刊になっていたと言われており、ジャンプの歴史を語る場合絶対に外せない超重要作品の一つである。
当然の事ながら当時の感覚でもめくられる側にとっては不快極まりない行為であり、表現規制を肯定する根拠の一つともなっている。また、性犯罪として捉えるならば、「悪気の薄い加害者が、軽微な犯行を繰り返す」という社会の縮図とも言え、見た目に反して非常に闇が深かったりもする。
またこれから派生して男子に対してはズボン下ろしという行為も行われていた。こちらはズボンと一緒にパンツまで下ろしてしまい大事になることも多かったのだとか。
スカートめくりやズボン下ろしは、次第にいじめの手段として横行するようになり、女子も同性を男子に「ご開帳」するという悪質な嫌がらせを取り入れてゆく。最終的に下着まで剥いでしまったり「茶巾」という行為に及ぶ者さえ現れ、スカートめくりは本格的にシャレで済まされない行為となっていった。
女子自身もやられる一方ではなく、ブルマやスパッツ、更には「見せパン」を履くという自衛手段を取り入れるようになり、80年代後半にようやく流行は下火に転じた。
平成に入る頃にはほぼ見られなくなったと言われ、創作物においても自主規制が進んだ結果、現在では男性向け萌え作品であっても「友達同士の戯れ」として見せない構図で描かれる事がある程度になっている。
とは言え、一世を風靡どころか昭和後期の学校文化の一つと言っても過言ではない程長きに渡って横行していた行為であるため、ある種のノスタルジーを感じるおじさんや憧れを感じる青少年は少なくない。今の学校で現実に実行すれば非行行為として大問題になり、犯人は長時間の説教を食らった上保護者が学校に呼び出される事になるであろうが、pixivで想いを馳せるくらいなら害も無いだろう。
なお、自発的にスカートをめくりあげる行為は「たくしあげ」と呼ばれ、この行為には属さない。
なお、当時の感覚であっても許されたのはせいぜい高校生までで、大人がやると普通に警察を呼ばれていたようだ。
最近は男の娘の台頭によりスカート姿の男子もあるため、男子が男子にめくられたりや、女子が男子のスカートをめくるといった逆の構図というのもある。
スカートめくりシーンが存在する作品
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