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志村ダンゾウの編集履歴

2021-06-02 20:33:45 バージョン

志村ダンゾウ

しむらだんぞう

志村ダンゾウとは、『NARUTO』のキャラクター。

pixivにおいては「ダンゾウ」タグのほうが機能している。


概要

CV:糸博

72歳(第2部)。身長170cm。体重52kg。

木ノ葉の暗部養成部門「」の創設者でありリーダー。「忍の闇」の代名詞的存在。顔には傷があり、普段は杖をついて歩いている。

三代目火影猿飛ヒルゼンとは幼馴染の間柄で、同時にライバルでもあった。

名前の「ダンゾウ」は実在したといわれている忍者、「飛び加藤」こと加藤段蔵がモデルと思われる。また、苗字は前者の元ネタと同性のコメディアン同じグループ所属の志村けんからか。


経歴

根の長であるダンゾウは、部下であったうちはイタチに一族抹殺の任務を与えた者であり、任務を忠実に遂行したイタチを非常に高く評価している。そのため一族の復讐で自身を倒しに来たイタチの弟うちはサスケを酷評するが、サスケはイタチに汚名を被せ一族殺しに手を染めさせたこと自体を憎んでいるためそれを一蹴。ダンゾウは腕に移植した複数個のうちは一族の目を使い戦うがあえなく全てを突破され使い潰してしまう。サスケの仲間である香燐を人質にとるも、反撃にあい最後は自爆した。

かつて、雨隠れの里の長である半蔵と手を組み(アニメの過去編では暁と半蔵が互いに疑心を抱くよう暗躍していた)、暁の弥彦を殺害することで、長門ペインへと変貌する決定的な理由を作った張本人であり、後に暁の長門による報復に近い木ノ葉総攻撃を招くことになった(ちなみにこの時、里の存亡にかかわる一大事であるにかかわらず彼は根を動員しておらず戦力を温存していた)。

また戦力増強のため薬師ノノウに孤児院を襲うことを仄めかし薬師カブトを根に加入させたきっかけを作り、さらにノノウの親心を利用しノノウを現役復帰させるなど後の第四次忍界大戦で穢土転生軍団による暁側の戦力増強の原因も間接的に作っている。


普段から包帯で隠している右目にはうちはのクーデターを止めようとしたうちはシスイから奪った万華鏡写輪眼を持ち、その力によって他者を本人に気付かれること無く操る事ができるが、その特性ゆえに乱用は不可能。そして常に隠している右腕には枷のようなものがあって、その中は、数々の写輪眼と、初代火影千手柱間の細胞が移植された、おぞましい物となっている。


第二部初期、部下のサイがヤマトの部隊に配属された際、彼に大蛇丸と接触しサスケを暗殺する任務を与えるが、彼がナルト達との触れ合いによって感情を取り戻した事で、その目論見は失敗に終わった。

帰還後のサイが感情を取り戻した事を見抜いたが、あえてその事を強く指摘する事はなかった。


ペイン襲撃の際には、うずまきナルトを呼び戻すために待機していた連絡蛙のコウスケを殺害し、ナルトを妙木山に閉じ込めることで暁の目的である九尾を守ろうとした。その際、間接的に綱手潰しに取りかかった節を見せた。

ペイン襲撃後、綱手が意識不明になり、その間に六代目火影を会議で強制的に襲名する(信任投票が終わっていないため候補である)。そして、部下のサイにはナルト監視命令を、木ノ葉の忍達には抜け忍であるサスケへの抹殺指令を出し、自らは部下のフートルネと共に、火影として五影会談に参加する。

会談の最中、右目に移植していたシスイの万華鏡写輪眼の瞳術「別天神」で、忍連合軍結成による忍界の統一と自らがその指導者になるよう仕向けていたが、霧隠の白眼を隠し持っていたという予想外の事態によって、その目論見が明るみになってしまい、サスケ率いる鷹を含む暁の襲撃を利用して逃亡する。


会談からの逃亡後、部下と共にマダラの襲撃を受け、サスケと交戦。写輪眼を用いた禁断の瞳術である「イザナギ」の使用によって、徐々にサスケを追い詰めていくが、自身が写輪眼を得たことにより対写輪眼戦の対応に油断が生じたため、写輪眼の扱いでサスケに敗北。

更に身体に取り込んでいた初代火影の細胞も暴走し、追い詰められた事で香燐を人質に取り逃亡を図るが、逆に香燐ごと急所に攻撃を受け致命傷を負う。もはや自身の命が尽きる事を悟り、木ノ葉や忍の世を守るべく、最後は自らの身体に刻んだ裏四象封印術を用いて自爆、マダラとサスケを道連れにしようとするが失敗し死を遂げた。死の間際、右目の万華鏡写輪眼を回収することを予期し、あらかじめ自分で潰していた。


若かりし頃は二代目火影千手扉間の側近としてヒルゼンらと共に活動。ヒルゼンとは何かと張り合う事が多かったようで、任務でヒルゼン自分が囮になると言い出した際には、自分が囮になると反発している(最終的にはダンゾウとヒルゼンの火の意思がこれからの里に必要だと評した扉間が囮となった)。


アニメのオリジナルエピソードでは、カカシが火影を襲名する時に火の国の大名が、ダンゾウを六代目火影としてカカシを七代目とするか迷うシーンがあったが、直後に綱手が意識を回復させたため、ここでは有耶無耶になっている。


後にカカシが六代目火影に就任したことから、あくまで候補と見なされたダンゾウは火影に名を連ねることは無かった。


人物

武闘派路線の主導者として「影から木ノ葉の里を守る」という強い意志を持ち行動し、里を守るためならば非情な作戦や卑劣な行動も実行し部下どころか一線を引いた元部下に人質を取って脅迫し現職復帰させたり忠実に動いてた部下を優秀さから危険視し暗殺することも厭わない。

部下には、拷問等で口を割らないよう呪印を施している。常に不穏な噂が付きまとい、事実、裏では大蛇丸との取引も幾つかしており、を動かしているのがうちはマダラトビ)である事も知っていた。

同じ木の葉の者達にまで冷酷非道な野心家として危険視されても、木の葉や忍の世界を守る信念だけは決して曲げようとしなかった。ダンゾウの理解者と呼べるのは、チームメイトであったご意見番の二人(水戸門ホムラうたたねコハル)と競い合っていたヒルゼンのみであった。だが、ヒルゼンはともかく、ホムラとコハルに対しては「運よく生き残れた無能」と見下していた。

固い信念を貫き通す強い意志の持ち主だが、内実は独善的で劣等感と感情に左右された側面を持ち、尚且つ自身の器量を過信している。

このような人物へとなった遠因は、彼が戦乱で父と祖父を相次いで失った事。


能力

戦闘では、主に風遁系の忍術を扱うが、柱間の細胞が右肩に移植されていることで肉体強化と共に木遁の術も使用できる。更に腕に大量に移植した写輪眼の消費によって、うちは一族禁断の瞳術である「イザナギ」も使用可能。その他では、相手を拘束する等に使う呪印の扱いに長け、口寄せの術により巨大な獏を召還させる事も出来る。


二つの事件への関与の疑いと謎

木ノ葉隠れに伝わる「 千手一族の遺産 」が二度も強奪される事件が起きている。

その中で千手柱間が記した封印の巻物がミズキに奪われかけた事件だった。

アニメではミズキは封印の巻物は音隠れに持っていき大蛇丸に渡す事を目的にしていたが、何処から知ったのかミズキは「封印の巻物は尾獣を封印できる品物」と自来也でさえ知り得なかった火影の極秘情報を掴んでいたのである。

又オリジナルストーリーでは、千手扉間の扱う秘宝・「雷刃の剣」が緑青アオイに奪われ、雨隠れに逃げ込まれている。だが雨隠れの里は国外の干渉には厳格であるのに、木ノ葉隠れのアオイは雨隠れと組み逃亡を図ったのだ。


この二つ事件に関しダンゾウは何も口を挟んでいないが、「千手一族の遺産」の強奪事件はダンゾウと裏で繋がっている他里ばかりが絡んでいる。

雨隠れでは山椒魚の半蔵と組んでおり、音隠れでは大蛇丸と薬師カブトと繋がりがあるなど、「千手一族の遺産」で起きたミズキの「音隠れへの巻物強奪未遂」とアオイの「雨隠れへの雷刃の剣窃盗事件」はとてもじゃないが偶然と思えず、ダンゾウは雨隠れ(この時は実質的にが実権を握っていた)と音隠れの間に密約をも交わしていた可能性があり、この二つの事件の首謀者であった可能性がある。

それにミズキが拘束された際、大蛇丸との関わりを持つ資料が回収されたにも関わらず、何かしらの調合メモだろうと揉み消されていた辺り何かあった可能性もあり疑わしい所である。


余談

その非道な行動やあまりにも事の元凶であることが多いことから彼を唾棄すべき悪人としてみる者も多いが、彼の行動の根底にあるものは「里を守る」という強い意志である。

事実うちは一族排除の実行の口実のためにクーデター阻止を行わなかったり、阻止可能な能力を持つシスイを抹殺しようとしたりしていたが、そのうちは一族であるイタチの行動や思想に関しては高く評価しており、事実物語序盤のサスケを見るにイタチとの約束はちゃんと守っていた(逆にイタチはダンゾウを信用していなかったために、ヒルゼンの死後に警告のため一時里に戻ってきたが)。


根の最終選別における「義兄弟殺し」もサイの語る通り「感情を殺すため」だとするなら、それは二代目火影・扉間に死の直前言われた「サルと張り合わずに感情を抑える術を覚えろ、迷惑だ(意訳)」を極端に解釈してしまったと思われる。

その二代目の合理主義は語るに及ばないがダンゾウのそれも「里を守るためにどんな忌み嫌われる手段も使う」と考えるならば一応合理主義と呼べるものではある。

ただし、二代目は先見の明があり、覚悟の無い者に犠牲を強いず、後に託す事を考えていたが、ダンゾウは目先の事を手っ取り早く解決しようとするあまり、必要以上の悪事や恫喝・排除を行い、自分で全て解決しようとしていた(この「一人でやる病」は長門マダラたちも罹患しているようにNARUTO作品の殆どの悪人の共通項)。


これら悪手の結果が根の人手不足、孤児院への恫喝、それによるカブトの離反、それを遠因とした第三次忍界大戦開幕、うちは一族の排除、それによるイタチへの復讐を動機としたサスケの里抜け、自身の死に繋がってしまっている(尤もうちはのクーデターとそれにともなう滅亡は二代目も予想していたが)。

ダンゾウの行ってきた行動を見ると自業自得の一言で片付けることができてしまうが、逆に考えれば「ここまで因果が巡るまで悪手を打ち続けた」ということになる。

千手兄弟の作り上げた「人のために里を守る」思想の「里を守る」部分だけ先行させ「里の為に人を殺す」と取り違えてしまったのが彼の最大の過ちであり、要するにダンゾウとは「凡人が無理をして扉間になろうとした結果」なのだ。

彼自身の言葉を借りるならば彼の行動と結果はまさしく「失敗そのものではないか」ということである。


事実、次世代編のBORUTOでは「やり方に問題は有ったにせよ、彼なりに里の為に動いていた」という評価もされていたが、しかし彼の意志をさらに履き違え「ダンゾウの復讐のために里を滅ぼそう」としたものも現れてしまった。本末転倒ここに極まれりである。


関連タグ

NARUTO 根(NARUTO)

木ノ葉隠れ 猿飛ヒルゼン

千手扉間 うちはカガミ

うちはシスイ うちはイタチ

だいたいこいつのせい

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