「さあ、俺との出会いにビリっと運命感じな」
演:兵頭功海
概要
"海のリュウソウ族"の末裔である青年で、リュウソウゴールドの変身者。
妹にオトがいる。第14話より登場。
海のリュウソウ族は、6500年前にドルイドン族が宇宙に逃亡して以降、リュウソウ族同士での争いを嫌い、海底で静かな生活を営んでいた。
しかし海のリュウソウ族は現在少数となっており、カナロは一族繁栄のため陸上で婚活に勤しんでいる。
当初はコウの仲間になる気はなかったが、徐々に彼らを信用するようになる。
妹思いで真面目な性格ではあるものの、キザな上に超節約家でおまけに小言も多いためか異性に全く相手にされていない。イケメンであるにも関わらず初登場時も女性にフラれたばかりだった。その後も幾人もの女性と知り合うが、恋人持ちだったり、既婚者だったり、実は老女であったり(若い頃の写真と知らずに見たカナロが勘違いしていた)と、今のところ恋愛運に恵まれていない。まさに残念なイケメンである。
また、使命に拘るために大きな目標に対して一個人の思いを軽視する訳ではないが相手に我慢を強いさせてしまうというタイプであり、最善が駄目なら次善に流されやすいという面がある。
第29話ではようやく理想の女性である優衣と出会い「危ないことはしない」ことを条件に結婚寸前までいったものの、「ドルイドンと戦い世界を平和にする」と言う、本来の使命を優先し自ら婚約を破棄した(コウやオトには「またフラれた」と説明している)。続く第30話では結婚アドバイザーに相談しに行っている。
後の第41話にて、前述した「使命」に拘る性格を理由に、海のリュウソウ族のミヤに婚約を破棄されていた過去が明かされた。この事に関して、復縁とはいかなかったものの、ミヤがカナロに理解を示し和解している。
ナダからは「(バンバと並んで)めちゃくちゃ強い」と評され、試練の断崖で与えられたのが集中力の試練だったりと、戦闘力自体については抜きん出たものがあることが窺える。
尚、劇場版では公開時点でTV本編でも登場しているものの、上記に通じる理由から唯一変身の出番がなかった。そのため劇場作品での初変身は『騎士竜戦隊リュウソウジャーVSルパンレンジャーVSパトレンジャー』が最初となった。
戦いのなかでの絶望。そして、その先で―
争いを好まない性格故に、第47話でエラスが見せた夢に「このまま眠っていた方が幸せなのでは」と真っ先に心を折られそうになるが、アスナの一喝で我を取り戻し、最終決戦に挑んだ。
これがきっかけ(或いはワイズルーとの最終決戦の時、ロミオとジュリエットでの共演も?)であったのか、最終話の終盤ではアスナを少なからず意識している様であり、今後どうするかの話題になった時はアスナに歩み寄り「今度こそ婚活を成功させる」と告げたり(言われたアスナは気付いていなかったが)、後にアスナが作った学校に彼女曰くずっと入り浸っている。勝手に恋愛学を教えては彼女に怒られている様だが、子供達と遊んだり面倒も見ている様子。
だが、その後日談である『魔進戦隊キラメイジャーVSリュウソウジャー』では、知らなかったとは言え寄りにも寄って敵であるヨドンナに求婚をしており、最終的にはマブシーナにも求婚をしていた為、どうやらアスナの事は諦めた様子(しかもそのアスナもカナロが求婚しているのを見ても何とも思っていない様子だった)。
服装
陸のリュウソウ族であるコウ達の民族衣装が中世ヨーロッパ風なのに対し、海のリュウソウ族であるカナロの服装はオリエンタルな雰囲気のものである。
白と青を基調としたロングコートが特徴的。金色は指し色に使われており、東洋風の文様が目をひく。
余談
名前の由来はハワイ神話の海の神カナロア、妹のオトは乙姫が由来と思われる。
過去3作品の「恐竜スーパー戦隊」では、本編中に追加戦士が死ぬことがお約束となっていたが、カナロは本編中一度も死なずに済んている。その代わり最終話では、ある通常戦士が(一時的だが)…
関連項目
空蝉丸:同じく恐竜スーパー戦隊のゴールド戦士で、レッドから仲間の誘いを受けて断った、女性への免疫が皆無という共通点がある。ただしカナロは洋風然とした騎士で相棒が海の爬虫類だがこちらは和風然とした武士で相棒が空の爬虫類で女性が大の苦手と真逆なところもある。
須塔大翔:同じく妹思いのゴールド戦士。
疾風翔:二枚目で女性に優しいのにフラれまくる残念なイケメン戦士の先輩。
ユニ:1時間前に同じく登場したキャラ。
陣川公平:テレ朝を代表する刑事ドラマの登場人物。ストーリー及び事件関係者の女性に惚れるが、最終的にフラれる残念なイケメン繋がり。真面目で実直だが、妹に頭が上がらないと言う共通点もある。ちなみにその妹役は特命戦隊ゴーバスターズの敵役を演じていた。
高尾ノエル←カナロ→ゾックス・ゴールドツイカー
歴代追加戦士