エターナル(プリキュア)

えたーなる

『Yes!プリキュア5GoGo!』に登場する盗賊集団。

概要

『Yes!プリキュア5GoGo!』に登場する、プリキュア5及びミルキィローズの敵対勢力。

あらゆる世界・あらゆる時代の価値のあるものを収集し、本拠地である博物館に保管・展示することを主な目的としている。

その理念だけを見ると表面上は善良な団体に思えるが、その実態はただの盗賊団であり、収集方法は強奪によって行われる強制的かつ強引なものである。

エターナルの館長は、「キュアローズガーデン」の管理者であるフローラをコレクションに加えることを最大の目的に掲げており、キュアローズガーデンへの扉を開くために必要な「ローズパクト」の入手に躍起になっている。

エターナルに所属するハンターたちは支給されたリスト本に記載されている品（財宝、建造物、生命体等）を発見・奪取することが仕事であり、スコルプ曰く、価値が高いものほど奪取することが困難な模様。

なお、失態が続いたハンターは「廃棄処分場」と呼ばれるエターナルの地下迷宮に落とされ、そこを永遠に彷徨うという「勤務」（実態は監禁）が待ち構えている。

構成員

上層部

館長（声：千葉繁）

エターナルの館長として君臨する初老男性。戦闘の際には鳥のような怪人に変身する。「キュアローズガーデン」を管理するフローラに執着している。最後はプリキュアとの決戦に挑むが、彼女たちの浄化技を受けて消滅した。
アナコンディ（声：山像かおり）

エターナルの鑑定士で、館長の側近を務める壮年女性。戦闘の際にはヘビのような怪人に変身する。管理職でもある他、構成員が奪った品などを鑑定する役割を担う。館長に恋を寄せていたが、最後は館長により消滅した。

ハンター

スコルプ（声：子安武人）

エターナルに所属する褐色肌の壮年男性。戦闘の際にはサソリのような怪人に変身する。最初にプリキュア打倒の任務に就く。最後通告を受けてプリキュアとの決戦に挑むが、ミルキィローズの浄化技を受けて消滅した。
ブンビー（声：高木渉）

エターナルに所属する中年男性で、ナイトメアの元幹部でもある。戦闘の際にはハチのような怪人に変身する。終盤ではエターナルと決別し、「ブンビーカンパニー」の経営者として再始動した。
ネバタコス（声：島田敏）

エターナルに所属する肥満体の中年男性。戦闘の際にはタコのような怪人に変身する。殉職したスコルプの後任として活動を開始する。最後通告を受けてプリキュアに逆上するが、彼女たちの浄化技を受けて消滅した。
シビレッタ（声：鈴木れい子）

エターナルに所属するキノコ頭の老年女性（イラストの左上）。童話の世界を創造する能力をもつ。既に引退していたが、館長からの命令で職場復帰を果たす。最後通告を受けてプリキュアとの決戦に挑むが、彼女たちの浄化技を受けて消滅した。
イソーギン（声：チョー）、ヤドカーン（声：乃村健次）

エターナルに所属する2人組の陰気な男性。戦闘の際にはイソギンチャクとヤドカリのような怪人に変身する。殉職したネバタコスの後任として活動を開始する。最後はキュアドリームとミルキィローズの浄化技を受けて消滅した。
ムカーディア（声：置鮎龍太郎）

エターナルに所属する長髪の青年男性。人間界では「百井京介」と名乗り、戦闘の際にはムカデのような怪人に変身する。アナコンディを利用して昇進しようと目論むが、最後は館長により粛清された。
シシキ（声：梁田清之）

ゲーム版のキャラクター。エターナルに所属する屈強な壮年男性。戦闘の際にはカニのような怪人に変身する。プリキュアオールスターズとの戦いに挑むが、最後は彼女たちの浄化技を受けて消滅した。

怪物

ホシイナー（声：ふくまつ進紗）

エターナルが使役する怪物。「ホシイナーボール」というアイテムを物体・生物に取り付けることで誕生する。エターナルの館長が使役する固体は非常に強力な戦闘能力をほこる。

元構成員

シロップ（声：朴璐美）

エターナルに所属していた「運び屋」の少年で、現在はプリキュア側にいる。エターナルの面々からは情報を求められる「パシり」同然の扱いを受けており、エターナルでの待遇は決して良いものではなかった。

組織体質

所属するメンバーには給料が支払われていたり休暇を取得出来たり（ただし成果によって取得できるかどうかが決まる）、更には報告書の提出や面接でメンバーを補充している所から、前作の敵組織であるナイトメアと同じく企業運営的な組織体形をしている。

ただし、エターナルはナイトメア以上にブラック企業である。

館長の側近で秘書を務めているアナコンディは彼の気を引くために身を粉にして働き、他のメンバーにも自分と同等かそれ以上に身を粉にすることを強要する。

そんな上層部の下、殉職した者に対しては存在そのものを無かったことにしたり、物語の後半ではメンバー同士で足の引っ張り合いをするなど、ブラックな部分が全面的に押し出されている。

このような横の繋がりが薄い組織体質の為、かつて所属していたシロップによると、エターナルに所属した新入りをいちいち他のメンバーに伝えるようなことはしない模様。

実際、ネバタコスは自分の前任者であるスコルプのことを「そんなヤツもいたっけなぁ」程度しか思っていない描写もある。

余談

モチーフ

組織に所属するメンバーの大半は毒を持った生物やそれと共生する生物、または獰猛なイメージを持つ生物をモチーフとしている者が多く、プリキュアとの戦いではホシイナーという怪物を使役する。

中の人たちは…

館長を含めた構成員の中の人たちは、全員少年ジャンプ作品のアニメに出演経験があり、特に男性陣は作品を代表するキャラクターを多数演じている。いずれも長寿作品に名を連ねる名優の方々なので、気になる方は是非調べてみてはいかがだろうか。

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