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キュイ(ガンダム)の編集履歴

2021-08-23 13:26:41 バージョン

キュイ(ガンダム)

ようへいせんしゃきゅい

キュイとは、機動戦士ガンダムに登場する架空の兵器で、ジオン軍の揚兵戦車のことである。

ザクギーン発進!続いてキュイ!

 ―ホワイトベース攻撃を指揮するクラウレ・ハモン


機体データ

型式番号不明
所属ジオン公国軍
全高7.8m
全長6.2m
全幅23.8m
推進機関ガスタービン・エンジン
最高速度85km/h
武装2連装30mm機関砲
搭乗人数2名+輸送兵員10名/20名

概要

「キュイ」とは、『機動戦士ガンダム』第20話「死闘!ホワイト・ベース」および『劇場版 機動戦士ガンダムⅡ』に登場するジオン公国軍架空の戦車である。TV放映時の設定画稿では架空の兵器カテゴリである「揚兵戦車」とされている。

映像での登場場面はごく僅かで、後年制作された映像作品や漫画ゲームで登場することも極めて珍しいが、インパクトあり過ぎる珍妙なフォルムと、よく考えなくても何に使うのか分からない珍兵器で、ファンの間では時折話題に登る。


機関砲ターレットを持つ塔のような形状の本体?があり、そこから左右にキャットウォークが長く伸びた構成。その両端と本体下に3基のキャタピラー(クロウラー)を持ち、これで走行する。劇中では操車以外の兵員は砲塔部や左右のキャットウォークに直立搭乗し、パーソナルジェットで本機から直接飛び立って白兵戦を行っている。タンクデサント専用車両または特攻兵器と言われることもある。

キャットウォーク前面には搭乗兵を保護するための装甲板が設けられているが、上端には若干の隙間が設けられており、本来はここを銃眼として乗車戦闘を行う歩兵戦闘車のような使い方が想定されていたのだろうか。本体の機関砲の火力は限定的で戦力にはならないとされるが、30mm機関砲は現行の歩兵戦闘車として標準的な兵器である。

搭乗兵員数は劇中描写では左右キャットウォークに5名ずつ程度、砲塔上に2名の12名程度だが、操縦人員数は不明で、乗員数は計20名とする資料もある。


名称の由来はロシア5人組と呼ばれる作曲家のひとりで、音楽評論家にして軍人のツェーザリ・キュイだってニコニコ大百科の掲示板に書いてあった。このキュイ氏はオンラインゲームガールズシンフォニー」の登場人物「チェスナ・キュイ」の元ネタとなっている。

活躍

劇中ではランバ・ラル隊に2両が配備。走行中のギャロップ前面ハッチから発進した。砲火を加えつつホワイトベースに肉迫、パーソナルジェットを背負い小火器で武装した兵員がキャットウォークより直接飛び立って、空中浮揚している船に白兵戦を仕掛けた。しかし兵員全てが飛び立つ前に1両がクロウラーを損傷、残された車両はザクとともに陽動を継続して歩兵がホワイトベースに乗り込む支援射撃をしていたと思われる。しかしこの戦闘で撃破か放棄されたようで、後のクラウレ・ハモンの復讐作戦時には戦力として数えられていなかった。


漫画『MSV-R 虹霓のシン・マツナガ』では、反乱分子鎮圧にランバ・ラルの部隊が使用している。「前方投影面積がデカすぎる」とのツッコミに答えたのか、この機体は左右のキャットウォークを後方に折りたたんで走行し、兵員降車時に左右に展開させる構造だった。


漫画『MSV-R アクショングラフィック編②』ではU.C.0079年に実施されたルナタンクの砲撃試験時、月面にぽつねんと一台置かれていた。劇中描写から戦闘指揮車ないしは着弾観測車両として用いられていたようである。

バリエーション

宇宙用キュイ

機動戦士ガンダム第08MS小隊 宇宙世紀余話 パイロット編2 ランバラル&黒い三連星』(1996年)で、ノーマルスーツ姿の兵士を搭載した姿で多数登場。クロウラーは廃され、宇宙空間飛行用として本体後部に4基、他にも複数の小型ノズルを装備する。また、左右キャットウォークの基部下には、ミサイルランチャーのような装備も見える。

ルウム戦役時にランバ・ラル大尉がゲリラ戦で用いたとされる。

立体化

立体化には比較的恵まれており、以下が存在。

関連イラスト

ランバラル隊アイドル専用機シリーズ16

外部リンク・参考文献

Wikipediaニコニコ大百科

関連タグ

機動戦士ガンダム ジオン軍 戦車 架空戦車 ランバ・ラル

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