※注意
このキャラクターは、その所業ゆえにアンチが非常に多く、時折過剰なキャラヘイト表現や、『似たような人物』など本来の記事内容の趣旨からズレた書き込みが行われることがあり、それが原因となって編集合戦へと発展することも多々あります。
原則中立性のある記事を保つ為、そして無益な編集合戦を防ぐ為にも、そういった書き込みは極力控えるよう、お願い致します。
概要
アニメでは254話に登場する。
「ライフル銃の男」のネーミングは、ドラゴンボールZのEDのクレジットから。
「ドラゴンボールz カカロット」では「悪人」表記。
声優
人物像
本名・年齢不明。だが海外版では「Van Zant」と言う名称がある。
ロン毛の金髪で後ろに髪をまとめている。どこかの金持ちの息子なのか召し使いがいる。事実上の戦犯で、犬・ベエを撃った張本人でもあり、人間をライフル銃で撃ちたいという、異常な願望を持つかなり危ない性格である。ライフル銃の男の性格や行動から、かなり甘やかされて育ったと思われる。
召し使い
CV:川津泰彦
本名・年齢不明。
召し使いはライフル銃の男に仕える中年の男性であり、彼の事を「坊ちゃん」と呼んでいる。
最初は主人であるライフル銃の男の命令に逆らえず、強制的ではあったが老夫婦の夫をライフル銃で射殺してしまう。だが、人を殺す快感に目覚めてしまい、召し使いもライフル銃の男と一緒になって人間狩りを楽しむ事となった。実は、召し使いの末路の方が非常にエグかったりする。
召し使いの声は、ドラゴンボール改でも川津氏が担当している。
全てはここから始まった
最初はブウの脅威から避難していた老夫婦(CV:夫・麻生智久、妻・鈴木渢)をライフル銃で狙撃して、老夫婦の妻を殺害。人を撃ち殺して喜ぶライフル銃の男は、召し使いに対して老夫婦の夫を殺害するよう命じた。なおこの老夫婦はアニメ版では都に孫がいるらしい。
残虐非道の凶行
老夫婦の殺害だけでは飽き足らずライフル銃の男は、全世界がブウの恐怖で混乱しているのをいいことに、ブウの襲撃の受けていない街に現れてアサルトライフルで無差別発砲という凶行に走った。次々と街の人々を射殺し、殺害した人間の数を数えながら人間狩りという名の殺人ゲームを楽しんでいた。
人殺しの罪をブウになすりつけた上で、ミスター・サタンがいるにも関わらず“魔人ブウを倒した地球のヒーロー”になろうと企んだ。まさに外道である。
この理由から、ある意味フリーザやバビディ、未来の人造人間17号&18号より邪悪な存在であり、キングオブ吐き気を催す邪悪ともいえる。
今までもドラゴンボール内では、これ以上の凶行を行う存在は居たが前述のように宇宙人等で、鶴仙人やビーデルに退治される悪党等、地球人の悪辣さが描かれない訳では無かったが、鍛え抜いた体が有る訳でもなしに銃を手にして秩序なき世が訪れると共に醜い本性を露わにするその生々しさは、その中でも群を抜いている。
ベエをライフル銃で撃ち、さらにサタンごとミサイルランチャーでブウに集中砲火を浴びせるがブウに効くはずもない。そして怒りに燃えたサタンの前に、ボコボコにされて叩きのめされてしまう。
「何だ?あのクソバカどもは」「消えてなくなれいっ!!!」「地球のゴミめ…!」とサタンに言われた上、ナレーションにすら「アホ」(アニメ版(ドラゴンボールZ・ドラゴンボール改)では「心ない悪党」)と言われている。その後のブウが(悪)化したことについて、ピッコロも「バカな地球人のせいで…」と発言している。
その末路
ブウの可愛がっていた犬・ベエとサタンを撃ったのが原因で恨みを買い、ブウ(純粋悪)を出現させるきっかけを作ってしまい、自分の首を絞める事となる。サタンに叩きのめされた恨みを晴らすべく、サタンに拳銃で発砲し(原作ではサタンとブウがベエの回復を喜んでる際に、アニメではブウの家に侵入し自らの悪行を棚に上げてから。)、重傷を負わせて(ブウの回復能力で一命は取り留めたが)逃亡するも、後から追ってきたブウ(純粋悪)の気功波をくらって瞬殺される。召し使いも(純粋悪)から(悪)化したブウによって殺されている。
補足
ブウ編では最終的に全人類が死滅して終盤ドラゴンボールによって蘇らされるが、ベジータが「ブウが殺した中にはバビディやダーブラも含まれる」「ベジータ自身も天下一武道会の観客を殺戮している」という理由で生き返らせる対象を「ブウに殺された者」ではなく「バビディ来訪以降の死者で極悪人を除いて全員」としている。その事から、彼らは死んだまま地獄行きになったと思われる。
ブウ(純粋)戦後、サタンが生き残ったブウ(善)をベジータから庇おうとした際に「悪いヤツになったのは、バカなヤツがこの犬(ベエ)を殺したからなんだ!」と言われ、邪悪なブウを誕生させ事態を悪化させた元凶扱いにされている。
名(迷?)言
ライフル銃の男が言い放った台詞は、どれも良心の欠片すら感じられない、吐き気を催す発言ばかりである。
ただもっとも、全世界の滅亡が迫っていた時だったので、やぶれかぶれでヤケになってしまった可能性も一応は考えられるのだが…
ドラゴンボール改ではカットされてる台詞や、ドラゴンボールZオリジナルの台詞も含む。
「イエーイ!一発で命中!!」
老夫婦の妻を射殺した時の台詞で、全てはここから始まった。
「バーカ、かまうもんか!世界中の人間が魔人ブウに殺されてるんだぜ。あれだって魔人ブウが殺したと思うさ。前から人間を撃ってみたかったんだ!最高だぜ!!」
人殺しの罪をブウになすりつけた上、人間を殺したいという欲望を満たそうとする最低の台詞。まさに人間のクズである。
「さあ殺れ!これは命令だぞ!!」
老夫婦の夫をライフル銃で射殺するよう召し使いに命令する時の台詞。老夫婦の夫を殺害した事により、召し使いも人を殺す快感を味わう事となる。
「ヒャッハー!死ね死ねー!!38匹…!39匹…!40匹!!ハッハー!!!どうだ!!!!」
街に現れてアサルトライフルやマシンガンで人々を殺し、殺害した人の数をカウントする時の台詞。残酷極まりない人間狩りを楽しむ姿は、まさにキングオブ吐き気を催す邪悪である。
「面白いぜ、こっちから乗り込んでいってぶっ殺してやる!」
ブウの居場所に向かう時の台詞で、殺る気満々である。
「ハッハー!一匹退治ィィッ!!」
ベエをライフル銃で撃ち、崖の上から勝ち誇った顔で叫んだ時の台詞。この残酷なシーンを見て、多くの視聴者が人間のクズさを感じた人が多いはず。
「フン、そんな事知った事か!まとめてぶっ飛ばしてやるさ。俺たちがサタンに代わって新しいヒーローになるんだぜ?」
サタンごとロケットランチャーで、ブウを狙い撃ちする時の台詞。上記の台詞から、ライフル銃の男はサタンを尊敬していないと思われる。
「地球を魔人ブウから救った新しいヒーローの誕生だぜ!ハハハハ!!!」
ブウをロケットランチャーで吹っ飛ばした時の台詞。だがこの後、ブウの逆鱗に触れる事となる。
「裏切り者め!正義の味方面してブウの手下になんかなりやがって!!」
アニメ版のみ。逆恨みでサタンを拳銃で撃ち殺そうとする時の台詞。“さっきまで人を殺しまくった奴が言う台詞か?”と突っ込みたくなるほどの、説得力が全く感じられない発言である。まさに矛盾塊。
「てっ てめ・・・!!!」
ブウ(純粋悪)に拳銃で発砲する時の台詞で、いわゆる最後のあがき。拳銃の弾が尽きた直後に至近距離の気功波をくらい跡形も無く消し飛ばされる。
ライフル銃の男の最期を見て、ざまぁと思った視聴者は多いはず。
ドラゴンボール改でのライフル銃の男
変更点
- 役名:ライフル銃の男(Z)→若い男(改)
- 声優:風間信彦(Z)→沼田祐介(改)
東映アニメーションのドラゴンボール改・公式HPの各話あらすじ(第133話、第134話)では「悪党」「心無い男」と紹介されている。上記の海外版の名称は逆輸入されていない。
その他
老夫婦の殺害シーンと無差別発砲による人間狩りはカットされており、ブウの家を襲撃するシーンからの登場となった。なお、ベエを撃つシーンはそのまま放送。ドラゴンボールZの時と同様、ナレーションから「心ない悪党」「アホ」と呼ばれている。Zと比べるとおとなしくなったように見えるが彼の外道さの大半はベエやサタンを撃った事でブウ悪の誕生原因を作ったことであるので外道さは全く変わっていない。
余談だが、ライフル銃の男の声を担当した沼田氏はグレゴリーの声を兼任しており、同じくドラゴンボールGTのベビーの声でもある他、zではセルジュニアやイダーサなどの声を担当していた。後に超ではキテラの声を担当した。
関連タグ
ドラゴンボール ドラゴンボールZ ドラゴンボール改 吐き気を催す邪悪 汚物
ザマス:人間の非道な行為が原因で闇落ちし、人類を皆殺しにする悪役に化すという共通点がある。この記事でいうと、魔人ブウポジ。
ババリ星人:元凶繋がり(こちらはザマスを歪ませた元凶)。この記事でいうと、ライフル銃の男ポジ。
ベジータ王:ブロリー映画三部作では元凶繋がりになっている。ライフル銃の男ポジ。
ハムスターを殺した不良学生:同じジャンプ作品の同類
ロザリーを狙う人間:ドラゴンクエストIVの登場人物。ライフル銃の男ポジだが、こちらは元々悪側である男の憎悪を余計に駆り立てている。