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ブラス(ダイの大冒険)の編集履歴

2021-09-12 17:30:41 バージョン

ブラス(ダイの大冒険)

ぶらす

三条陸作『ドラゴンクエスト~ダイの大冒険~』の登場キャラの一人。

CV:田の中勇(1991年版)/滝口順平(劇場版第1作)/緒方賢一(2020年版)


概要

デルムリン島に住む鬼面道士。 ある日、島に流れ着いた小舟を発見し中にいた人間の赤子を拾いダイと名付けて育てた親にして同島の長老的存在。


人物

モンスターでありながらも、人語を同島で唯一話せる確かな知恵を備えた人格者。

ダイに対し厳しくも惜しみない愛情を注いで育て上げ、ダイからも疑似家族ながら「じいちゃん」と大変強く慕われている。


ダイが先入観や偏見もなく誰とでも分け隔てなく接し、素直で直向き且つ明るく純粋な少年・勇者へと成長できたのも、真に彼の躾と人徳による賜物であると言っても過言ではないだろう。

彼がダイに厳しく接するのは、飽くまでも座学と魔法の修業の時だけで、それ以外の日常生活では至って非常に優しい好々爺である。


デルムリン島の日常シーンダイ大お絵かきいろいろ

外見や種族も全く違う両者にもかかわらず、ダイが彼を親と認識するのは、子が初めて接し子を手塩にかけて育てる人物を親と認識する習性がある、動物界における刷り込み現象の結果ではないのかとクロコダインは分析する。


またダイを黒の核晶から庇って死んで逝ったバランも「わたしは真の竜の騎士ではない…………力も魔力もあったが、心が無かった。しかし、おまえにはそれがある。おまえをここまで育ててくれた怪物(ブラス)というのは、わたしなどよりも遥かに正しい…人の心を持っていたのだろうな……わたしの死などで泣くことは無い……おまえにとってはそのお方こそが本当の父親なのだ!」と、正しい心を以ってしてダイを育ててくれた彼を絶賛した。


ちなみに、ダイがハドラーとの最終決戦時に使ったギガストラッシュには

バランの力アバンの技、ブラスの心、がそれぞれ込められており、彼らの薫陶を受けたダイだからこそ修得できた、まさに三位一体の超必殺技とも言えるだろう。
竜騎将バランギガストラッシュ


やんごとなき地位を持つ人物からは「ブラス老」と呼ばれている。

通常の鬼面道士以上に多彩な呪文を使いこなす一流の魔法使いであるが、その影響もあるのかダイに魔法使いとしての進路を強要している部分があるのが玉に瑕。


ただし魔法使いに育てようと多数の呪文の契約を結ばせており、ダイが竜の紋章初覚醒時のバギクロスを始め、メラ・ヒャド・ギラ・バギ・イオ・デインと多彩な系統の呪文を習得できたのはブラスの施した魔法使いとしての修行のたまものと言えよう


※(ダイ大世界での呪文の習得には、【呪文の契約】と【レベルアップ】の両方が揃って初めて習得できるため、素質がないと契約そのものができずに終わってしまう。 ダイ自身は、ほとんどの呪文を契約できたため魔法の素質がないわけではない。 たまたま剣術を始めとした身体能力を活かす分野のほうが強かっただけである)


かつては魔王軍に属し相当な地位にいたようで、未知なモンスターが封じられた金の魔法の筒魔王から直々に託されている。



ダイが大魔王討伐の旅に出発した後は妖魔司教ザボエラによって攫われ、獣王クロコダインの切り札として召喚されてしまい、邪悪なモンスターに戻された上で人質を兼ねた形でダイの敵として立ちはだかる。

ザボエラの思惑通りダイは手を全く出すことが出来ず、苦戦させた。ダイの呼びかけで正気に戻ったように見せかけてメラミをお見舞いするなど邪悪になっても頭脳派な一面を見せた。


ポップが周囲にマホカトールを唱えたことで元に戻り、クロコダイン撃破後はロモス国王からダイを良い子に育てた功績を褒め称えられる。その後は再びデルムリン島へと護衛の兵士たちと共に戻り、ダイに対して精一杯戦ってこいとエールを送っている。

普段はチェスなどをしながらロモス兵と平和に過ごしている模様。


魔法

  • 火炎呪文(メラミ
    • 火炎(メラ)系呪文。強力な火炎で攻撃する。2020年版の第一話ではメラも使用。

  • 真空呪文(バギマ
    • 真空(バギ)系呪文。勇者アバンと獄炎の魔王のプロフィールで使えることが判明。2020年版の第一話ではバギも使用。

  • 解毒呪文(キアリー
    • 解毒を行える呪文。強力な毒も瞬時に解毒する。レオナを救命するために使用した。

  • 混乱呪文(メダパニ
    • 対象を混乱させる呪文。ロモスの兵士の一人にかけ、混乱させた。

  • 回復呪文(ベホイミ
    • 作中での使用シーンはないが、ダイがマァムから回復呪文を受けた際「じいちゃんのベホイミよりぜんぜんいいや」と言っていたため、原典通り使える模様。

勇者アバンと獄炎の魔王では

勇者アバンの旅路を描くスピンオフでは、魔王軍の四大幹部の一員という、上記の予想を的中させた形で登場。


当時は悪い魔法使いのような豪華な装束に身を包み、「ブラス」という名前もハドラーから見出され幹部に昇格した際に授かったものであった事が判明した(といってもつけた名前を忘れるなど新任の幹部だけあってあまり重要視してなかったようで、ブラスの顔つきもダイ大本編とはかなり違うのもあり、本編でハドラーがブラスを見ても何も反応を示さなかった理由にもなっている)。


邪気の影響で悪いモンスターになったがその影響で浮遊能力などの特殊な能力を身に着けたらしい。


しかし他の幹部と違い、戦線ではなく魔王軍の戦力増強へ専念する任務を与えられており、その為の魔物育成場として用意した場所が南の孤島・デルムリン島であった。

それ故に、幹部の中では唯一アバン一行と戦う事も出会う事もなく、本編まで面識が無かった理由となっていた模様。


邪悪な意思の影響で、本編のような優しさを感じさせない冷徹な雰囲気が目立っている。

しかし生来の誠実さは消え切っておらず、武人肌な地獄の騎士バルトスとは互いに尊重したやり取りを交わし、彼が育てている人間の子供に対しても理解を示す柔和さを見せた。(ちなみに彼がヒュンケルと顔を合わせたのは本編を含めこのシーンのみ)


そしてキメラに乗って島へ飛び立つ際、魔物と人間の親子を見て僅かに父性を垣間見せ、

『人間の子供を育てる…か…。いや、ワシには縁のない事よ』

と独白を浮かべデルムリン島へ出発していった。


余談

ゲーム版の鬼面道士とは容姿が微妙に異なり、先端がハケ状の尻尾がある他、体色も1991年版はオレンジ、原作は水色、2020年版は灰色となっている。


ドラゴンクエストモンスターズスーパーライトではコラボでSランクモンスターとして登場。悪魔系ながらドルマが弱点になっている珍しいモンスターとなっている(連載当時はドルマ系の呪文は存在しない)。


上記の通りハドラーとはがっちり面識があるのだが、島へ赴いた彼からは完全に知人扱いされていなかった矛盾はよくネタにされている。2020年版でも案の定無視されていた。

とはいえ「勇者アバンと獄炎の魔王」でこの辺りに関するフォローはされている。


なお、2020年版ではゴメ救出作戦のメンバーとして参戦しニセ勇者一行との対決に同行。

まぞっほと戦い辛くも勝利する(押し合いへし合いして、突き飛ばした際にドラゴンの炎がまぞっほに直撃したことで勝った)。戦いが終わった後はロモス王に事情を話し、ダイの行動は友達を助けようとしたものだったと釈明し、頭を下げた。


2020年版で演じる緒方氏は3DS版DQ8でグルーノ、DQ11Sでテオを演じておりいずれもブラスとよく似た立場の主人公の祖父である。また、CDシアター版DQ6では主人公の宿敵であるデスタムーアも演じている。


ドラゴンクエストXのバージョン5では親代わりのげんじゅつしのヌブロという似たような立ち位置の人物が登場している。


藤原カムイ著『ロトの紋章』にも鬼面道士は登場しているが、こちらはジパング王族を追いやって国を乗っ取り、更には人間に化けて主人公たちを騙しヤマタノオロチ復活に加担させた悪党である。最期は正気を失ったヤマタノオロチの炎で部下諸共焼き殺されるという末路を辿った。


ブラスの名前は「油すまし」から取ったことが2021年のスタッフ出演生放送で判明。


2021年には「モンスターストライク」でダイの大冒険のコラボが実施され、このキャラはガチャキャラとして実装された。しかし星4のハズレ枠となっている為、獣神化は出来ず、戦型及びレベル開放は出来ない。だが、友情コンボがマナ等の強力なキャラが持つインボリュートスフィアとなっている上に、戦型も砲撃型なので威力が高い。SSは「メラミ」で、1.2倍の自強化に加え、ボス必中の追撃を放つという中々強力なもの。アビリティは超アンチワープ、リジェネM、魔法陣ブーストとやや微妙だが、それらを必要とするクエストなら活躍が見込めるだろう。

なお、後に「パズル&ドラゴンズ」でもダイの大冒険コラボが実施されたものの、こちらでは何故か影も形も無い。


関連タグ

鬼面道士 疑似家族 養父 義父 好々爺 魔法使い ダイ デルムリン島

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