ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

CV:石塚運昇

概要

霧隠れ抜け忍

「霧隠れの鬼人」としてその名を轟かせた元霧隠れの暗部で霧の忍刀七人衆の一人だったが、水影暗殺のクーデター未遂の末に、数人の部下と共に里抜けを行う。常に重量30㎏にも及ぶ巨大な刀『断刀・首斬り包丁』を担ぎ、口を包帯で覆っており、残忍な表情の奥に大いなる野望を持つ。

ナルト達の所属する7班最初の敵である事や、抜け忍ながら最期に見せた忍らしい生き様から読者や視聴者の記憶に残りやすく、古参のファンからは人気が高い。

名前の由来は、伊賀流忍術の祖とされる百地三太夫(ももち さんだゆう)からと思われる。

能力

霧隠れの術、及び水遁系の術を得意とし、首切包丁を使った剣術で戦う。

忍術・体術・分析力の全てが優れ、はたけカカシとも互角に渡り合った。

更に上述した通り、彼は無音殺人術(サイレントキリング)の天才で、音だけで相手を探知して仕留めることができ、強い霧隠れの術で視界がほぼ0の状態でも相手の位置を把握することができる。

との関わり

腹心の部下、白の事は道具扱いしていたが、本当は忍としてのあるべき姿と純粋に自分を疑わず慕い、付き従う白への情とのジレンマに苦悩していた。

白との出会い

道のすれ違いざまに孤児だった白に言葉を掛けた事がきっかけ。後に血継限界の血族だと知り、それを利用すべく拾った。

白への想い、本音

白を道具としてしか利用せず、白もそれは重々承知の上「ずっとお側に置いて下さい」と忠誠を誓っていた。

だが、ガトーに白の死を愚弄された事と、ナルトの強い呼びかけによって自身が白のことを道具だとは思っていなかった事を自覚した。

死に際には逝ってしまった白に対し、「今までありがとう…悪かったなあ…」と本音を露わにしている。

ちなみに、白は後の第四次忍界大戦で穢土転生された時に再不斬が自身の事を道具とは思っていなかった事をカカシに告げられ、驚いた様子で聞き入れ、再不斬へ感謝した。

表向きは冷徹だが、それは当時霧隠れトビに操られて感情を殺さざるを得ない環境で育った事が大きく、根は優しい人物である事が伺える。そういう意味では彼も哀しき悪役の一人だと解釈できる。カカシからも最後に「お前達がナルトの最初の敵でよかったよ」と告げられている。

来歴

第一部以前

霧隠れの忍者学校卒業式の最終試験で同級生の皆殺しの凶行を行う。

干柿鬼鮫同様に仲間殺し込みの護衛役の任務を行っていた事もあり、霧隠れの鬼人の異名(悪名)で周囲から恐れられる実力者となり、やがて枇杷十蔵の後に断刀・首斬り包丁を受け継ぐ忍刀七人衆となる。その後腹心の部下となる白と出会い、己の手で鍛え上げている。この時期にかぐや一族襲来があり、その頃に君麻呂と出会っている。

やがて、クーデターを目論むも水影暗殺未遂となり、白や数名の部下共々里抜けをする事になる。

第一部

ガトーに雇われタズナ暗殺を請け負い、彼の護衛を担当する第七班と戦闘になる。

鬼人の異名に違わぬ実力でカカシを水牢に閉じ込めるも、ナルトとサスケの奇策により、術の解除を余儀なくされた。

その後、カカシの写輪眼に翻弄され、敗北する。抜け忍狩りを装った白により気絶させられ、一時退却。

再戦時は初戦時に得たデータを基に写輪眼を封じ、得意の無音殺人術でカカシを追い詰める。

しかし、カカシ自身の術である雷切により自身を庇った白を喪い、その後、カカシによって斬撃の隙を突かれ両腕を負傷、攻撃の術を失い再度敗北を喫した。

その直後、雇い主のガトーに裏切られ、の死を愚弄された事に怒り、決死の特攻を仕掛ける。

ガトーの部下達の攻撃を受けながらもガトーの殺害に成功するが、自身も同時に力尽きた。

事態の終息後、カカシに白の隣に運ぶように頼み、涙しながら息を引き取る。

後に亡骸は白と共に波の国に葬られた。

その後…再不斬の断頭首斬り包丁は、忍刀七人衆の復興夢見る鬼灯水月に受け継がれている。

第二部・第四次忍界大戦

第四次忍界大戦では薬師カブト穢土転生によって白と共に蘇生され、戦場でカカシやサクラと再会する。

ナルトが成長したことをカカシから聞き、既に“人間として死んだ”自分を止めるよう頼み意識を消される。

カカシの“雷切”を止めに掛かった(身代わりにさせられた)白ごと斬るも寸前でカカシを切断するには至らず、左腕を砕かれた上に“雷切”を受けて敗北し、布縛りの術で拘束・封印された。

その後、色々あって水月から再び彼の手に戻っていた愛刀である断刀・首切り包丁はカカシが譲り受け、以降の戦いでしばらく彼が使用していた。

前述通りナルト達の最初の敵であるが、狙ったのか原作でナルト達の最後の敵と誕生日が同じだったりする。

余談

抜け忍ではあるが白共々額当てに傷をつけていない。これは目的から察するにいずれ霧隠れに戻るつもりだったためと思われる。

村田雄介によるジャンプ40周年記念ポスターでは、同じく包帯姿が印象的な『るろうに剣心』の志々雄真実チャンバラを行っているの両極端な二者ではあるが、配下が感情を持たない美少年であること、非常に口が悪いことなど共通点は多い。