誘導分岐
- 『ポケモンシリーズ』に登場する初代ライバルの海外での名前。海外での最初のポケモンが『Red Version』と『Blue Version』だったため名前が異なっている。→ グリーン(ポケモン)
- 穴久保版『ポケットモンスター』に登場する青年。
- 『ポケットモンスターSPECIAL』の登場人物。→ ブルー(ポケスペ)
- モンスターのほう→ ブルー(ポケモン)
第1世代において
女主人公がいない初代ポケットモンスターでは、最初にもらえる3体のポケモン(御三家)のうち2体は主人公とライバルによって選ばれ、選ばれなかった1体が残ることになる。
そこで、最初にもらえる3体に合わせて三つ巴になるようにもう一人いたらこうだろう、という考えでデザインされたキャラクターが彼女である。
また、初代のリメイク作品である『ファイアレッド・リーフグリーン』の女主人公や、派生作品『ポケットモンスター☆SPECIAL』に登場するブルーのデザインの前身でもある。
- 初代の攻略本「ポケットモンスター 任天堂公式ガイドブック」および「ポケットモンスター 赤・緑・青全対応 改訂版 任天堂公式ガイドブック」
- ペーパークラフトの解説漫画「ポケモンクラフトDX 攻略ブック」
で姿を確認できる。
初代の攻略本の表紙には主人公とライバルと三つ巴の状態で立つ後ろ姿が描かれている。
またこの表紙では彼女はゼニガメを連れている
(ちなみに主人公はフシギダネを、ライバルはヒトカゲを連れている)。→参考リンク
ペーパークラフトの解説漫画では正面が見え、漫画内でのセリフもある。
デザイナーである杉森建氏は、Twitterで以下のように発言している。
「最初にもらえる3体に合わせて三つ巴になるとしたらこうだろうなと考えて この表紙用に作ったキャラです。」
(この表紙とは初代の攻略本のこと)
「名前もありませんが、後にファイアレッド・リーフグリーンで女主人公を作るとき このキャラをちょっと意識しました。」
容姿
黒い瞳と長い茶髪を持つ。
長めなサイドの髪に耳は隠され、前髪はゆるく切り揃えられており、頭頂部には3本のアホ毛が立っている。
ノースリーブでスカート両脇に浅くスリットが入った黒いミニのワンピースを着ており、首元を覆う襟にはV字の切れ込みがある。
また手と腰には白い手袋とベルトを着用し、黒いペタンコな靴を履いている。
資料が少ないため、衣装や髪型が影響先と混同されて描かれることも多い。
影響
ファイアレッド・リーフグリーン
初代のリメイクである『FRLG』の女主人公。→リーフ(トレーナー)
同じくノースリーブとスカートであり、杉森氏の発言どおり髪型や髪色に面影が見られる。
こちらは後に「リーフ」という公式名称が付き、公式においてもブルーとは別人として扱われている。
ポケットモンスター☆SPECIAL
漫画『ポケットモンスター☆SPECIAL』のキャラクター。→ブルー(ポケスペ)
物語中に、前述の『FRLG』の衣装へと変更された。
22年の時が流れ…
「えーと! こんにちは! ブルーです!」
『ピカチュウ』のリメイク版『Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ』にて、遂にNPCとして登場を果たす。
前髪やポーズに影響先からの変化を取り入れつつ、従来の黒を基調とし青(水色)を差し色とした衣装で現れ、晴れてブルーと名乗った。
ハナダの洞窟でミュウツーを捕獲後に、ミュウツーのいた場所へ再び訪れる事により対戦が可能。
彼女もミュウツーを捕獲しにハナダのどうくつに訪れ、主人公が既に捕まえてしまったことを伝えると勝負を挑んでくる。
勝利するとミュウツナイトX、ミュウツナイトYが貰える。ついでに主人公をミュウツーごと自身のポケモンにならないかと誘い投げつけてきたモンスターボール5個も手に入る。
その後再び殿堂入りすればハナダシティにて再戦可能。対戦前と対戦後再び主人公をゲットする為モンスターボールを投げてくるが今度は回収できない。
『金・銀・クリスタル』および『HGSS』でのグリーンが常盤やグリーンバッジ等自身の名前と関係性のある場所であるトキワシティと関わっている様に、ブルーも縹色にブルーバッジと自身の名前と関係性のあるハナダシティにあるハナダのどうくつで出会える。
なお、記事初頭でも記述したが、グリーンの海外名がBlue(ブルー)であるため、
彼女の海外名はGreen(グリーン)となっている。
オリジナルショートアニメ、ポケモンエボリューションズでは、第8話「ザ・ディスカバリー」で登場。CVは三森すずこ。
使用ポケモン
御三家の一角と相性補完の炎草に加えて、ピカチュウとマスコット枠を争ったピッピの進化系、通信進化、レアなノーマル枠と二人とどこか対象的なパーティ構成をしている。
誤解と呼び名についての注意
初代の攻略本や解説漫画で登場はしているが、ゲームには長らく登場していなかった。
また杉森氏の発言を見る限り、ゲーム制作中にもとから女主人公の案がありそれが没になったというより、後から”もしもう一人いるとしたら”と考案されたようだ。
長らく「初代没♀主」、「初代♀主」、「初代リーフ」などと呼ばれ、扱われていたが、間違った情報を織り交ぜたままで呼び続けるより、もっと適切な通称やあだ名で読んであげるべきでは?という意見が出ていた。
今後彼女について没キャラとして扱っている際には二次設定である理解と、呼びについては「ブルー」を始め適切なもので呼んであげて欲しい。
関連イラスト
関連タグ
ポケモン RGBP(本編には未登場) LPLE(ゲーム本編初登場)