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伝説のプリキュア(トロピカル〜ジュ!プリキュア)の編集履歴

2022-01-20 14:08:20 バージョン

伝説のプリキュア(トロピカル〜ジュ!プリキュア)

でんせつのぷりきゅあ

アニメ『トロピカル〜ジュ!プリキュア』の登場人物。

「この世界を…救って…そして、あとまわしの魔女になってしまった魔女も…」


CV:中原麻衣


この記事は本編終盤以降の多大なネタバレを含みます。未試聴の方は注意。

概要

グランオーシャンに伝わる伝説のプリキュア。

トロピカルージュプリキュアからすれば先代のプリキュアにあたる。

その存在自体は前々から示唆されていたが、第29話で夏海まなつ/キュアサマーの夢の中で初登場した。

それ以後も、夢の中や鏡の中に幻影として登場し、まなつ達を間接的に導いている。

後述に詳しいが肉体はとっくの昔に滅んでいる幽霊のような存在なので、物理的な干渉はできない。


ローラ曰く、「魔女から人魚と人間の世界を救った伝説の戦士」とされているが、この「魔女」があとまわしの魔女のことを指しているのかはわからないということだったが、その後、破壊の魔女と呼ばれていた頃の魔女だったことが明かされた。


正式なプリキュア名はキュアオアシスというが、グランオーシャンにおいてはそれは伝わっておらず、第44話で初めてその名が判明した。

(それ以前の第37話で伝説のプリキュア本人の魂が人魚の女王に対して自分のことをすでに伝えていたが、その時点では詳細な内容は視聴者向けには隠されていた)


活躍したのは「大昔」とか「数百年前」とか言われているが詳しい時代は言及されていない。

作中では伝説のプリキュアが戦っていた街の光景が回想シーンの形でたびたび描写されており、その街のベネチアを思わせる風景や人々の服装、そして大砲で魔女に攻撃していたことから、推測ではあるが16〜18世紀あたりの近世ヨーロッパで活躍していたと推察される。


容姿

伝説のプリキュア

本作のキーワードがトロピカルということに合わせてか、ヤシの木を容姿にしたライムグリーンのイメージカラーが特徴。


ノースリーブとバルーンスカートのワンピースで、手にはフィンガーレスグローブではなくアームカバーを着用する。靴はニーハイロングブーツ。


また、現代のプリキュアにはない特徴として、緑色のマントを身に着けている。


劇中の動向

  • 第29話

まなつが夢の中でローラの手鏡を拾うとその中には見知らぬ少女の姿が映っており、鏡の中に吸い込まれたかと思うと、「伝説のプリキュア」の姿が現れる。

プリキュア達超ゼッタイヤラネーダに苦戦しても諦めない気持ちが応えた時、トロピカる部が文化祭で自作したドレッサーの鏡が光り出す。

すると、空が暗く周りが緑色とシャボン玉の背景になったかと思うと、あおぞら中学校の校舎の屋根の上に「伝説のプリキュア」本人が突如出現した。

伝説のプリキュアはあとまわしの魔女との間に何か因縁があるらしく、「あとまわしの魔女となってしまった彼女を止めてほしい」とに頼んで、大地のリングであるランドハートクルリングを授けた。

このリングの力でキュアサマー達は新たな強化形態に変身ができるようになり、その力で超ゼッタイヤラネーダを浄化。それを見届けた伝説のプリキュアは姿を消した。


この第29話でのバトラーは伝説のプリキュアを目撃した際に、「あの者は、まさか・・・」とつぶやいているので、伝説のプリキュアについて何かを知っている模様。

また、同話ではあとまわしの魔女は眠るたびに悪夢に苦しんでおり、その夢の中では謎の少女との別離が描かれていることが判明した。このことはいかにも伝説のプリキュアとの関係がありそうだが、全貌はまだ謎に包まれている。


  • 第36話

大地のリングを手に入れた第29話同様にまなつの夢に現れる。

洋館や町が燃える中、あとまわしの魔女らしき者と悲しい想いで戦うサマーが倒れたとき、水面に映った自分の顔が伝説のプリキュアであったことに驚愕して、目が覚めた。

その直後、トロピカルハートドレッサーから人魚の女王の通信を聞き、まなつ達はグランオーシャンに向かうことになる。海のリングを探す中、まなつが夢のことを話すと、その夢は伝説のプリキュアからのメッセージではないかと一同は推測する。


  • 第37話

グランオーシャンの王城の地下で、人間と関わった人魚たちの記憶が封印されている部屋を発見したまなつ達。一際大きく光る貝殻に触れると、何者かと戦う伝説のプリキュアのヴィジョンが脳内に流れ込んできた。それはまなつが見た夢と全く同じであった。

つまり、まなつの見た夢は伝説のプリキュアの記憶を反芻したものであったことになる。


まなつたちが地上に戻った後、人魚の女王・メルジーヌの前に鏡の虚像として伝説のプリキュアが現れる。驚く女王に対して伝説のプリキュアは「自分がやり残したこと」を伝える。

それは「時の流れの中で失われてしまった魔女の心を呼び覚ます」こと。その後に「そして・・・」と女王に何かを伝えるが、その内容は視聴者には明かされなかった。


  • 第42話

バトラーの口からあとまわしの魔女が破壊の魔女と言われ頃に活躍していたと判明される。


襲撃!

シロナガスクジラの超ゼッタイヤラネーダに飲む込まれたまなつの名前を何回も呼び、夢の中で2人は初対面を果たすのだった。


  • 第43話

あの日魔女が見た光景

洞窟の中で傷ついた何者かを手当てする少女の様子をまなつに見せた。

「あれはわたし、はるか大昔、過去のわたし…そしてわたしが助けたのは…」と呟く。「助けたのは…?」と問い返したところで、まなつは夢から目を覚ましてしまった。


第44話以降

これ以降はネタバレに関わるため、自己責任でこちらを参照。


余談

それまで敵も味方も途中参加キャラがいなかったシリーズがあったが、『トロピカル〜ジュ!プリキュア』においては何気に初となる新キャラとなった。


第29話でまなつの夢の中で初登場した際、その夢の中ではあおぞら水族館が舞台であったため、一部視聴者の中では伝説のプリキュアは『あの人』なのではないかと推測する声があった。

第33話では姿は登場していないが、短編の中で伝説のプリキュアについての言及があり、いたとしてもおばあさん一之瀬みのりが語っており、ある意味今後のストーリー展開の予言ではないかと言う推測もあったが、第37話にて、鏡の虚像として人魚の女王の前に姿を表した時、女王が驚いた表情で「あなたの肉体は遥か昔にもう・・・」と語りかけていたので、すでに故人であることがほぼ確定的になった。

その時に伝説のプリキュアの幻影は自分がここに存在している理由について「やり残したことがあるから」と答えている。

つまりプリキュア達を導いてくれる伝説のプリキュアの幻影は、実のところは未練があって成仏できない幽霊みたいなものである。


演者について

演じた中原麻衣女史は、かつて『Go!プリンセスプリキュア』のミュージカルに出演していた為、今回でアニメ版としてでの初の出演となった。

そして、今作品でニチアサ初出演でも有る。

また中原女史は代表作にひぐらしのなく頃に竜宮レナを演じているが、同シリーズに登場するメインヒロイン達は、(0号キュアである先代キュアマーメイドも含めて)中の人が全員プリキュアを演じていると言う共通点がある。……因みに主人公である前原圭一役の保志総一朗がプリキュアシリーズで演じたのは前作の敵キャラであるバテテモーダである。解せぬ…

更に、キュアミラクル/朝日奈みらいを演じた高橋李依は外伝作品であるひぐらしのなく頃に命に於いて、中原女史演じるレナの異父妹である鳳谷菜央を演じており、また、高橋女史が声優を目指すきっかけとなった作品がひぐらしのなく頃にだったと言う。


関連タグ

トロピカル〜ジュ!プリキュア

プリキュアの歴史 0号キュア 緑キュア


伝説の超サイヤ人:「伝説」の肩書きがある緑系繋がり。そもそも伝説の戦士なプリキュア、超サイヤ人より上位の伝説の中の伝説という点でも共通している。

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