データ
属性 | データ |
---|---|
世代 | 究極体 |
種族 | 古代獣型 |
必殺技 | インフィニティアロー、ネイルクラッシャー |
概要
サーベルタイガーをモデルにする古代獣型デジモン。
レオモンの祖先とも獣化形態とも言われており、マッハのスピードで地を駆け、大きく発達した牙と爪で敵を粉砕する。
ゲーム「デジタルモンスターVer.S 〜デジモンテイマーズ〜」で初登場した時はまだ究極体の概念が無かったので完全体として登場している(『デジモンアドベンチャーDVD-BOX 夏休み冒険日誌』でも完全体と表記されていた)。
必殺技は鋭い爪で敵を破壊する「ネイルクラッシャー」(風圧だけでイクトを吹っ飛ばせるほどの威力がある)と鬣から毛を針のように連射する「インフィニティーアロー」。しかし、後者は毛を硬化させただけなので防御力の高いクロンデジゾイド製の鎧を纏った相手には通用しにくい。
なお、設定ではネイルクラッシャーには麻痺毒があるとされているが、アニメではほぼ死に設定である。
牙を使った技は存在しない。何のための牙なんだろうか…。
また、公式絵では黄色に近い色で彩色されている為、『アドベンチャー』でもそれに倣っていたが、『デジモンストーリー』シリーズでは黄緑に近い色合いとなっている。
アニメでは
『デジモンアドベンチャー』
メタルエテモンに追われていたミミと丈を廃墟になったレストラン(デジタマモンのレストラン)へと避難させた。ファイル島で出会ったレオモンその人であり、デジヴァイスの光でワープ進化の力を会得していた。
ネイルクラッシャーとNo.1パンチは互角、インフィニティーアローはクロンデジゾイドのボディで防がれてしまうなどメタルエテモンとの戦いはやや不利といった所で、レオモンに任せておけないと前線に出てきたオーガモンを助けようとしたミミをダークスピリッツデラックスから庇って重症を負ってしまう。
ズドモンによって入れられたヒビにネイルクラッシャーを浴びせてメタルエテモンにトドメを刺すが、相当無理をしていたらしく、死亡した。
皮肉にも、アニメでレオモンが出ると大体死ぬの法則を決定づけた元祖ともいうべき存在になってしまった。
尚、世代を二世代も飛ばしているのは初登場作品で完全体として登場した事を踏まえての設定だと思われる。しかも、劇中で選ばれし子供達以外でワープ進化を披露したのは現時点では彼だけである。
初登場回のサブタイトル「風よ!光よ!サーベルレオモン」は『快傑ライオン丸』のOP「風よ!光よ!」のオマージュだろう。
『バトルスピリッツ』でもワープ進化を再現してか、煌臨が可能となっている。
『デジモンテイマーズ』
この世代ではレオモンが登場したものの、サーベルレオモンは登場せず。
しかし、当時のデジモンの総数からやはり究極体はサーベルレオモンになっていた可能性が高い(『テイマーズ』時点ではバンチョーレオモンやヘヴィーレオモンはいなかった)。
『デジモンセイバーズ』
CV:上別府仁資
かつてイクトを探しにデジタルワールドにやってきたデジタルワールド探検隊を襲撃したデジモンの一体(倉田がランクスモンに発砲した事が原因である)で、倉田が起こしたデジモン虐殺事件の報復として人間界に攻め入り、コンビナート地帯を襲撃した。
アドベンチャーの個体と比べて血の気が多い性質であくまでも不干渉を貫く盟友のメルクリモンを見限った過激派であるが、デジモン達の事を考えての行動であり、メルクリモンの忠臣であるゴツモンの他、シンパは多い。
サイズも他のデジモンの例に漏れず、巨大なライオン型怪獣といっても過言ではない程にデカい。
しかし、一方で収支人間を見下している傲慢な性質も持ち合わせており、自身と対照的に決して人間を甘く見ていなかったメルクリモンの忠告にも耳を貸さなかった程であったが、結果的にこの性質が完全に命取りになってしまった。
DATSの完全体デジモン三体を圧倒できるだけの戦闘力を有し、人間界に理解を示し始めたイクトを裏切り者と称して攻撃したが、途中で乱入したギズモン:ATを鬱陶しく思い、撃墜を試みたが、眉間にATレーザーを浴びてよろめいてしまう(インフィニティーアローを発射していれば運命は違ったのかもしれない…)。
その隙にイクトを襲ったお礼参りとして我らが兄貴のパンチを食らい、牙が折れてしまう。トドメにライズグレイモンのトライデントリボルバーを受けて人間達への怨嗟を吐きながら死亡した(ギズモンの攻撃で転生が不可能になった為である)。
この時点でアグモン達には究極体をまともに相手できる戦闘力は持っておらず(三体がかりでもアーマー体ベースのバイオデジモンに苦戦している)、ギズモンがいなければ詰んでいた可能性が高い。
よりにもよって兄貴たちは朝食を食べる前に出動する羽目になった為、「古今東西、飯の邪魔をしたやつに正義があった試しはない」とまで評された(そもそも倉田がデジモン虐殺事件を起こした事をまだ知らなかった為)。
なお、本作には彼と双璧をなすもう一体の究極体レオモンが存在するが、詳細は彼の項目にて。
進化ルート
基本ルート
当初は完全体として扱われていた為、しばらくは進化前に当たる完全体枠が存在していなかったが、パンジャモンが実装されて以降はそちらが完全体に据えられた。何気に幼年期を同じくするガルルモン系同様に獣人になってから四足歩行にまた戻るという例だったりする(後に登場したレオモン系の究極体は二足歩行を維持した形態が多く、ディノタイガモンを除けば四足歩行型はむしろ少数派になりつつある)。
一方で、レオモン系という事で元はベアモン系の完全体として用意されていたグラップレオモンが完全体に据えられるというルートもあり、パンジャモンのいない作品やカードゲームでは主流であった。
『ハカメモ』ではトリケラモンやもんざえモンからも進化する。実はトリケラモンから進化するルートは前例があり、旧デジカで採用された実績があり、St-34ではトリケラモン×ピッコロモンの組み合わせとなっており、進化条件はたったこれだけ。レオモン要素どこいった。ちなみにもんざえモンが採用されたのは初代デジモンストーリーでバンチョーレオモンに進化したからだろう。
他のジョグレス例にはヴァジラモン×チャツラモン(St-785)、ズドモン×ランクスモン(サンバースト×ムーンライト)がある。ズドモンがジョグレス元になっているのはカードゲームで何度か進化前に設定されたからか、それとも牙要素が注目されたかのどちらか。
その他の進化元を見てみるとサイバードラモン(St-785)、ジュエルビーモン、ナイトモン(St-671)、マッハガオガモン、マンモン(Dα-115)、ラピッドモン(デジモンストーリー)など結構色んなタイプのデジモンから進化している事が分かる。
関連タグ
ディノタイガモン:事実上のサーベルレオモン(X抗体)。
テイルモン:手袋はサーベルレオモンを真似したデザインとなっている。