概要
騎士竜戦隊リュウソウジャーのリメイク作。
前作のパワーレンジャー・ビーストモーファーズと同様のハズブロ制作で、玩具も同会社である。
あらすじ
6500万年前、ラフコン星に突然、スポリックスという凶暴な生物が発生。ラフコン人らは防衛隊で戦うが、なすすべもなく星は壊滅状態に。
その後、スポリックスが恐竜のいる地球へと手を伸ばしていることを知ると、ラフコン軍の生き残りも地球へ向かい、戦闘を続行。再びピンチに陥ろうとしたところ、6体の恐竜を連れたモーフィンマスターから恐竜の魂を授けられ、パワーレンジャー・ダイノフューリーとなった。強大な力によりスポリックスを封印することに成功するが、リーダーのザイトを残して死亡してしまった。
そして2021年、ヴォイドナイトがスポリックスの卵を目掛けて基地に襲い掛かってきた!長年の眠りから目を覚ましたザイトは、地球人と共にスポリックスを巡る戦いが始まる!
登場人物
パワーレンジャー・ダイノフューリー
原典では現代人が全くいないメンバー構成だったが、本作では一部のメンバーが宇宙人、それ以外は普通の地球人になっている。
- ザイト/ダイノフューリーレッドレンジャー(リュウソウレッド)
ラフコン人の末裔。スポリックスを封印した際、再び必要とされるまでステーシスポッド内で眠っていた。頭の触角は引っ込められる。
- オライ・アカナ/ダイノフューリーブルーレンジャー(リュウソウブルー)
どんな恐怖にも怯えない勇敢な性格。スポリックスを見つけるため一人でも立ち向かうという少し無茶な面もある。母のラニと共にダイノヘンジを発見した第一人者。
- アメリア・ジョーンズ/ダイノフューリーピンクレンジャー(リュウソウピンク)
メディア会社のバズブラストで働くオカルトマニアなジャーナリスト。必要なことはちゃんとやるしっかり者。
- イジー・ガルシア/ダイノフューリーグリーンレンジャー(リュウソウグリーン)
ストイックなアスリート。ハヴィの義理の妹。
シリーズでは初の女性グリーン戦士。そもそもパワレンの設定上女性はスカートが付く設定だが、イジーはスカート嫌いのため剥いでいた(原典では男性だった為)。
- ハヴィ・ガルシア/ダイノフューリーブラックレンジャー(リュウソウブラック)
冷静なフリーミュージシャン。博物館に展示している緑の球体を破壊したことでダイノフューリーに変身する資格を得た。義理の妹であるイジーをとても大切に思っている。
尚Javiという名前はスペイン由来であるためJをhと発音することに注意。
- アイヨン/ダイノフューリーゴールドレンジャー(リュウソウゴールド)
ザイトと同じラフコン星人の生き残りで、スポリックスが暴走したと知るや否やいち早く立ち向かった。正義のためならどんなルールを破っても厭わなず、ザイトにリーダーの本質を悟らせた存在でもある。
生真面目なザイトとは対照的に、気さくな性格。
協力者
- ソロン
出身地不明。恐竜の様な見た目をしている。ザイトとは昔からの親友。ラフコン兵が地球に建てたとされるダイノヘンジで、卵に封印したスポリックスが暴走しないよう見守っている。
- ラニ・アカナ
オライの母で、考古学者。
歴代レンジャー
- ミック・ケーニック
パワーレンジャー・ニンジャスティールに登場したザイトと同じヒューマノイドタイプの宇宙人。鳥に変身して登場。ヴォイドナイトも求めているという「ニンジャネキサスプリズム」を捜してほしいとダイノフューリーレンジャーにお願いする。
スポリックスアーミー(ドルイドン族)
- ヴォイドナイト(ガイソーグ)
スポリックスを「エネルギー源」として求めている謎の騎士。ダイノヘンジからスポリックスの卵を奪い、産まれたモンスターらを使って活動する。
本拠地には、救命カプセルに眠る謎の女性がおり…。
玩具のフィギュア付属のダイノフューリーキーは紫であるが、ゾードの顔が原典の劇場版に登場するキシリュウジンになっている。
それぞれスポリックスの卵から生まれた幹部。
- スライサー(ワイズルー)
ヴォイドナイトとミューカスがレンジャーのデータをスポリックスにインプットすることで生まれた新たな幹部。攻撃する度に大声で宣言したり、戦った相手をレビューしたりなど変わった言動が多い。
- ヘンジメン(ドルン兵)
元々はダイノヘンジを守る存在だったが、ヴォイドナイトに洗脳され敵となってしまった。唸り声で会話をする。
アイテム
- ダイノフューリーモーファー(リュウソウチェンジャー)
初期メンバーの変身アイテム。ダイノフューリーキー(変身リュウソウル)を装填した後にバイザーを回す事で変身する。玩具では振動を検知すると戦闘サウンドが鳴るという仕様。しかしまさか同年度に日本で同じ仕様の玩具が発売されるとは誰も思わなかっただろう。
- クロマフューリーセイバー(リュウソウケン)
初期メンバーの武器アイテム。本作オリジナルとしてダガーモードにも変形する。
- ダイノフューリーキー(変身リュウソウル)
原典と同じくモーファーやセイバーに装填することで効果を発揮する。玩具ではただの板でTVにあるような変形はできない。
- ブーストキー(竜装用リュウソウル)
- アーマーキー(強リュウソウル)
- モサブラスター(モサチェンジャー)
ゴールドレンジャー用の変身アイテム。上部のスロットにモサレイザーキー(ゴールドリュウソウル)をセットし、先頭部のヘッドを回転させる事で変身する。
- モサブレード(モサブレード)
ゴールドレンジャー用の武器アイテム。読み方が原典と同じ。
- ダイノナイトモーファー(マックスリュウソウチェンジャー)
- シーズン2から登場するパワーアップアイテム。
- メガフューリーセイバー
本作オリジナルの武器アイテムで、メガゾードと連動する。主にレッドが使用するが、他のメンバーも使用する事がある。
ゾード
今回のゾード名は「恐竜名+武器+ゾード」となっている。原典とは違い、言葉は喋れない。モチーフが変更されている個体もいる。
- Tレックスチャンピオンゾード(ティラミーゴ)
- トリケラブレードゾード(トリケーン)
- アンキロハンマーゾード(アンキローゼ)
- タイガクローゾード(タイガランス)
- ステゴスパイクゾード(ミルニードル)
- モサレイザーゾード(モサレックス)
- ディメロンブレイジングゾード(ディメボルケーノ)
- ライトラプターゾード(シャインラプター)
- シャドーラプターゾード(シャドーラプター)
- コズミックラプターゾード(コスモラプター)
- プテラフリーズゾード(プテラードン/ピーたん)
メガゾード
コクピットのセットは『パワーレンジャー・サムライ』と『パワーレンジャー・ダイノチャージ』と同様、新規に作られている。
- Tレックスチャンピオンゾード バトルモード(キシリュウオー)
- ダイノフューリーメガゾード(キシリュウオースリーナイツ)
- ダイノフューリーメガゾード ブレードフォーメーション(キシリュウオートリケーン)
- ダイノフューリーメガゾード ハンマーフォーメーション(キシリュウオーアンキローゼ)
- ダイノフューリーメガゾード クローフォーメーション(キシリュウオータイガランス)
- ダイノフューリーメガゾード スパイクフォーメーション(キシリュウオーミルニードル)
- ダイノフューリーメガゾード ウォーリアフォーメーション(キシリュウオーファイブナイツ)
- Tレックスブレイジングメガゾード(キシリュウオーディメボルケーノ)
- Tレックスコズミックメガゾード(キシリュウオーコスモラプター)
- モサレイザーゾード バトルモード(キシリュウネプチューン)
- モサシャドーメガゾード(キシリュウネプチューンシャドーラプター)
- フュージョンウルトラゾード(ギガントキシリュウオー)
- プテラフリーズゾード バトルモード(ヨクリュウオー)
- プライマルウルトラゾード(キングキシリュウオー)
余談
- 6500万年前の出来事に起源を持つという物語設定は原典と一緒だったりする。
- 追加戦士のゴールドについては情報が容易に手に入るようになった今、(原作の放送から1年以上経っていたということもあり)もはやネタバレとなっていることをカバーするためか、上述したようにソロンの回想で存在しているという設定になっており、今後どう登場するかは不明。
- 敵が封印から解き放たれたという設定は手裏剣戦隊ニンニンジャーの妖怪に類似している。
関連項目
ネタバレ注意
実はスポリックスは元々ラフコン軍が開発した"平和を守る"ための人工生命体だった。ザイトは賛成派だったが、アイヨンは「危険な存在を適切な試験もなく解き放つのは間違っている」と批判していた。そして不幸にもアイヨンの不安は的中し、星は絶滅してしまった。
つまりラフコン星の絶滅の原因は外的侵略ではなく危険性を軽視し本来必要であったテストを行わなかった軍の杜撰さだったのである。シミュレーションが必要であることが良く分かる一面である。