概要
この世代は総合賞金額2強はともにゴールドアリュール産駒のダート馬であった。
地方を中心に活躍し、砂のサイレンススズカと称された逃げ馬スマートファルコン、同じく中央地方問わず活躍したエスポワールシチーである。
史上2頭目の変則二冠馬となったディープスカイ、親子4代GⅠ制覇のキャプテントゥ-レ、史上初のGⅠにおけるカラ馬1位入線となったポルトフィーノ、白毛初の重賞制覇となったユキチャン、G1などでたびたび大逃げを見せたシルポートもこの世代。ただ、牝馬は上の世代にウオッカとダイワスカーレット、下の世代にブエナビスタと挟まれた谷間の世代であり、目立った活躍馬が出なかった。一応先述のカラ馬1位入線であるエリザベス女王杯を勝っているリトルアマポーラがいる程度だが。
海外では7戦7勝の凱旋門賞馬ザルカヴァや、ヨーロッパ調教馬として最多のGⅠ14勝を挙げたゴルディコヴァと怪物牝馬2頭がこの世代にいる。また、ブリーダーズカップターフを連覇したコンデュイットや、シンガポール最強馬ロケットマン、マイルCSに3度挑戦したサプレザと日本競馬に馴染みのある馬もいる。他には米国の大種牡馬イントゥミスチーフや、ドレフォンの父として知られるジオポンティがこの世代。
代表馬
馬名 | 性別 | 勝利レース |
---|---|---|
エスポワールシチー | 牡 | フェブラリーS/JCダートなど多数 |
スマートファルコン | 牡 | JBCクラシック(2連覇)など多数 |
ディープスカイ | 牡 | NHKマイルC/日本ダービー |
キャプテントゥーレ | 牡 | 皐月賞 |
オウケンブルースリ | 牡 | 菊花賞 |
シルポート | 牡 | CBC賞(2連覇) |
アーネストリー | 牡 | 宝塚記念 |
トールポピー | 牝 | 阪神JF/オークス |
レジネッタ | 牝 | 桜花賞 |
ブラックエンブレム | 牝 | 秋華賞 |
オディール | 牝 | ファンタジーS |
マイネレーツェル | 牝 | |
リトルアマポーラ | 牝 | エリザベス女王杯/愛知杯 |
ポルトフィーノ | 牝 | |
サクセスブロッケン | 牡 | フェブラリーステークス |
スマイルジャック | 牡 | 関屋記念/東京新聞杯 |
エーシンフォワード | 牡 | マイルチャンピオンシップ/阪急杯 |
ユキチャン | 牝 | |
マイネルチャールズ | 牡 |