概要
「ブエナビスタ世代」というべき世代で、史上5頭目の4年連続GI制覇を達成し史上3頭目の4年連続JRA賞受賞した牝馬ブエナビスタの1強であった。
ブエナビスタのライバルだったレッドディザイア、他にフミノイマージン・イタリアンレッド・ブロードストリートなどもこの世代。
一方、牡馬はドバイワールドカップ2着でGⅠ4勝馬トランセンド、凱旋門賞2着のナカヤマフェスタ、浜中俊騎手GⅠ初制覇のパートナーであったスリーロールス、横山典弘騎手が念願の日本ダービー初制覇のパートナーであったロジユニヴァースなど。
史上初の同一GI3年連続2着を記録したワンダーアキュート、阪神1400のスペシャリストであったサンカルロなどもいた
地方競馬では中央競馬から金沢競馬に移籍したジャングルスマイルが一時代を築き上げ、11歳まで走り続ける息の長い活躍を見せた。
海外競馬ではこの年も怪物格がズラリ。母仔凱旋門賞制覇のシーザスターズを筆頭に、生涯無敗のオーストラリア最強スプリンターブラックキャヴィア、アメリカでは85年ぶりに牝馬でプリークネスS(アメリカ3冠2戦目)を制したレイチェルアレクサンドラ、JC参戦経験もあり、9歳まで現役を続けた中距離の鬼シリュスデゼーグル、種牡馬として来日し活躍馬を輩出しているハービンジャー、フランスの女傑で日オークス馬ソウルスターリングを生んだスタセリタもこの世代であたる。
代表的な馬
馬名 | 性別 | 主な勝利レース |
---|---|---|
ブエナビスタ | 牝 | '08阪神JF、'09桜花賞・優駿牝馬、'10VM・天皇賞(秋)、'11JC |
ワンダーアキュート | 牡 | '12JBCクラシック、'14帝王賞、'15かしわ記念 |
トーセンジョーダン | 牡 | '11天皇賞(秋) |
ナカヤマフェスタ | 牡 | '10宝塚記念 |
トランセンド | 牡 | '10・'11JCダート、'11フェブラリーS・マイルCS南部杯 |
スリーロールス | 牡 | '09菊花賞 |
ロジユニヴァース | 牡 | '09東京優駿 |
レッドディザイア | 牝 | '09秋華賞 |
アンライバルド | 牡 | '09皐月賞 |
セイウンワンダー | 牡 | '08朝日杯フューチュリティステークス |
ジョーカプチーノ | 牡 | '09NHKマイルカップ |
ストロングリターン | 牡 | '12安田記念 |
スーニ(USA)(船橋) | 牡 | '08全日本2歳優駿、'09・'11JBCスプリント |
テスタマッタ(USA) | 牡 | '09ジャパンダートダービー、'12フェブラリーS |
リーチザクラウン | 牡 | '09きさらぎ賞、'10 マイラーズカップ |
フミノイマージン | 牝 | '12札幌記念、'11愛知杯など重賞4勝 |
イタリアンレッド | 牝 | '11府中牝馬S・小倉記念など重賞3勝 |
ブロードストリート | 牝 | '09ローズS |
サンカルロ | 牡 | '11・'12阪神カップなど重賞4勝 |
ワンカラット | 牝 | '09フィリーズR、'10キーンランドCなど重賞4勝 |
フォゲッタブル | 牡 | '09ステイヤーズS・ダイヤモンドS |
ネコパンチ | 牡 | '12日経賞 |
カキツバタロイヤル(船橋) | 牡 | '10サンタアニタトロフィーなど重賞6勝 |
ジャングルスマイル(金沢) | 牡 | '11百万石賞など重賞11勝 |
海外馬
馬・生産国 | 性別 | 調教国 | 主な勝利レース |
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シーザスターズ(IRE) | 牡 | IRE | 凱旋門賞など |
ブラックキャヴィア(AUS) | 牝 | AUS | GI10勝など25戦無敗 |
レイチェルアレクサンドラ(USA) | 牝 | USA | プリークネスSなど |
シリュスデゼーグル(FR) | セ | FR | ドバイシーマクラシック/ガネー賞など |
ハービンジャー(GB) | 牡 | GB | KG6&QE2S |
スタセリタ(FR) | 牝 | FR | サンタラリ賞/仏オークスなど |
ウマ娘プリティーダービーにて
以下の競走馬がウマ娘として登場している。09世代(ウマ娘)も参照。