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トーラス(MS)の編集履歴

2022-05-08 10:29:48 バージョン

トーラス(MS)

とーらす

トーラスとは、テレビアニメ『新機動戦記ガンダムW』に登場するモビルスーツおよびモビルドール。

機体データ

形番OZ-12SMS
全長16.8m
重量7.9t
装甲材質チタニュウム合金

アビリティレベル

ファイティングアビリティ100
ウエポンズアビリティ110
スピードアビリティ125
パワードアビリティ110
アーマードアビリティ110

機体説明

エアリーズに替わる航空戦力として開発された可変モビルスーツ

機体名はおうし座に由来する。

背中のバインダーで両腕を覆うことにより、高速移動用の航空機形態に変形する。

また、多少の調整で宇宙戦闘にも対応可能な高い汎用性を持つ。

メインの装備は、ビームガンとビームカノン。

主なパイロットはルクレツィア・ノインレディ・アンヒルデ・シュバイカーなど。


本格的な登場は舞台が18話で宇宙に移ってからとなるが、完成品自体は4話とかなり早い段階で登場していた。ある意味Wの序盤はトールギスをゼクスに届ける事やスペシャルズ台頭による反乱軍の鎮静化に並びトーラスの試作品を宇宙に送り届ける事がOZの使命だったと言える。


モビルドールシステムの導入直後は有人型にそのままシステムを搭載していたが(そのためか無人の機体の中の動作がホラーチック)、システムの実用化以降はコクピットを排除した無人型の生産が主流となり、有人型はこれら無人型の指揮統制に用いられた。

機体スペックはMS形態のまま飛行も可能でエアリーズやエアリーズ並みの高機動飛行リーオーを軽く上回る速度と驚異的な加速力(静止から一瞬で8G以上まで加速しそのまま戦闘行動が可能)とMDによる反応速度を発揮する。

また運動性においてもトールギスや高級機、ガンダムなどと同様に鋭角的な挙動も可能

また、トーラス専用の輸送機としてトーラスクルーザーというものもあり、こちらは単体でも使用できる。

後継機ビルゴの登場後も、ビルゴの一歩上のその飛行性能、高速戦闘や長距離任務において第一線で運用され続けた。


機体色はOZ正規軍仕様が黒、OZプライズ所属機が紫とカメラカラーが緑、サンクキングダム仕様が白、ホワイトファング仕様が赤茶色とカメラカラーが水色、となっており勢力ごとに塗り分けられ区別されている。

ホワイトファングは、ビルゴの量産が軌道に乗ると全く見られなくなったため、一般的にはOZのロームフェラ派がMDで多用した黒と、サンクキングダムに所属してからEWまで使い続けたノイン機の白が知名度が高い。


接近戦用の武装は基本的に持たないが、素手や肘の突起、ビームライフルや鋭利な頭部先端を衝角として使用することができる。

なお、サンクキングダム仕様機は追加装備としてビームサーベルを有し、OZ機はレーザーガンを装備したケースもある。


本編では、OZの機体は、ホワイトファングによるオペレーション・アルテミスのバルジ攻略後、離反したトレーズ派のOZ将校やロームフェラ派の宇宙軍残党が蜂起したときに使用されたのが最後の登場となった(世界国家とホワイトファングの最終決戦のEVE WARSの際には、世界国家側はトールギスⅡ以外リーオーのみであった)

戦後は、相当数残されていたようでマリーメイア軍が本拠地としていたX-18999コロニーの防衛や陽動にMD無人機が使われている。



マリーメイア軍が挙兵した際には、これに対抗するためにノインがゼクスと共に500機以上のサーペントを相手に敵パイロットを一人も殺すことなく8時間以上の持久戦を展開するという凄まじい活躍を見せた。

かねてよりゼクスが「ノインがわざと2番手でいてくれたおかげOZの士官学校を主席で卒業出来た。」と発言している通り、ノインの技量がゼクスに匹敵している事が窺えるケースである。


武装

ビームガン

標準的なビームライフルだが、デザインはかなり独特な形状をしており、性能はリーオーのものより遥かに向上している。

戦闘バンクで多用されたMD搭載機が明らかに人の動きではない緻密な速さでビームを乱射するカットは軽くトラウマもの(しかも無駄に作画のクオリティが高い)。


ビームカノン

トーラスカノンとも言われる。ビームガンでは突破が難しいガンダニュウム合金にもダメージを与えられるほどの破壊力を持つ。一応宇宙でならリーオーでも使用できる。

中破状態のガンダムデスサイズ破壊を命じられたOZに潜伏していたトロワ・バートンは、自分が内通者ではないことを証明するためにあえてこの武装を選んで破壊に応じた。

実はトーラス投入前にもOZを襲撃してきたシェンロンガンダムに対抗するために試作型が先行登場しており、地上ではエアリーズでも二機がかりで運ぶのがやっとだった。しかし、敵がまだ少年だったことに咄嗟の情が出てしまったノインが攻撃中止を叫んでしまったため、その隙を突いたシェンロンに逆に武装を奪われた上にトーラス輸送艦を撃墜されてしまった。


レーザーガン

オプション装備。OZ宇宙軍がホワイトファングに接収されたビルゴのプラネイトディフェンサー対策に使用した。

しかし、緊急事態だったのもあって出力調整がなされておらず一部個体は暴発を起こしている。


ビームサーベル

オプション装備。サンクキングダム仕様機のみに搭載。後述の通り、主にカトル・ラバーバ・ウィナーが使用している。


関連動画


立体物

バンダイから簡易整形プラモデルリミテッドモデル」で立体化されている。

成形色が白一色であり、塗装見本・レシピから恐らくサンクキングダム仕様。

航空機形態への変形機構はオミットされており、付属武器はビームライフルのみ。接着剤の使用箇所は大腿部と背部ウイングパーツ(後者は接着剤無しでも嵌められるが、強度はそこまで強くないので接着推奨)。

ガンダムシリーズのリミテッドモデルで最後にリリースされただけあって、完成度は今までのLMと比べて高い方である。


余談

設定段階ではルクレツィア・ノインが搭乗者として想定されており、彼女の(当初の)イメージ 「シャープ」を表現すべくデザインされた。

実際はノインより険しい性格のレディ・アンが先に搭乗し、ノインはより母性的なキャラクター設定になったという顛末があった。

トーラス

また、この作品らしく本編内でガンダムのパイロット達もガンダムの代用機としてこの機体に搭乗したことがある。その際、サンクキングダム所属時のカトル・ラバーバ・ウィナーが乗ったトーラスはこの作品でもかなり珍しいビームサーベル二刀流で敵を撃墜し、トロワ・バートンの乗ったトーラスはビームライフルとトーラスカノンを両脇に抱えて乱射し敵部隊の多くを殲滅するというそれぞれのガンダムパイロットの戦闘スタイルをそのまま汎用したような扱いをしていた。


レーザーガンのデザインは、ジムコマンドなどのブルパップマシンガンからの流用。


関連項目

新機動戦記ガンダムW ガンダムW MS MD OZ(ガンダムW) 量産機

リーオー エアリーズ トラゴス ビルゴ ビルゴⅡ ヴァイエイト メリクリウス サーペント キャンサー パイシーズ トールギス トールギスⅡ トールギスⅢ

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