概要
これまでに連続ドラマ4本、単発ドラマ6本が放送された。
何れも日本テレビ系列局(ほか)の土曜21時から(1時間枠の場合の正式名称は土曜ドラマ)での放送で、主役の金田一一役はジャニーズ事務所のアイドルが務める。
特に1995年から97年にかけて放映された堂本剛主演の第1~2シリーズは平均視聴率20%を超え、共にクール1位の大人気を誇り、劇場版化もされた。かなり緊迫感のある作りになっており、印象的なテーマ曲が未だにトラウマという人も多い。
その後、松本潤、亀梨和也、山田涼介、道枝駿佑が主役を演じている。
また、堂本版のエピソード「金田一少年の殺人」でキーパーソンになる都築瑞穂役を演じていた子役時代の鈴木杏(ドラマ初出演)が、成長後、松本版では七瀬美雪役を演じるという事もあった。
堂本版、松本版については共に、2時間のスペシャル版が放送され、それが好評だったことでレギュラー放送となった経緯がある。
しかし、亀梨版は「一がジッチャンにコンプレックスを持っており、ジッチャン嫌い」、「一が茶髪でチャラい」、「美雪(一も)がミス研ではなく陸上部所属」などといった今までになかったオリジナル設定や、どちらかというと三枚目な金田一や剣持警部役を二枚目の亀梨和也や加藤雅也が演じる等ミスキャストにより批判され、視聴率は振るわず、シリーズで唯一、レギュラー放送には至らなかった。また、唯一、ソフト化、配信もされてないため、視聴するには放送当時、録画していない限り、見ることは不可能となっている。
亀梨版から8年経った2013年1月に日本テレビ開局60周年記念企画の第1弾としてスペシャルドラマが放送された。
視聴率は振るわなかったものの視聴者からは好評だったことで翌2014年1月、スペシャル版第2弾が、夏には『金田一少年の事件簿N(Neo)』として、13年ぶりに連続ドラマ化された。
因みに、同原作作画コンビによる『探偵学園Q』も実写ドラマ化されており、こちらも2時間のスペシャル版放送から好評につき、レギュラー放送となっている。こちらも放送局は日本テレビ系列局(ほか)である。
同シリーズで金田一を演じた山田涼介はこちらで天草流役で出演しており、このコンビの作品に関わったのは『探偵学園Q』が先になる。 主題歌はHey!Say!JUMP。
剣持警部役にはお笑い芸人の山口智充、実写ドラマでは堂本シリーズ以来(初代真壁誠は佐野瑞樹)の登場となる真壁役には浅利陽介が起用された。
2014年金田一としては初めてドラマとアニメの同日放送が実現している。
2022年に山田版から8年ぶりにドラマ放送が決定。一役にはなにわ男子の道枝駿佑が起用された。
また、美雪役は上白石萌歌が、剣持警部役は沢村一樹が起用される。
上白石萌歌は山田版金田一で「銀幕の殺人鬼」にゲスト出演しており、鈴木杏(堂本版のゲストから松潤版の美雪役)、成宮寛貴(松潤版のゲストから山田版の高遠役)と同様の経緯を持つ。
なお、今回は単発のスペシャル版の放送はなく、今回は4月から日曜ドラマでの放送。これまでは映像化されていない事件を取り扱ってきたが、今作は初代放送から27年も経過していることから一度映像化した事件のリメイクも取り扱っている。ただし1話で放送が予定されている『学園七不思議殺人事件』では現代にそぐわないもの(ワープロ・フロッピーディスク・第二次世界大戦)があり、そこについては大幅な改変を行うと明言している。また、5月1日放送予定であった第2話は、4月23日に発生した「知床遊覧船沈没事故」を受けて放送を延期、1週間後の5月8日へと順延することとなった。その代わりに初代の「悪魔組曲殺人事件」を放送。
主題歌はなにわ男子のThe_Answer
登場人物
主要人物
金田一一
全作品とも基本短髪で固定されている。
初代(堂本版)は悪ふざけをして場を和ませたりするなど、ムードメーカー気質の明るい高校生。不動高校への転校生として登場した。
剣持のことは序盤では「刑事さん」や「警部」など畏まった言い方だったが、後に「おっさん」と原作通りの呼び方をするようになる。
二代目(松本版)は少しクールで、美雪などの身内以外には自分から話しかけることが少ないなど人見知りの気がある。また妄想が激しい現実に戻ってこないこともしばしば。
事件を解決していく中で「誰も死なせたくない」という想いを持つようになり、時には犯人を救い出すなどの活躍を見せる。
三代目(亀梨版)は所謂チャラ男。可愛い女子に声をかけたり今時の言葉を使うなど全体的に軽い印象。祖父のことは誇りに思っているが逆に重荷となっており『金田一耕助の孫』として見られることを嫌っている。
Neoこと四代目(山田版)では破天荒かつひょうきんな性格となっている。美女や女性の胸に並々ならぬ興味を持つなど原作張りに助兵衛で、美雪を異性として強く意識している場面が多い。
SP第一弾では初めてちょんまげが再現された。
五代目(道枝版)ではマイペースな人物になっており、赤点テストを隠滅するためにボヤ騒ぎを起こすなど原作と同じく問題児扱いされている。また被害者の遺した暗号を一目見ただけで解き明かすなどIQ180の設定が強調されている。
七瀬美雪
基本的に原作通りの優等生だが、スタイルの良かった原作と違い基本スレンダー。
初代では原作とほぼ同じだが明るく芯の強い人物で一に対しては強気な発言やツッコミをすることも多い。また、髪型も変えているなどオシャレさん。
二代目は明るく元気な高校生として登場。一への好意を隠していないなど素直な性格として設定されている。
三代目では陸上部に所属。それ以外では性格や設定などの差異はあまりない。
四代目では勝気な面が強く出ており、一にデリカシーのない言動をされて怒ったりビンタすることもしょっちゅうである。
五代目は原作に近く、一のマイペースな発言にツッコミを入れるなど世話焼きな面が出ている。また、幼い頃のツーショットを大事に持っているなど異性として意識している。
剣持勇
原作での明智健悟の役割も担当することもある。
初代では紳士的な立ち振る舞いをする刑事で、全体的にスマートな印象となっている。
二代目では真面目で無骨な人物となっており犯罪を決して許さない熱い正義感を持つ。しかし、仕事以外ではノリの良い意外な一面を見せるなど原作に限りなく人物像となっている。
三代目は古めかしい印象を持つ堅物な刑事で一の使う若者言葉が今一つ分からない。また扇子を常備している。
四代目はコミカルかつ温厚な人物となっており、一との距離感はこれまでのシリーズと比べると友達感覚で近いが、彼の心情を案じて事件から手を引くように進言するなど大人としての対応を見せる。
五代目は初代に比較的近い人物像となっており、紳士的な対応を見せるが一のペースに押されることもある。
また、一との絆を強く演出するためか三代目を除く初代~四代目は中盤もしくは序盤に「ハジメ」と下の名前で呼ぶ。ドラマ独自の要素としてオリジナルキャラの部下を連れていることもある。
その他
真壁誠
初代とNeoで登場したが、どちらも性格が異なっている。
原作と違い初代では同級生となっており、眼鏡をかけたプライドの高い人物として設定されているが、金田一とは悪友として良好な関係である。また弟がいる。
Neoでは原作と同じくミス研の先輩だがオカルト好きののほほんとした性格で、一を含む後輩たちとの関係は良好。
5代目では初代と同じく同級生で設定で登場し、原作に近い人物像となった。
佐木竜太/竜二
原作と違い殺されない。また、兄弟共通して関わっていない事件にも同行する。
鷹島友代
某事件で真壁との関係が逆転した。5代目では現段階では配役はなく、登場すらしない可能性がある。
速水玲香
家族が判明する話が堂本版と松本版で分割された。
明智健悟
堂本版のみ登場。
原作初期の嫌味っぷりが増していて、それ以降はほとんど登場しない。
高遠遙一
松本版とNeoで登場。
Neoでは愉快犯としてのドライな一面が強く出ている。
原作との違い
- 不良臭、エロはカットされ、代わりにグロテスクやホラーが増している。
- 一部ゲストキャラは準レギュラーが兼任されたり、役割統合されていたりする。
- 枠の都合で季節が変わったり、舞台が変更されている。
- 登場人物が多いせいなのか、原作キャラに似せた漫画チックなカツラ、制服が使われることはない(だが、薔薇十字館のような漫画チックな事件にも挑戦している)。
原作&アニメとの関連性
- 原作で金田一が「一人じゃない」をカラオケで熱唱するシーンがあり、ドラマ版の俳優のパロディ、自転車など、ドラマ版から逆輸入した設定が多数登場する。
- アニメ版で一と美雪がこのドラマの堂本剛、ともさかりえに似せられているカットが数ヶ所あり、一番最初のEDはともさかりえが歌った。
- Neoの次回予告で、山田涼介版金田一とアニメ「金田一少年の事件簿R」の金田一が共演する演出がある(初代金田一アニメで、金田一一の次に江戸川コナンが登場するのに匹敵する演出である)。
- BGMはドラマ版はダウナー、アニメ版はアッパー傾向である。
- 金田一少年の映画のうち、「上海魚人伝説」のみが実写映画であり、映画すべてが小説版が原作になっている。
- ドラマへの皮肉なのか、原作で真壁誠と鷹島友代(特に真壁誠)が一般人のまま何度か再登場を果たしている。
堂本版
学園七不思議殺人事件
- アニメ版の一話にも設定された。
異人館村殺人事件
- 六角村が十字架村に変更。どっちみち封印作品に。
- 連城が登場せず、代わりに若葉の父が袋を被っている。
悲恋湖殺人事件
- 原作の『悲恋湖伝説殺人事件』。
- 橘川を美雪の従兄ではなく、一と美雪のクラスメートに変更。遠野と美雪の噂話をカット。一部のメンバーのカット。
オペラ座館殺人事件
- 演劇部が部員不足であるため、ミス研がお手伝いというカタチで合宿に同行する。ちなみに顧問は不在。
秘宝島殺人事件
- 演者が本当の女性のため、バレはカツラを取るに変わった。
首吊り学園殺人事件
- 舞台を予備校から不動高校に変更。原作の千家は出ず、真壁が千家役に。
首無し村殺人事件
- 原作の『飛騨からくり屋敷殺人事件』。
蝋人形城殺人事件
- 犯人が憎む被害者が三人から四人に変更。原作の三人目が殺人ではなく事故(超能力、天罰のような演出)で死んだ。
~推理ゲーム期間中常に参加者が蝋人形と同じ衣装を着用。(漫画.アニメ版は初日のディナーとビリヤードのみ)
雪夜叉伝説殺人事件(SP)
- 目撃証言をするモブの老人が終盤で重要人物化した。
悪魔組曲殺人事件
タロット山荘殺人事件
- 時期が夏だった為、原作の雪に関するシーンの差し替え。官僚の面接のシーンと赤ずきんちゃんの夢はカット。
- ある人物が登場しないため、その人物が担っていた役割を複数の人物に分けていた。(検死役、タロットに精通+寝ずの番役)
金田一少年の殺人
- 1時間完結のため、暗号と殺害される人物・人数が変更される。
怪盗紳士の殺人
- 本物の怪盗紳士が気球ではなく、バイクに乗って逃走する(だが、別の事件で高遠がヘリウム風船を使った)。
異人館ホテル殺人事件
- 時期が夏だったため、怪人名は赤髭のサンタクロースではなく冥界の道化師に変更。
銀狼怪奇ファイルの出演者が推理をサポートする。
墓場島殺人事件
- 犯人の一人が変更され、ギャップを狙った作りになった。
- 肝心のトリック、犯人当てよりも無人島でいかにして生き残るかにピントが当たった作りになった。
上海魚人伝説
松本版
魔術列車殺人事件
- 列車内でマジックショーは行われない。
幽霊客船殺人事件
- 漂流エピソードの追加。
仏蘭西銀貨殺人事件
- 即興ドレスの材料はテーブルクロスからカーテンに変更。
黒死蝶殺人事件
- ある人物が登場せず、次女が次男に変わった為、オチ変更。
速水玲香誘拐殺人事件
- ある人物が関わらないため、怪人名が「道化人形」から「影法師」に変更。
魔犬の森の殺人
- 犯人の性別が変更された。
露西亜人形殺人事件
亀梨版
吸血鬼殺人事件
山田版(Neo)
香港九龍財宝殺人事件
- 一部登場人物の読み方や表記が変更。
獄門塾殺人事件
- 日本とマレーシアの共同制作のためゲストキャラがほぼ変わっている。
銀幕の殺人鬼
- 舞台を不動芸術高校から不動高校に変更。
- 事件解決後、映研は廃部になり、残ったメンバーはミス研に転部し準レギュラーとなる。
ゲームの館殺人事件
1話完結にした都合上、事件1つが削除された。
鬼火島殺人事件
- 登場人物を大幅削除し、犯人と島の設定に焦点を当てた。
- 犯人は長髪ではなく高い襟で首の紐を隠した。
金田一少年の決死行
- 舞台を香港から横浜に変更。それに伴い中国人だったキャラクターが日本名に差し替えられいる。
雪影村殺人事件
薔薇十字館殺人事件
道枝版
学園七不思議殺人事件
- 真壁が2年、鷹島らしき人物がいないことを除けば比較的現代に沿った設定で登場。ただし時代背景の違いから現代社会に相応しくないものについては改変が行われる。
聖恋島殺人事件
- テレビクルーは丸ごと削除。記録係は佐木に変更。
- 第1の事件と第3の事件の発生時期を入れ替え。
関連タグ
外部リンク
※一代目:堂本版の第1&2シリーズは日テレ公式サイトのバックナンバーに既にない。