※ご覧のメイン画像は指定ミス等ではありません。
概要
武器として使用しない場合の用途はミキサーを参照の事。本当に、この形状なのだから仕方がない。
ウィザードリィにはよくある事です。
なお、現実では武器としては使用できません。当然ですが、真似をしないように。
wizardryシリーズは日本では『本格的』『硬派』といったイメージで浸透したが、元々はパロディ・脱力系ギャグを散りばめた悪ノリ的な側面、いわゆるバカゲー要素が強かった。
"BLADE CUSINART'"もしくは"BLADE CUISINART"もそのうちの一つであり、シナリオ#1ではトップクラスの性能を誇る強力なものだが、元ネタは調理器具メーカー・クイジナート(Cuisinart)社のハンドミキサー。
『#4』で秘薬を作る際の掻き混ぜ棒としてカシナートの剣を要求されるのもこれが理由(なお『#4』の主役はワードナ(魔術師)とモンスターなのでカシナートの剣は装備できない)。
不確定名は"SWORD"だが、魔法(物理)エネルギーと機械的構造の組み合わせで刀身が高速回転し、魔物(食材)を切り刻むという完全なネタ武器である。
日本語翻訳版や、Wizardry外伝以降のいわゆる『和製wiz』では普通の形状の剣ということになっており、カシナートは刀匠の一門という扱いになっている。お陰で前述の掻き混ぜ棒ネタが日本人プレイヤーには意味不明になってしまった。
※ただし外伝Ⅰを舞台にした小説『ウィザードリィ外伝女王アイラスの受難』では「棒の先に刃の有る風車のようなものが付いており、それが高速回転することで敵を切り裂く」と、原点に近い(?)カシナートの剣が登場している。
本家合衆国でも#6・#7ではアイテムのアイコン画像が表示されるが、"BLADE CUISINART"のアイコンはやはり普通の剣に見える。
カシナート帝国
なお2000年に発売された『ウィザードリィ エンパイア 古の王女』の舞台となるのはいにしえの帝国『カシナート』であり、他にも『冒険王ギルガメッシュ』『店主ボルネーゼと店番タック』『主席司教カント』『皇帝ミルダール』『第一王女リルガ』『第二王女ニルダ』そして『騎士マーフィー』と、どこかで聞いたような名前がちらほらと。
他作品での扱い
ととモノ。では「ミキサーブレード」という、隠す気も何もない名前で登場している。
異界戦記カオスフレア:同じく「ミキサーブレード」の名で登場。
ゴブリンスレイヤー:かつて《死の迷宮》でも勇名を馳せたという「古の名剣」に「カシナート」のルビが振られている。書籍12巻で実物が登場したが、その形状は混沌の先兵(ケイオスマリーン)の手に握られたチェーンソードだった。
なお、TRPGにも登場しているが、価格15,000というのは(こちらは銀貨だが)本家のカシナートと同じ。
他社作品だが、フラワーナイトガールでは普通の泡だて器(を大型化したようなもの)を武器にした花騎士が登場している。
更に他社作品では、プリンセスコネクト!Re:Diveでも泡だて器型の武器が登場している。